「生活環」の版間の差分

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生活環とは、生物の成長、生殖による変化が一通り出現する[[周期]]の一つを指す言葉である。[[生活史]](せいかつし)もほぼ同じように用いられることもあるが、こちらはむしろ[[生態学]]的な意味が強いのに対し、生活環は核相の変化、[[世代交代]]など生殖にかかわる部分を見る場合に使われる。
 
一般に、生物は[[栄養]][[摂取]]し、成長し、一定時間の生活を営む時期と、繁殖のための特別な活動を行う時期がある。これらを経て、生物はその姿を変えて行く。その中で、ほとんど姿を変えず、時に[[生殖細胞]]の形になるだけのものがあるが、何通りかの[[生殖細胞]]があり、それぞれから現れる姿が異なるものもある。特に、生活を営む姿が生殖細胞を隔てて2つ以上ある場合、[[世代交代]]と言われる。しかし、いずれにせよ、それらの姿の出現順番や出現する状況は一定であり、もとの状態に戻る。この一回りが生活環である。
 
生物の生活環にはいろいろな型がある。[[動物]]のそれはたいてい簡単で、変化がないが、[[植物]]や[[藻類]]、[[菌類]]には多くの型があり、大分類において重要な特徴と考えられてきた。ただし、他の形質から近縁と思われる群に於いて異なった生活環の型が見られる場合もあるので、意外に変わりやすい形質ではないかとの指摘もある。