「公儀介錯人」の版間の差分

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'''公儀介錯人'''(こうぎかいしゃくにん)とは、小池一夫原作の[[漫画]]『[[子連れ狼]]』に登場する[[江戸武家諸法度]]等に違反し、幕府([[公儀]])から[[切腹]]を命じられた[[大名]]の[[介錯]]役人を請け負った[[江戸幕府]]の役職のこと。原作者[[小池一夫]]の創作であ首切、実在しない職である
 
これ公儀介錯人には、[[征夷大将軍]]の代理として大名に死刑執行介錯するという意味合いがたり、葵の紋の入った羽織を身に纏であること許された。この特権を狙い、[[柳生烈堂]]が当時の公儀介錯人・[[拝一刀]]の一族の多くを殺害し、さらには一刀に謀反の濡れ衣を着せたことが、一刀・[[大五郎]]父子と柳生烈堂を筆頭とする柳生一門との数年にわたる抗争の原因となった。
[[武家諸法度]]等に違反し、幕府([[公儀]])から[[切腹]]を命じられた[[大名]]の[[介錯]]を請け負った。
この役職には、大名を介錯するにあたり、葵の紋の入った羽織を身に纏うことが許される等の特権があった。
 
拝一刀失脚の後は柳生家がその地位についた。
これは、[[征夷大将軍]]の代理として大名に死刑を執行するという意味合いがあったようであるが、この特権を狙い、[[柳生烈堂]]が当時の公儀介錯人・[[拝一刀]]の一族の多くを殺害し、さらには一刀にも謀反の濡れ衣を着せたことが、一刀・[[大五郎]]父子と烈堂を筆頭とする柳生一門との数年にわたる抗争の原因となった。
 
[[子連れ狼]]の世界には、以下のような大名・諸藩統制のための役職があり、互いに牽制しあっていた。いずれも原作者・小池一夫の設定による架空の役職である。
*各藩に潜入して大名廃絶・改易の理由を探り出す、「お庭番」の別名がある「公儀探索人」([[黒鍬]])
*不穏な動きのある大名など幕政の邪魔になる要人を、剣客や「[[草 (子連れ狼)|草]]」を用いて暗殺する「公儀刺客人」([[表柳生・裏柳生|柳生一族]])
*廃絶を命じた大名の切腹に当たり介錯をする、対要人の死刑執行役である「公儀介錯人」(拝一族)
 
[[Category:子連れ狼|こうきかいしやくにん]]