「平成24年台風第24号」の版間の差分

11月23日に[[カロリン諸島]]・[[ポンペイ島]]の南方の海上で形成が始まった。11月25日にはポンペイ島の南南西410キロ付近で[[熱帯低気圧]]となり、11月27日に[[マーシャル諸島]]の北緯4度付近で台風となり、アジア名「ボーファ（Bopha）」と命名された<ref name="digital" />。命名国は[[カンボジア]]で、[[花]]を意味する<ref name="digital" />。なお、[[フィリピン大気地球物理天文局]]（PAGASA）はこの台風について、フィリピン名「パブロ（Pablo）」と命名している。台風は西進し、12月3日に[[パラオ]]の南方を通過<ref name="digital" />。12月4日に[[フィリピン]]・[[ミンダナオ島]]東岸に上陸したの後<ref name="afp1">{{citeweb|url=httphttps://www.afpbb.com/articlearticles/disaster-accidents-crime/disaster/2915239/?pid=9943647 |title=台風24号がフィリピン南部を直撃、115人死亡 |publisher=AFPBB NEWS |date=2012-12-05 |accessdate=2012-12-06}}</ref>、島を横断して[[南シナ海]]へと抜けた。南シナ海で停滞していた台風は8日ごろから[[ルソン島]]に接近していたが<ref>{{citeweb|url=https://web.archive.org/web/20121213010820/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121209/k10014057331000.html|title=フィリピン 台風再接近で警戒|publisher=[[日本放送協会]]|date=2012-12-09|accessdate=2012-12-09}}</ref>、9日に熱帯低気圧となった。熱帯低気圧はルソン島に再接近した後10日に消滅した。

ミンダナオ島を中心に全土で暴風雨による倒木や飛来物・洪水・土石流などが発生。6日までに確認された死者はミンダナオ島東岸で258名、南部の[[バターン州]]・[[コンポステラ・バレー州]]で191名など計475名、行方不明者は少なくとも377名とされ、全国で約18万人が公共施設などに避難した<ref>{{citeweb|url=httphttps://www.afpbb.com/articlearticles/disaster-accidents-crime/disaster/2915366/?pid=9951591 |title=フィリピン台風被害、死者470人超す |publisher=AFPBB NEWS |date=2012-12-06 |accessdate=2012-12-06}}</ref>。台風による洪水などで25万人以上が家を失い<ref>{{citeweb|url=http://www.cnn.co.jp/world/35025439.html |title=台風の死者４００人超、２５万人が家を失う　フィリピン |publisher=CNN.co.jp |date=2012-12-07 |accessdate=2012-12-09}}</ref>、9日までに確認された死者は540名、フィリピン全土での被災者数は540万人に達した<ref>{{citeweb|url=http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/2012120901001456.htm |title=比、台風の被災者５４０万人に　死者５４０人超 |publisher=[[河北新報]] |date=2012-12-09 |accessdate=2012-12-09}}</ref>。フィリピン政府は国家災害(日本の激甚災害に相当)に指定した。台風直後のミンダナオ島では10日にM5.8の地震も発生した。