「感染制御専門薬剤師」の版間の差分

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三毛山 (会話 | 投稿記録)
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'''感染制御専門薬剤師'''(かんせんせいぎょせんもんやくざいし)は、社団法人[[日本病院薬剤師会]]が主催する認定試験。[[2006年]]に初めて試験が行われ、誕生した資格である。
 
==概要==
Hi!
[[病院]]の中で、[[感染症]]の治療や予防を行うためには、[[感染症専門医]]、[[インフェクションコントロールドクター]](ICD)、[[感染管理看護師]](ICN)や感染制御専門薬剤師(ICPh)、その他の感染制御専門家(ICP)などからなる[[感染制御チーム]](ICT)を構成し、実際の治療や予防に携わることが望ましいとされている。
 
現代の[[消毒薬]]や[[抗生物質]]などは、効果が必ず発揮される利点を持つ反面、使用上の注意を守る必要があるが、その種類が多く、その特徴に合わせて使いこなすには、膨大な知識が必要となる。[[医学]]や[[薬学]]や[[化学]]が発展した現代において、感染症の分野だけでも、専門家として把握すべき情報は非常に大きい。このため、感染制御薬剤師は、消毒薬と抗生物質などの専門家として、活躍することが期待されている。
 
感染制御専門薬剤師は、[[肝不全]]、[[腎不全]]、[[未熟児]]など、一昔前であればそれだけで死亡していたような合併症を持つ重篤な感染症患者であっても、薬物動態理論や臨床薬理学などを用いて、効果と副作用を併せ持つ強力な抗生物質の投与量を適切に決めることができる。このため、感染制御専門薬剤師と共に感染症治療を行う医師は、単独で治療を行う医師よりも、レベルの高い治療を患者に提供することが可能となる。
 
==その他の感染症対策専門資格および組織==