「投げゴマ」の版間の差分

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[[Image:Japanese Top nagegoma ki.jpg|250px|thumb|駄菓子屋的投げゴマ<br/>木の独楽(1970年代に収集)]]
'''投げゴマ'''(なげゴマ)は、回し方によって[[独楽]]を分類した場合の類型のひとつ。胴体に紐を巻き付けたコマを投げ出すことで回すもの。
 
== 概説 ==
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== 形と構造 ==
[[Image:Japanese Top nagegoma buriki.jpg|250px|thumb|駄菓子屋的投げゴマ<br/>ブリキの独楽(1970年代に収集)]]
[[Image:Japanese Top nagegoma plastic.jpg|250px|thumb|駄菓子屋的投げゴマ<br/>プラステチックの独楽(1970年代に収集)]]
先に述べたように、投げゴマにもさまざまな種類があり、形態も一定ではない。いくつかの代表的なもののみについて述べる。
 
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日本で最も普及している投げゴマは、子供のおもちゃとして[[駄菓子屋]]に並べられていたものである。若干の違いはあるが、基本的な形態は共通している。材質は木で作られるのが本来であるが、[[ブリキ]]や[[プラスチック]]も近年では使われる。胴は平らな円筒形。上面は平坦かやや中央がくぼむ。同心円の隆起や溝が掘られ、その部分を色違いにしたものも多い。下面は浅い逆円錐形。中心を鉄芯が貫き、上には少し、下には胴体より長い程度に突き出て、先端はやや丸くなっている。回転の勢いをつけるためと、喧嘩用に側面に鉄の輪をはめたものもあり、'''鉄胴ゴマ'''と呼ばれる。ただし、これらの玩具としての投げゴマの普及率は、平成に入ってグングン下降している模様。
[[Image:Japanese Top nagegoma tetudou.jpg|250px|thumb|駄菓子屋的投げゴマ<br/>鉄胴ゴマ(1970年代に収集)]]
 
日本では投げゴマは上記のような形をほぼ標準として、要するに円筒か逆円錐の胴を軸が垂直に貫く形をしているものが多い。郷土玩具の投げゴマは、たいていはこの形で、ただし軸も木で出来ている。[[大山ゴマ]]は全体が木でできている。胴体はどんぶり型、下には太い木の芯が突き出る。[[ズグリゴマ]]はやや平らなお椀型で上面は大きくお椀形にくぼむ。下からは木の芯が出るが、その先端が大きく丸く広がるのが特徴である。これは、青森のコマで、[[雪]]の上で回すための工夫である。上面も下面と同じような曲線を描く、凸レンズ型のものもある。[[マレーシア]]の[[ガシン]]は有名な投げゴマであるが、やや偏平ながら、これに類する形である。
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== 参考文献 ==
* 「独楽あそび 回転の秘密」八木田誼子・山口豊;1979;平凡社カラー新書;平凡社
 
[[CATEGORYCategory:独楽|なけこま]]