「コリョマル」の版間の差分

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'''高麗語'''(またの名をコリョマル)は、現在[[中央アジア]]や[[ロシア]]に居住する朝鮮民族([[高麗人]])の使用する朝鮮語の変種をいう。なお、[[朝鮮]]の[[高麗]]王朝時代の言語も「[[高麗語 (古代語)|高麗語]]」と称することもあって紛らわしいが、[[韓国]]ではこちらは前期中世語と呼ぶのが一般的である。
 
==成立の経緯と言語学的特長==
 
基礎となった方言は以下に述べる歴史的経緯より、現在の北朝鮮の言葉に近いものであり、延辺の朝鮮族の言葉と共通している。ただし、[[ロシア語]]や[[ウズベク語]]、[[カザフ語]]などの影響が語彙、文法、統語法などの面で極めて大きく、特に話し言葉では本国人の朝鮮語、及びそれに極めて近い延辺の朝鮮族の話す朝鮮語との意思疎通はかなりの困難を伴う。日本在住の[[在日コリアン]]の使用する[[在日朝鮮語]]との意思疎通も同様に困難であるが、その理由として両者は基礎語彙以外ほとんどの単語が食い違う(前者はロシア語系、後者は日本語系をそれぞれ借用)ことが挙げられる。
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[[在日朝鮮語]]と同様、高麗語も既に本国の[[朝鮮語]]とは完全に分離した別個の言語であると<u>主張する学者が存在している</u>{{要出典}}が定説ではない。
==正書法==
元来ハングルで記されていたが、現在ではキリル文字での表記も一部で行われている。
 
 
==関連項目==