「オクターヴ」の版間の差分
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オクターヴが単に8度音程という意味であるため、厳密には重減8度・減8度・完全8度・増8度・重増8度を含むが、一般にオクターヴと表現する際は、完全8度音程やその音程を隔てた音のことを意味する。時には8度音程としての1オクターヴだけでなく、2オクターヴや3オクターヴなど、数オクターヴのことを意味することもある。また、七音音階以外の場合でも周波数比2:1の音程に対してオクターヴという用語が広く適用されることもある。
音高が異なっても1度の音程と同じ音名である。
ノートナンバー・半音単位に換算すると±12の計算である。チューニングのセント単位で表すと±1200セントである。ある音を基準に、1オクターブ上がると周波数が2倍になり、1オクターブ下がると周波数が1/2倍(半分)になる。鍵盤の数で表すと、1オクターブは13鍵、1オクターブ半は19鍵、2オクターブは25鍵。2オクターブは、音程でいうと、完全15度である。フルオクターブは、ノートナンバー0~127の約10オクターブ半である。
電子ピアノ・電子キーボード、DTMといった電子楽器には、オクターブの設定があり、その名は、オクターブシフトと呼ばれる。鍵盤数が5オクターブ以上の場合、設定値は-2~0~+2の5段階で、±2オクターブの範囲で変化する。オクターブシフトは、ノートナンバー0~127のうちの、下の方のオクターブに当てはめたり、上の方のオクターブに当てはめたりするもの。
オクターブ単位で設定する音高を表現するものは「フィート」と呼ばれる。ピアノ通りの実音は8フィートで、ノーマルの楽器の音色である。ここから1オクターブ下げると16フィート、1オクターブ上げると4フィ—ト、2オクターブ上げると2フィートになる。
インドにおいては、オクターヴに相当する用語として、7を意味する“saptak”(サプタカ)という語が使われている。これは、1サプタカに7個の音(Sa, Ri, Ga, Ma, Pa, Dha, Ni)が含まれているためであるが、西洋音楽とは異なり、同度を0度と数える方式によっているためである。
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→周波数が10倍の「デカード」のことか?
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==オクターブ表記==
音名とオクターブの数値の組み合わせを表して変換したものを「オクターブ表記」「オクターブ番号」といい、鍵盤上でどの高さの同じ音名の区別を意味している。オクターブ表記の音名は英語音名で表す。オクターブ表記の区切りは、最低音はC、最高音はB。例えば、同じCの音名の中でも低い音域にあるものから順にC0、C1、C2、C3、C4…と数字を付け、各オクターブのどの高さのCなのかを区別するために表記する。<br>
オクターブ表記については、問題点があり、オクターブ表記の位置がメーカーによって番号が1つずれている。例として、ノートナンバー69(440Hz)は、国際式、カシオ、ローランドではA4、ヤマハ式ではA3で、国際式より1つ小さい数字で、オクターブ表記が統一されていない。「440Hz=A4」の場合、真ん中のド(約261.63Hz)はC4、88鍵ピアノはA0~C8、ノートナンバー0~127は、C-1~G9、「440Hz=A3」の場合、真ん中のド(約261.63Hz)はC3、88鍵ピアノはA-1~C7、ノートナンバー0~127は、C-2~G8となる。国際式の根拠は、おそらく、88鍵のピアノの最低音がマイナス表記では好ましくなく、A0という0表記に、88鍵のピアノの一番低いドはC1の1表記になるようにしたらしい。オクターブ表記については、メーカー全体を見ないとわからない。<br>
問題となる音高は、88鍵のピアノの一番低いド=ノートナンバー24(約32.7Hzのド)であり、これをC0とするかC1とするかの違いである。C1の理由は、音程の度数と同様、周波数の整数比が1:1の音程が0度ではなく1度であることと、「0=全く無い」の意味という関係かもしれない。「最初から始める」を、「0から始める」とするか「1から始める」とするかの違いと同じである。「ノートナンバー69(440Hz)=A3」の場合、ノートナンバー24(約32.7Hz)はC0となる。これからのオクターブ表記は、全て、ヤマハ式と同じ「ノートナンバー69(440Hz)=A3」で統一した方がよさそうな気がする。<br>
「ノートナンバー69(440Hz)=A3、ノートナンバー24(約32.7Hz)=C0」とする長所の理由・根拠は、ノートナンバー24(約32.7Hzのド)は、音域名のコントラバスの最低音で、「下一点は」で、階の表示では地下1階で、コントラバス及びエレクトリックベースは5弦のみ出せる音で、楽曲としてちょっと使いにくく、あまり使われない音で、楽曲として使える音域の最低音で、基音のみは聴こえにくい。0は、自然数、ノートナンバー(0~127)、オクターブシフト、トランスポーズ、チューニングのセント単位、調号の数、RGB値、角度、リセットの数値、年などで使われ、0(ゼロ)はアルファベットのO(オー)や〇(丸印)に似ていて、ディミニッシュ(dim)コードの略記号でもあり、C0は、たまに「C」とだけ略される。ノートナンバーの反転で、ノートナンバー24(約32.7Hzのド)を反転すると、ノートナンバー103(約3135.96Hzのソ)になり、絶対音感の上限(=88鍵のピアノの最高音)より半音5つ下で、絶対音感は比較的わかりにくく、あまりにも高音で使いにくい。ノートナンバー36(約65.41Hzのド)はC1となり、その根拠は、約65.41Hzのドは、典型的なバスの音域の最低音で、ピアノソロの実用音域の最低音で、階の表示では地上1階に見え、1(いち)はアルファベットの大文字のI(アイ)に似ている。このとき、C0~B0の第0オクターブは、コントラバスオクターブで、このオクターブは0表記を起点とした方が、数字的に±のバランスが釣り合う。88鍵のピアノの最低音(27.5Hz)は、楽曲として使いにくく、A-1の方が無難である。オルガンの音色は、16フィートで、ノートナンバー69は220Hzで、「実音の周波数がピアノと同じ8フィートであるノーマルの楽器の音色」より1オクターブ低く、オルガンのノートナンバーで実音の周波数を表現した場合、ノートナンバーの最高音127は、約6271.93Hzのソで、88鍵のピアノの最高音(約4186.01Hz)より半音7個上で、約32.7Hzのドはノートナンバー36(C1の1表記)になり、88鍵のピアノの最低音(27.5Hz)はノートナンバー33(A0の0表記)になり、ノートナンバー69はA3とした方が、「実音の周波数がピアノと同じ8フィートであるノーマルの楽器の音色」と「オルガンの音色」両方使えるからである。よって、オクターブ表記は、「ノートナンバー69(440Hz)=A3、ノートナンバー24(約32.7Hz)=C0」とした方が無難であることが成り立つらしい。<br>
よく使うDTMは、Cubaseであり、CubaseのDTMはヤマハ製品なので、オクターブ表記は、ヤマハ式である。ヤマハ製品は、電子ピアノ・電子キーボードの他に、DTM=音楽制作製品、吹奏楽やオーケストラなどで使う楽器全般も造っているので、ヤマハ製品は、どの楽器、全ての楽器も共通で、DTMも電子ピアノ・電子キーボードと互換性があるからである。
88鍵の電子ピアノのMIDIノートナンバー21~108を、実音の基音周波数の音域の範囲に固定したものに合わせるとわかる。
電子ピアノにおけるコードディクショナリーの構造は、コード検出域は、23鍵以上、コードタイプ用鍵盤は、17鍵以上、ルート用鍵盤は、ボタン式鍵盤またはピアノの鍵盤で、12鍵。鍵盤の数やコードタイプの数が足りない場合は、ルート用鍵盤は、ピアノの鍵盤の代わりに、コードディクショナリー用ボタン式ルート用鍵盤(ルート用鍵盤ボタン)でも可。ルート用鍵盤は、鍵盤数が56鍵以下の場合は、コードディクショナリー用ボタン式ルート用鍵盤(ルート用鍵盤ボタン)となり、鍵盤数が61鍵の5オクターブ以上の場合は、ボタン式鍵盤とピアノの鍵盤両方とも使える。
;ノートナンバーのオクターブ表記(440Hz=A3)
<pre style="line-height:0.7">
─黒鍵────白鍵───
──────┐
G8
F#8■──┤
F8
──────┤
E8
Eb8■──┤
D8
C#8■──┤
C8
──────┤
B7
Bb7■──┤
A7←7040Hz
Ab7■──┤
G7
F#7■──┤
F7
──────┤
E7
Eb7■──┤
D7
C#7■──┤
C7
──────┤
B6
Bb6■──┤
A6←3520Hz
Ab6■──┤
G6
F#6■──┤
F6
──────┤
E6
Eb6■──┤
D6
C#6■──┤
C6
──────┤
B5
Bb5■──┤
A5←1760Hz
Ab5■──┤
G5
F#5■──┤
F5
──────┤
E5
Eb5■──┤
D5
C#5■──┤
C5
──────┤
B4
Bb4■──┤
A4←880Hz
Ab4■──┤
G4
F#4■──┤
F4
──────┤
E4
Eb4■──┤
D4
C#4■──┤
C4
──────┤
B3
Bb3■──┤
A3←440Hz
Ab3■──┤
G3
F#3■──┤
F3
──────┤
E3
Eb3■──┤
D3
C#3■──┤
C3
──────┤
B2
Bb2■──┤
A2←220Hz
Ab2■──┤
G2
F#2■──┤
F2
──────┤
E2
Eb2■──┤
D2
C#2■──┤
C2
──────┤
B1
Bb1■──┤
A1←110Hz
Ab1■──┤
G1
F#1■──┤
F1
──────┤
E1
Eb1■──┤
D1
C#1■──┤
C1
──────┤
B0
Bb0■──┤
A0←55Hz
Ab0■──┤
G0
F#0■──┤
F0
──────┤
E0
Eb0■──┤
D0
C#0■──┤
C0
──────┤
B-1
Bb-1■──┤
A-1←27.5Hz
Ab-1■──┤
G-1
F#-1■──┤
F-1
──────┤
E-1
Eb-1■──┤
D-1
C#-1■──┤
C-1
──────┤
B-2
Bb-2■──┤
A-2←13.75Hz
Ab-2■──┤
G-2
F#-2■──┤
F-2
──────┤
E-2
Eb-2■──┤
D-2
C#-2■──┤
C-2
──────┘
</pre>
==各オクターブの名前?==
*第5オクターブ(C5~B5)=ソプラニーノオクターブ、3ラインオクターブ
*第4オクターブ(C4~B4)=ソプラノオクターブ、2ラインオクターブ
*第3オクターブ(C3~B3)=アルトオクターブ、アルトの音域のドレミファソラシ、1ラインオクターブ
*第2オクターブ(C2~B2)=テナーオクターブ、スモールオクターブ
*第1オクターブ(C1~B1)=バスオクターブ(ベースオクターブ)、バスの音域、グレートオクターブ
*第0オクターブ(C0~B0)=コントラバスオクターブ、コントラオクターブ
第3オクターブ、C3~B3の範囲がアルトオクターブなのは、第3オクターブのC3~B3の範囲は、中音域よりわずかに高めの音域の範囲だからであり、音域の中央は、周波数300Hz付近で、C3~E♭3だからである。アルトは、一般に、中音域よりわずかに高めの音域であり、女声の音域に当たる。
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