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エルドランシリーズ最年少(小学4年生)のメインキャラによる、コミカル路線が基調の作品。メカ操縦に関わるキャラは基本的に3人だけで、ロボットに乗らなくても変身する事で特殊能力が使え、しかも正体を隠さなければならないという、シリーズ内でも異色の作品となっている。コミカルな話に舞台を合わせるためか、昔なつかし「ご町内ものアニメ」の雰囲気も色濃く感じさせる。
メカ関係でも、その前作『ライジンオー』では固定だった発進地点をが自由自在に変えられたり<!--(『ライジンオー』の場合は固定だったので、OVA最終話でその致命的弱点を突かれたのとは対照的に、これを利用して魔界獣を翻弄した回もあった)-->、新メカが登場したその回に敵に乗っ取られたり、メインではないキャラ(ゴン)がメカを操縦する回もあれば、最終パワーアップ形態の「グレートガンバルガー」が'''「三体メカ合体」の二段重ね'''である点や、その登場以後も'''「グレート - 」に合体しないで超魔界獣を倒してしまう'''回があるなど、前代未聞の展開が多々見られた事が一部のマニアの間で話題になった。また敵の魔界獣(後に超魔界獣に)もコミカルなデザインなものが多く、その作戦も同様な展開なものが多かった。
物語終盤のヤミノリウスと愛亜衣子先生とのドラマなども相まって作品の完成度は高く、秀作と評するファンは少なくない(後述の最終決戦においてヤミノリウスが発したセリフなどは、劇中屈指の名場面とも言われる)なども相まって作品の完成度は高く、秀作と評するファンは少なくない。しかし、上記のようにエルドランシリーズとしてはどちらかと言えば「異色」と言える作品であった事、ライジンオーが放送終了後も根強い人気を保ちOAVなどの展開が続いていた事もあってか、アニメファンからの注目度はさほど高いとは言えなかった。今作の11ヶ月というやや半端な放送期間をもって、エルドランシリーズは『ライジンオー』路線を引き継ぐ『ゴウザウラー』へとバトンタッチすることになる。
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