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2006年12月26日 (火) 02:08時点における版

ギヨーム・スュトル(Guillaume Sutre)はフランスのヴァイオリニスト。イザイ四重奏団の第1ヴァイオリン奏者。


略歴等

14歳でパリ音楽院に入学し、ジェラール・プーレに学んだ後、プルミエ・プリを取得して卒業。その後、米インディアナ大学にてヨゼフ・ギンゴルトのもとで研鑽を積む。トリオ・ヴァンダラーの創設メンバーとして、ピアノのヴァンサン・コック、チェロのラファエル・ピドゥーと共に活動してきたが、現在はイザイ四重奏団に移り、第1ヴァイオリン奏者を務めている。シュトルの演奏スタイルはまろやかな美音を武器に、ポルタメント奏法を駆使したフレージングをとり、古き良きフランコ・ベルギー派の伝統を今に伝えるものであるが、もともとこれはトリオ・ヴァンダラーラファエル・ピドゥーのような、禁欲的で緊張感を保ったフレージングを取るタイプとは対照的であった。トリオ・ヴァンダラーは、ヴァイオリン奏者ジャン=マルク・フィリップ=ヴァルジャベディアンに交替してから、いっそう輪郭のはっきりした、現代的なスタイルに変わったようである。

尚、同四重奏団はシュトルの第1ヴァイオリンとヴィオラ(ミゲル・ダ・シルバ)がリードしている。

シュトルは、ジョバンニ・バティスタ・グァダニーニの楽器を演奏している。