Öö Öö

Ö は、ラテン文字 Oトレマないしウムラウト(¨)を付した文字で、小文字öドイツ語エストニア語フィンランド語スウェーデン語アイスランド語ハンガリー語トルコ語アゼルバイジャン語などで用いられる。

ジュッターリーン体。「O/o」の上に「e」の小文字が乗っている[1]

ドイツ語では「オー・ウムラウト」(独: O-Umlaut)と呼び、O の変母音の発音(円唇前舌半狭母音 [ø] または円唇前舌半広母音 [œ])を表す。

なお、スイスのドイツ語では大文字の Ö を使わず、 Oe を用いる(小文字の ö は用いる)。また、英文タイプライターなどでウムラウト(変母音)が表示できないときは大文字は Oe、小文字は oe と代用表記することになっている。

スウェーデン語ではこの1文字で「」を意味するため、スウェーデンフィンランドの島名に「-ö」または「-ön」の接尾辞がつけるものが多い[2]

他の手段による表現 編集

文字コード 編集

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Ö U+00D6 1-9-45 Ö
Ö
Ö
ö U+00F6 1-9-76 ö
ö
ö

脚注 編集

  1. ^ Here you can learn Suetterlin / German hand”. www.suetterlinschrift.de. 2022年10月19日閲覧。
  2. ^ Rikulla on Suomen lyhyin sukunimi – nimenmuutokselle perusteet äidin suvussa” (フィンランド語). Ilta-Sanomat (2016年9月4日). 2021年4月4日閲覧。

関連項目 編集