「印綬 (四柱推命)」の版間の差分

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印綬の強い人.配合適宜を得ている人は概して冷静であり落ち着きがある。また金銭より精神を貴ぶため慈善事業・教職・福祉宗教家に適性がある。同じ印星でも[[偏印]]は精神性が極端に発揮されるため評価の決まった分野での教育より自由芸術的なものの方が良いが、印綬は[[普通教育]]にこそ適当である。文章を著す場合でも印綬は明朗で、極端な個性のない表現。[[偏印]]は大衆的[[サブカルチャー]]に例えられ、陰陽の異なる[[印綬]][[偏印]]のあり方が現実に違いをもたらしている。
 
印綬は最も良い形として官星([[正官]][[偏官]])に伴うのを好む。[[正官]]([[相続]])を守るし、[[偏官]](殺)から自分自身を護衛する機能がある。[[正官]]を[[傷官]]の攻撃から守るので護禄([[正官]])星と別名があるとおりである。また[[偏官]]とともにあるとその仮借ない暴剛を抑え冷静な対応ができる。古来「殺印双全」といわれている。社会制度上[[憲法]]([[印綬]])[[刑事訴訟法]]([[偏官]])との関係はまさに[[通変]]の関係の反映である。この形の場合印綬を剋伐する財星は忌むものである。
 
印綬は[[比肩]][[劫財]]を強める。名誉心があまりに強く自己顕示欲や物質欲を強める形になる。また人間関係では印綬(生母)が兄弟(比肩[[劫財]])が多すぎて力を失うともいえ、肉親の保護が薄い結果になる。生年月日時中に[[比肩]][[劫財]]が多い人(しばしば従強格といわれる)は通常[[食神]][[傷官]]の吐秀(強い自分自身の[[五行]]を他に発揮する作用)を[[用神]]にするので印綬[[偏印]]を嫌う。また[[比肩]][[劫財]]が強く財星が弱い人も生日の[[干支]]と財星との連絡を司る[[傷官]]が剋されるため印綬を嫌っている。
 
なお印綬に限らず通変は干支同士の関係を示す代名詞でしかない。[[食神]][[正財]][[偏財]][[正官]]印綬を吉、他の通変である[[傷官]][[偏官]][[偏印]]比肩[[劫財]]を凶と直ちに決めつける方法は不合理で誤謬も甚だしい。実際の生年月日時に当たり現実に即した判断が基本である。