あらいぐまラスカル

1977年にフジテレビ系列で放送された日本のテレビアニメ番組

世界名作劇場
通番 題名 放映期間
第2作 母をたずねて三千里 1976年1月
-1976年12月
第3作 あらいぐまラスカル 1977年1月
-1977年12月
第4作 ペリーヌ物語 1978年1月
-1978年12月

あらいぐまラスカル』は、1977年フジテレビ系列世界名作劇場」の第3作目として放映されたテレビアニメ作品。アメリカ合衆国を舞台に、少年とアライグマの交流を描く。

あらいぐまラスカル
ジャンル 児童文学
アニメ
原作 スターリング・ノース
『はるかなるわがラスカル』
監督 遠藤政治/斎藤博(第1話 - 第33話)
腰繁男(第34話 - 第52話)
シリーズ構成 宮崎晃太田省吾佐藤嘉助
キャラクターデザイン 遠藤政治
音楽 渡辺岳夫
アニメーション制作 日本アニメーション
放送局 フジテレビ系列
放送期間 1977年1月2日 - 1977年12月25日
話数 全52話
スターリング
ウィラード
アリス
ラスカル
ナレーター
内海敏彦
山内雅人
冨永美子→冨永みーな
野沢雅子
坪井章子
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメ

制作は日本アニメーションで、全52話が同年1月2日から12月25日まで、毎週日曜19:30 - 20:00(JST)に全放送された。

概要

原作はアメリカ合衆国の作家スターリング・ノースSterling North)が1963年に発表した、自らの少年時代を回想した小説『はるかなるわがラスカル英語版』(原題:Rascal)。同作品はダットン動物文学賞、アメリカ図書館協会オーリアンヌ賞を受賞し、日本でのアニメ化に先駆けて1969年に本国で映画化もされている(Rascal_(film))。

本作品では主人公である11歳の少年スターリング・ノースと、アライグマ「ラスカル」の友情を主軸に据えつつ、そのラスカルとの出会いから別れまでの1年間にわたって、20世紀前半(原作では1918年 - 1919年)のウィスコンシン州農村地域を背景に、同時代の少年の日常を牧歌的に・または淡々と描写している。また同時に動物と人間との共存の難しさを、成長したラスカルを通して描いている。

アニメオリジナルのキャラクターであるアリスや、アニメオリジナルのエピソードが追加されるなど、前二作と同様に原作とは細かな物語の展開に相違点も見られる。例えば冒頭では猟師は登場せず、スターリングとオスカーは母親アライグマとラスカルの「兄弟」たちの捕獲に失敗し、彼らは逃走している。またスターリングのボクシングや、父親の事業の失敗と引越しなどもアニメオリジナルの要素である。この他、原作では時代背景が第一次世界大戦中に設定されていたことから、スターリングの兄ハーシェルがヨーロッパ戦線に従軍していた他、食糧配給や金属供与などアメリカの戦時下の生活が垣間見える描写があるが、本作品ではいずれもカットされており、兄ハーシェルも本作品には一切登場しない。

本作品が人気を博した影響で、本来日本に生息していないはずの、北アメリカ大陸(北米)原産のアライグマペットとして大量に持ち込まれた。その後、飼えなくなったアライグマが山などに捨てられて野生化し、農作物への被害やタヌキなど既存の野生動物の生息を脅かすなど害獣化して問題となった。2005年特定外来生物の指定を受けたため、現在ではアライグマを輸入することも、ペットとして飼うこともできなくなっている。

アライグマに関して

北米の山林地域を原産とするアライグマという動物は、その丸々としてユーモラスな容姿や餌を洗うという興味深い習性からは、想像もつかないほどに気性の荒い動物だとされている。原作においても、主人公の友人がアライグマを捕獲・飼育することは困難で苦労が多いことを指摘している。特に成獣となる頃には、本作品中でも触れられている通り、人間との共存は極めて困難である[注 1]。本作に影響され実際に飼育し、その経験を『ぜったいに飼ってはいけないアライグマ』(ISBN 978-4652071816)として出版したさとうまきこによれば、噛まれたり引っ掻かれたりといったケガは日常茶飯事だったという[1]。ただし、出産・育児の時期に安全な住処を得る目的でメスのアライグマが人間社会に接近することはある(物語に出てくる、ホテルに住み着いたクレオパトラ親子はこれに該当する)。しかし、アメリカにおいても、アライグマは(日本におけるタヌキイタチなど里山の動物に相当する)身近な動物ではあっても、ペットとして飼育する動物ではなく、農業関係者からは害獣とされることが多い。また、原作の舞台となった時代には、既にアライグマが狂犬病を媒介する恐れがあることは知れ渡っており、ラスカルが狂犬病媒介の恐れが無いか確認をするべきだと、ラスカルを学校に連れてきたスターリングにホエーレンが注意するシーンもある。

また頭がよく、(かんぬき)程度なら前足を使って器用に開けることも出来てしまうため、前出の野生化問題では様々な被害防止用の仕掛けも徒労に終わるとする報告も出ており、結果的に駆除(捕獲後に誰かに飼われるケースは稀である)する以外では被害を予防する方法は無いとされている。作中でも、周囲の畑にある作物を荒らす被害が出た。

本放送後の展開

後述のように、本放送から四半世紀以上過ぎた今なお再放送が度々行われていることから、日本国内で販売されている関連製品(キャラクターグッズ)も数多い(関連項目の節なども参照)。こうした関連商品の好調は商品化する各社を結束した「ラスカル会」の設立につながった。同会は1998年に設立。会員となった各社共同で商品開発やプロモーションが行われるようになった[2]

2005年11月、日本アニメーション公認のキャラクターグッズとしてバンプレストから、最終話に登場するメスのアライグマをモチーフとした「ラスカル&ガールフレンド」がリリースされた。このメスアライグマは「リリィ」と命名されており、グッズ内ではラスカルに次ぐサブキャラクターとして展開されている。

2011年、日本アニメーションによる「あらいぐまラスカル」放送35周年記念事業の一環として、新たなキャラクターデザインの「RASCAL little trip」「Toy RASCAL」「まるりんラスカル」が発表された[3]。さらに2017年には「あらいぐまラスカル」放送40周年を記念し、新たなキャラクターデザインの「FLOWERラスカル」も発表された。

2013年1月、LINEのスタンプショップに「あらいぐまラスカル」が登場し[4]人気を集める。本スタンプのためにデザインされたデフォルメキャラクターは、「プチラスカル」(Puchi Rascal)として商品展開も行われている[5][6]

2022年、セイコーよりあらいぐまラスカル45周年記念コラボウオッチが販売された[7]

この他、それぞれの県や観光地をモチーフとした「御当地ラスカル」や、アニメ・ゲーム作品とコラボレーションしたグッズも発売されている。

2015年からは、本作品を含む日本アニメーション制作作品を主体とした子供向けの映画祭「せいせき桜ヶ丘 ラスカル子ども映画祭 with キネコ映画祭」が、日本アニメーション本社所在地の東京都多摩市にて年1回開催されている[注 2]。また2018年2月には同イベントの開催地で本社最寄駅でもある聖蹟桜ヶ丘駅近辺に、ラスカルのデザインマンホールが設置された[8][9]

2023年度には警視庁防犯大使に起用され、2023年5月29日に委嘱状が着ぐるみのラスカルに渡された[10]

2021年7月26日、東京オリンピックスケートボードで、金メダルを獲得した西矢椛選手と、銅メダルを獲得した中山楓奈選手が、競技後のインタビューで「あらいぐまラスカル」の話をしていたと発言[11]。Twitter上でも「ラスカル」がトレンド入りした他、本作品の公式アカウントより両選手のメダル獲得に対する祝福のコメントとともに、ラスカル史上で初めてとなる「スケートボードに乗ったラスカル」のイラストが、メダル獲得より約2時間で公開された[12]

あらすじ

動物の大好きな10歳のスターリングはある日、友人のオスカーや飼い犬のハウザーと一緒に、ウエントワースの森の奥へ釣りに出かけアライグマ親子に遭遇する。飼育のために親子をまとめて生け捕りにすることに試みるが、そこに居合わせた猟師が母親のアライグマを射殺。残されたまだ目も開かない幼い子供を、スターリングは家に連れ帰って「ラスカル」と名付けミルクをのストローで与えるなど大切に育てる。

やがて無事育ったラスカルは、親友のオスカー、隣家の少女マーサとのドニイブルックともよく遊ぶようになり、「スターリングの変わったペット」として近所でも知れ渡るようになる。菓子屋の息子でいじめっ子のスラミーは、人気者のラスカルをうらやみ、ことあるごとにラスカルを譲り渡すよう強硬に迫るが、スターリングはボクシングでこれに対抗したため、一躍、近所の少年らから一目置かれることとなる。鉄道駅の新駅長で越して来た家のお婆さんを助けたことで、この家のアリスという女の子と仲良くなれたりといった出来事も起こったりしている。

だが仲がよく聞き分けもあり、イタズラも程度が知れていたラスカルも、大きくなってくると次第にその行動がエスカレート、近所の畑を荒らしたりするようになり、近所のサーマンさんにひどく憎まれ、射殺すると脅かされる。スターリングは大きな檻を作ってラスカルをその中で飼うことにするが、その後もサーマンさんはラスカルを目の敵にする。

スターリングの身にも辛い出来事が訪れる。病弱だった母親を物語途中で亡くし、またラスカルとの暮らしが1年を迎えた頃に父親の事業が失敗したため、進学のこともあってミルウォーキーの姉の家に行くことになる。スターリングは寂しさをこらえてラスカルを森に返す決心をし、手作りのカヌーを使って、人里へ二度と戻って来られないよう、また猟師に狙われなくて済むよう、森の奥深くにラスカルを連れて入っていった。そして間もなく、スターリングも父親や友人達と別れ、ミルウォーキーへと旅立つ。

登場キャラクター

主要キャラクター

スターリング・ノース[注 3]
- 内海敏彦[注 4]
本作品の主人公。登場当時、10歳。動物をこよなく愛する少年。素直な性格で物分かりのいい方だが、大好きなラスカルのことになると考えが固執してしまい、頑固な部分もある。温厚な性格だが勇気があり、時には体格の大きいスラミーとケンカしたり、大人に自分の考えを主張することもしばしば。
家では動物を飼っていて、ラスカルの他に犬のハウザー、カラスのポーがいる。趣味は釣りで、4kgもある大きななまずを釣ったこともある(13話)。工作が得意でラスカルの檻を作ったり、自分で作った設計図をもとにカヌーを造っている。
ラスカル
声 - 野沢雅子
ウェントワースの森に母子でいたところ、猟師に母親を殺され、その場に偶然居合わせたスターリングに拾われたアライグマ。名前の意味は「やんちゃぼうず[14]」。ノース家の庭の樫の木にある巣で寝起きしている。数カ月間は放し飼いだったが他人の畑を荒らしたせいで、これ以降外出時は首輪と皮ひもをつけられ、樫の木の周りを檻で囲まれてそこで寝起きすることになる。
とにかく食いしん坊で、スターリングたちが何か食べていると鳴いてせがんで自分も食べたがり、歯磨き粉ですら食べたことがある(第25話)。人間が食べるものはだいたい食べるようで、特に好物は、角砂糖、あめ玉、スッポンガメの卵など。またトウモロコシ蜂蜜を食べた時は、我を忘れてスターリングの制止を聞かないほど夢中で食べまくる。猫舌らしく、熱いものは苦手である(第45話)。
キラキラ光るものが好きで、光るものを見つけると自分の巣に持っていく癖がある。車のようなスピードのある乗り物に乗るのが大好き(第21話)。好奇心旺盛でいたずら好き。頭が良くて手先が器用である。
パイロット版では、ラスカルの色設定は実際のアライグマにより近いものであったが、放映版では目のまわりが白くなり、レッサーパンダに近い色合いとなった。本放送当時発売されていたラスカルのグッズには、このパイロット版の絵柄に準じているものもある。
声優の野沢雅子は、役作りのために動物園に十日間通ってアライグマを観察したものの、鳴き声を聞くことができなかったという[10]。その後テレビにおいて鳴き声をようやく聞くことができたため、それを真似たという。
ウィラード・ノース[注 5]
声 - 山内雅人
スターリングの父親。55歳。銀行から融資を受けながらいくつかの農場を経営している資産家。物腰が柔らかく温厚な人柄で、滅多なことでは怒らず何事にも寛容的な紳士。家族思いで子どもたちをのびのびと育てていて、スターリングがラスカルについて自分の意見を通そうとする時も優しく諭しており、頭ごなしに叱ったりしない。ギターが弾ける(第16話)。
経営者としての才覚は普通だが、銀行から融資を受けて牧場を買い取り、その牧場を担保にして融資を受けて別の牧場を買い取るという自転車操業状態だったため、洪水によって二つの牧場が閉鎖に追い込まれたことで資金繰りが急速に悪化、一番小さな一つを除いて全ての農場を手放すことになってしまった。
オスカー・サンダーランド
声 - 鹿股裕司
スターリングの友達。スターリングと釣りに出かけたりよく行動を共にしており、様々な状況で助け合うなど熱い友情でつながっている。遊びたい盛りで、父親のハーマンから農作業の手伝いをさせられることに不満を感じていたが、徐々に考えが変わる。特技は、逆立ちで歩くこと(第16話)。
アリス・スティーブンソン
声 - 冨永ミーナ[注 6]
スターリングの友達。シカゴから引っ越してきた行動的で元気でかわいい女の子。喜怒哀楽の感情表現が豊かである。都会育ちにしては泳ぎがうまく(本人曰く、以前の学校では「クラス一番」)、スケートも上手である。
アリスを含め、スティーブンソン一家は原作には登場しない。

ノース家

サラ・エリザベス・ネルソン・ノース
声 - 香椎くに子
スターリングの母親で、ウィラードの妻。47歳。作中の第1話では既に、家から遠く離れたミルウォーキーの病院に入院している。病院でがんが見つかり、手術をした。スターリングと同じく動物好きで、ハウザーを家の中で飼ったり、退院後に初めて会ったラスカルともすぐに仲良くなったりした。
自宅で療養生活を送っていたが、第13話で病状が悪化し、帰らぬ人となった。
セオドラ・モード[注 7]
声 - 松尾佳子
スターリングの長姉。既婚。ミルウォーキーに住んでいる。愛車は、スピード・オブ・スターという車。ガブリエルの車とちょっとした衝突事故になった時に短気なガブリエルと口論するなど、意外と勝ち気な性格。
ジェシカ・ノース
声 - 芳賀みちる
スターリングの次姉。シカゴ大学の学生。快活でしっかり者な性格の現代的な女性。小説が得意で、書いた小説が『シカゴ・ジャーナル』という雑誌に載ったことがある。
アーサー・モード
声 - 桑原たけし
セオドラの夫。気取らず親しみやすい性格で、ウィラードからも信頼されている。
ハケット
声 - 麻生美代子
ノース家の家政婦。動物が大の苦手で、怖がっていると同時に動物によって家の中を汚されるのを極端に嫌う。動物絡みに関して言いたいことがあるとウィラードにさえ物怖じせずにはっきり言う。
角砂糖の入ったビンに手をかけたラスカルを止めようとして手に傷を負わされ、病院に運ばれた(第11話)のを最後に姿を見せることなく家政婦を辞めてしまう。
原作版では終盤に登場するクイン夫人に相当する。

サンダーランド家

ハーマン・サンダーランド
声 - 石森達幸
オスカーの父親。オスカーが畑仕事を手伝わないと、罰としてオスカーをムチで叩く厳しい父親(ただし、実際に叩く描写はない)(第02話)。口数は多い方ではなく少々無愛想だが、スターリングがカヌー造りでうまくいかずに悩んでいた時に、オスカーを通じて助言を与えるなど根はいい人。
グレタ・サンダーランド
声 - 野沢雅子
オスカーの母親。冷静で優しい性格。農家で人手が足りないが、人を雇う余裕がないためオスカーに畑仕事を手伝わせることに少々不憫に思っている。まだ赤ん坊だったラスカルの世話の仕方をスターリングに教えてあげた。オスカーによると動物好きで、動物のことなら色々なことを知っているとのこと。

スティーブンソン家

ジェイムス・スティーブンソン
声 - 鈴木泰明
アリスの父。ブレールスフォード駅の駅長。元気すぎるクラリッサの行動にいつも手を焼いている。
キャサリン・スティーブンソン
声 - 坪井章子
アリスの母。
クラリッサ・スティーブンソン
声 - 京田尚子
アリスの祖母。ジャムを作るのが得意で、「ジャム作りの名人」を自称している。加えて、クッキーやパイなどのお菓子作りも得意(第50話)。お転婆な女の子がそのまま年をとったような人。年を感じさせないほど元気で活動的、賑やかでそそっかしい性格。特技は、簡単な手品(第16話)。かなりの音痴らしい。
フローラ・スティーブンソン
声 - 阪本真澄
アリスの姉。美人で朗らかな女性。歌うことが好きで、ピアノも弾ける。徐々にカールに惹かれていき最終的には結婚する。

スターリングの学校関係の人物

ホエーレン
声 - 杉山佳寿子
スターリングの学校の教師。家族と離れ離れで、ほぼ父子だけの生活をしているスターリングのことを何かと気にかけてくれている。スターリングについて「(将来は)学問を生かして、世の中の役に立つ人になると思っている」と評価している(第49話)。
スターリングと同様に動物好きで、各自のペットを連れてきて紹介し合う特別授業を開いたこともある。
スラミー・ステルマー
声 - 滝雅也
菓子屋の息子。いわゆるガキ大将で、威張っている。体が大きく意地悪で粗暴で喧嘩っ早いが、大人には弱い。スターリングをライバル視しており、ラスカルをあの手この手で横取りしようと企む。学校でペットを紹介する際にラスカルばかりえこひいきするなと怒ったことも。そのとき、ラスカルが怒ってスラミーの手に噛み付いてしまった。店のキャンディーを盗み食いばかりしていることは父親にバレており、見張られている。意地悪な性格の取り巻きが2人いる。
アラン
声 - 柳田洋
スラミーの友達。ジョーカーという犬を飼っている。
ベン
声 - 鈴木博
スラミーの友達。
ジュディ・ミッチェル
声 - 野沢雅子
スターリングたちのクラスメイトの少女。頭が良い。

ノース家の隣人たち

マイク・コンウェイ
声 - 村瀬正彦
スターリングの隣人。彼も動物好きな一面も持っているが、馬好きでスカンクだけは苦手。馬のドニイブルックを飼っている。
基本的には温厚な性格だが、自動車は嫌いで、ガブリエルをライバル視しており、「馬より車の方が速い」と言うガブリエルと口論になったり、競争したこともある。ラスカルのことは気に入っているが、畑を荒らすいたずらに困っている。
マーサ・コンウェイ
声 - 貴家堂子
マイクの娘。年齢は幼い。スターリングを兄のように慕っている。幼さもあってわがままで、少しでも思い通りにならないと「ウワーー!!」と大声で泣きだすため、オスカーからは「うるさいやつ」と嫌われている(第08話)。
ガブリエル・サーマン
声 - 永井一郎
スターリングの隣人。性格は短気でせっかちなため、些細なことにイライラしているせいで不機嫌なことが多い。姪のヘレン・カートの結婚式が、スカンクの悪臭のために台無しにされる。動物嫌いで、ラスカルに自分の畑を荒らされてからことあるごとにラスカルを銃で殺そうとするなど、少々物騒な人物。作中の最初の頃に買った自動車が自慢。乗り始めたものの運転技術はあまりうまくなく、道の途中でガス欠になって止まることも多い。ガブリエルの車は1マイルを1分で走る(第33話)。
原作では牧師である。
フートン
声 - 上田敏也
ノース家の隣にある教会の牧師で、とても温厚な人。カラスのポーが教会の屋根から、お祈りの時などにうるさく鳴くことに困っている。ラスカルが畑を荒らした時や、ガブリエルとマイクの「車と馬」に関する揉め事など、地元でちょっとしたいざこざが起こった時の仲介役となることがある。

ブレールスフォードに住むその他の人

ジム
声 - 今西正男
洗濯屋。力持ち(第50話)。ラスカルに会うと挨拶代わりにあめ玉をくれる。
ガース・シャドウィック
声 - 北山年夫
馬具屋を営む老人。40年間、馬のや乗馬靴などを作っている職人。自身が作る馬具に関して「丈夫でキレイ」と自負している。ラスカルの首輪と皮ひもを作ったり、ドニーブルックが地元の収穫祭のレースに出た時に徹夜で馬車を作り優勝に一役買ったりした。
ソートン・ステルマー
声 - 緒方賢一
スラミーの父親。お菓子屋を経営している。
トーマス
声 - 緑川稔
スティーブンソンが来る前のブレールスフォード駅の駅長。
マッコイ
声 - 青森伸
ブレールスフォードの八百屋さん。スターリングと仲が良く、スターリングの畑で取った野菜を買ってくれる。
ゲイン
声 - 吉沢久嘉
ブレールスフォードに住む町医者[注 8]。ミルウォーキーの病院から退院後の母親の具合を診たり(第13話)、獣医ではないがスターリングから必死にお願いをされてラスカルを診察した(第41話)。クリスマスイブでも遠いところまで往診へ行くなど親切な医者である。
リーランド
声 - 伊東さち子
ゲインの診療所の看護婦。スターリングらがゲインにラスカルを診察させようとしていることに気づき、追い出そうとする。
ダベット
声 - 村瀬正彦
ノース家の近所でトウモロコシ畑を営んでいるおじさん。鉄砲の名人で、サーマンと同様に自分の畑を荒らしたラスカルを撃ち殺そうとする。
アッシュ
声 - 緑川稔
ウィラードの知り合いで、「サタデー・イブニング・ポスト」という週刊誌の販売所を経営している。自動車が泥濘にはまっていたところを偶然にもカールに助けられる。その際、カールが結婚指輪を落としていることに気付き、結婚式が行われている教会まで届けてくれる。
週刊誌の手売りのアルバイトとして、スターリングを数日間雇っていた。
ヘンリック
声 - 槐柳二
スターリングが皮の手袋を買った店の店主。

カールと叔父さん

カール・マーティ
声 - 野島昭生
スターリングの父・ウィラードの友人であるバート・マーティの息子。ホテルのマネージャー兼雑用係。濃いあごひげを蓄えており、気持ちのいい性格で爽やかな青年。子供の頃は、コシュコノング湖の湖畔の家に住んでいたが、父親の死後おじに引き取られた。現在はおじが経営する、自然豊かな場所にあるホテルで、たくさんの野生の動物に囲まれ過ごしている。カールの「動物にも心があり、人間のように心が分かりあえばどんな動物たちとも仲良くなれる」という考えにスターリングも共感している。
カールの叔父
声 - 塩見竜介
ホテルの支配人。カールによって森の動物達がホテルに近づいてくるようになって、それを目当てにお客さんが増えたことは、喜んでいる。しかし、子熊がホテルの屋根にイタズラした時は、銃を持ち出すなどカールほど動物好きというわけではない。

フレッドおじさんの家族

フレッド・ノース
声 - 大宮悌二
スターリングの父・ウィラードの弟、スターリングの叔父。大きな農場を経営していて、牛や豚などの家畜も飼っている。明るく豪快な性格。力仕事をしていることもあり、大柄な体格。趣味は、動物の剥製を集めること。農家に勉学は必要ないという考え方を持っている。
リリアン・ノース
声 - 杉田郁子
フレッドの妻。気さくな人柄で、気遣いが出来る人。朝は一番早く起きてかまどに火をおこし、夜は家族が寝た後に、フレッドたちが使うランプの火屋(ほや=ランプの火を囲っているガラスの部分)についたすすを掃除するのが日課。

以下の3人はスターリングの従兄弟にあたる。父親とともに3兄弟で、朝4時に起きて朝食を食べて、すぐに数十頭いる牛の乳しぼりをして、2度目の朝食を取り、農場の仕事をしている。

チャールズ・ノース
声 - 倉石一旺
フレッドの長男。
ウィルフレッド・ノース
声 - 龍田直樹
フレッドの次男。
アーネスト・ノース
声 - 永久勲雄
フレッドの三男。「これからは何をするにも頭がものをいう時代」と勉学の必要性を感じており、勉学に理解あるスターリング家を羨ましく思っている。

ラスカル以外の主な動物たち

ノース家の飼い動物

ハウザー
スターリングが飼っているセント・バーナード犬。大型犬で普段はおとなしいが、いざという時は野良犬を打ち負かすなど、頼りになる存在。番犬及び、ラスカルが勝手にどこかへ行ったりしないように監視する役割もある。自動車が苦手。
エドガー・アラン・ポー(ポー)
スターリングが飼っているカラス。ノース家の屋根と、隣の教会の鐘楼に巣を作っており、行ったり来たりしている。鳴き声がうるさくせわしなく動き回るため、周りの人から煙たがられている。光るものに目がなく硬貨などを教会の鐘楼の自分の巣へ溜め込んでいる。同じく光るものが好きなラスカルとは仲が悪く、ラスカルが光るものを持っていると奪い合いのケンカになる。
スカンクたち
スターリングが飼っていたスカンク。4匹いるが、特に名前はついていない。教会で結婚式が行われている最中にアランが飼っている犬ジョーカーに吠えられたのに驚き、おならをしてしまう。このおならの影響で付近は大騒動となり、近隣住民や父に飼うことを禁じられたため、スターリングがウェントワースの森へ帰す。

その他ブレールスフォードの動物

ドニイブルック
シャドウィックが飼っている自慢の馬。走りが速く、人が乗る馬車付きの状態で1マイル(約1.6km)を2分で走る。地元の収穫祭の馬車レースやジェーンズビル郡大会のレースなどで優勝している。ラスカルと仲が良い。
ジミー
スラミーが飼っている毛が緑色のオウム。人間の言葉をマネて喋るが、その内容は「バカ」のような下品な言葉や菓子屋を経営する父親が「スラミー、つまみ食いするな!」のような会話である。

カールのホテルとその近くに住む動物たち

ホテルのそばに森と湖があり国立森林に接した場所で、猟師に襲われることもないため動物たちが、安心して暮らしている。アライグマ、シカビーバーキツネ、様々な鳥たちが暮らしており、カールが指笛などで呼ぶと集まってくる。
ジンジャー
カールが飼っている犬。カールによると「他の動物達の言葉がわかり、森の動物たちから信頼されている。動物達に何か困ったことが起きると行って助けてあげる」とのこと。穏やかな性格。
クレオパトラ
ホテルのそばに住んでいる雌のアライグマま。ラスカルとすぐに仲良くなる。2匹の子供を連れている。
タンガ
ホテルのそばに住んでいる大きな熊。ホテルの屋根板を剥がす習性がある。ホテルの客室へ入ったことで客からクレームが入ってしまい、カールの叔父に射殺されそうになる。
エイハム
ホテルのそばに住んでいるビーバー。
テネローピー
ホテルのそばに住んでいるキツネ。怪我をしているところをジンジャーが見つけ、助けられる。

フレッドおじさんの農場

ルージー
フレッドの農場で飼われている牝牛の1匹。作中で子牛を出産する。
ロージー
ルージーが出産した雌の子牛。命名者はアーネスト。
テディ
フレッドの農場で飼われている白馬。じゃじゃ馬で、スターリングが乗りこなそうとするが歩き出さなかったり、振り落とそうと暴れる。
ネリー
フレッドの農場で飼われている黒馬。テディとは対照的に大人しい。

その他の登場人物

ミッチェル
声 - 寺島幹夫
ミルウォーキーの病院の医師。エリザベスの診察、手術をした。退院後もエリザベスが非常に危険な状態であると告げる。
マーチン・ラッセル
声 - 飯塚昭三
黒人のボクサー。とても強かったが黒人差別ゆえに判定になると負けてしまっていたので、マーチンの勝った試合は全てKO(ノックアウト)である。しかし年には勝てず最近では負けが込んでいる。スラミーにケンカで勝ちたいというスターリングに、ボクシングの初歩的なやり方を教えた。
ヘンリー
声 - 緑川稔
マーチンのマネージャー。スターリングの父ウィラードの昔の友人。
トム・サーマン
声 - 古谷徹
ガブリエルの息子。シカゴ州立大学の学生。ジェシカに少し好意を寄せているが、片思いである。
アンナ
声 - 遠藤晴
スティーブンソン一家が以前シカゴに住んでいた時に隣に住んでいたおばあさん。クラリッサの親友。
どうしても孫たちとスリーレイクスの農場へ行くと言って聞かないクラリッサを引き留めるため、ジェイムスに呼ばれブレールスフォードへやってくる。
ギルビィ
声 - 辻村真人
皮細工職人。ヘンリックの店の品物の下請け。妻が他界し、貧しい生活を送っている。ブレールスフォードからやや離れたところに住んでいる。
これまで一度も納品を遅らせたことはなかったが、リッチの病気により仕事が遅れ、ヘンリックが自宅まで取りに来る事態となった。リッチの病気を知ったスターリングに助けられ、お礼に自作の革袋をプレゼントした。
ビリィ
声 - 塩屋翼
ギルビィの長男。スターリングより少し年上である。熱を出したリッチのため、スターリングと共に町まで医者を呼びに行く。
ミック
声 - 千々松幸子
ギルビィの次男。幼く、兄のビリィに世話を焼かせている。
リッチ
声 - 野村道子
ギルビィの長女。熱を出し、肺炎を起こしかけていたが、スターリングの計らいでなんとか手当てが間に合い一命をとりとめる。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ - 「ロックリバーヘ」
歌 - 大杉久美子 / セントメリーチルドレンコーラス、コロムビアゆりかご会 / 作詞 - 岸田衿子、作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
1977年の日本コロムビアのゴールデン・ヒット賞を受賞した[15]
エンディングテーマ - 「おいでラスカル」
歌 - 大杉久美子 / 作詞 - 岸田衿子 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
放映30周年記念カバー - 「ロックリバーへ」
歌 - 近江知永 / 編曲 - Monta
近江知永4th Single「Happy Days」に収録。
あらいぐまラスカル30周年記念発売 -「To the Rock River ~ロックリバーへ~ 英語版」
歌 - HAPPY(Akai Tonnko) / 訳詞 - 泉忠司 青春出版社
英語DVD教材「あそぼう☆おどろうラスカルENGLISH」に収録。

劇場版

1977年7月17日、『東映まんがまつり』内で第12話「本と1セント銅貨」のブローアップ版が上映された[16]。『東映まんがまつり』内で上映された、「世界名作劇場」関連の映画としては同作品が最後である。

同時上映は、  ソビエト連邦(現:  ロシア)動画スタジオ作品『世界名作童話 せむしの仔馬』と『惑星ロボ ダンガードA対昆虫ロボット軍団』、『ドカベン 甲子園への道』(TVブローアップ版)、『キャンディ・キャンディ』(同)、『ジャッカー電撃隊』、『大鉄人17 空中戦艦』の計6本。

この他、2005年に『フランダースの犬』『母をたずねて三千里』に続く劇場版の第3弾として制作が決定したが急遽、制作中止になった。

再放送

2010年10月より、CSキッズステーションにて画角を16:9に引き伸ばしたHDリマスター版が放送された。字幕付きで、スターリングが青色字幕、ラスカルが黄色字幕、それ以外の人物は白色で表記されている。

また2017年6月から9月までテレビ大阪再放送された際は15分枠のため、1話を前半と後半に分け、全104回に再編集されている。

原作邦訳・音楽集・ノベライズなど

  • 世界名作ものがたり27『あらいぐまラスカル』1977年2月 朝日ソノラマ刊(洋駿太郎 文/木村光雄 絵)

映像ソフト化 

  • 総集編ビデオ 全4巻(ポニーキャニオン)廃盤
  • 総集編ビデオ 全1巻(角川書店バンダイ)廃盤
  • レーザーディスク(LD)LD-BOX 全13枚(TAKARA)廃盤
  • レーザーディスク(LD)LD-BOX 全13枚(パイオニアLDC)廃盤
  • レーザーディスク(LD)単品 全13枚(パイオニアLDC)廃盤
  • VCD TVシリーズ 巻数不明(アポロンクリエイト)廃盤
  • DVD 全13巻 1999年3月25日 - 同年6月25日発売。(バンダイビジュアル)発売中
  • 完結版ビデオ、DVD 各全1巻(バンダイビジュアル)
  • DVD 2007年8月25日発売。初版『あそぼう☆おどろうラスカルENGLISH』 (青春出版社)

ゲーム

脚注

注釈

  1. ^ 第1話にて登場した親アライグマは、子供(ラスカル)を守るためとはいえ非常に険しい顔つきをしており、主人公たちを睨み、全身の毛を逆立てて威嚇するなど、非常に凶暴に描かれている。
  2. ^ 2019年までは一部の例外を除いて8月に開催。2020年は例年とは異なり11月に「冬のキャンプシネマ」として開催され、2022年も当初は2月に開催予定であったが中止となり、その後例年通り8月の開催となった。
  3. ^ 史実では、フルネームは「トーマス・スターリング・ノース」であるが、アニメではファーストネームが省略されている。
  4. ^ 後年作成されたテレビCMなどでは三橋加奈子が起用されている[13]
  5. ^ EDでは「ウイラード」とクレジットされている。
  6. ^ 第15話から第29話までは「冨永美子」とクレジット。
  7. ^ EDでは「フェオドラ」とクレジットされている。
  8. ^ 作中では、第13話に登場するゲイン医師と第41話、第45話に登場するゲイン医師とは髪の量の違いやメガネをかけているいないなどの違いがある。作画ミスか、同姓同名の別人かは不明。

出典

  1. ^ アライグマ、安易に飼い「流血の日々」 次第に見せた「野生の顔」 それでも手放さなかった8年10カ月 withnews(2018年11月5日)
  2. ^ 日経BP社技術研究部 編『アニメ・ビジネスが変わる アニメとキャラクター・ビジネスの真実』(日経BP社、1999年)77-80頁 ISBN 4-8222-2550-X
  3. ^ 「あらいぐまラスカル」から「RASCAL」へ〜「ラスカル・アニバーサリー・プロジェクト」 「あらいぐまラスカル」から「RASCAL」へ~「ラスカル・アニバーサリー・プロジェクト」開始!”. 日本アニメーション (2011年4月20日). 2019年9月9日閲覧。
  4. ^ LINEスタンプショップに「あらいぐまラスカル」登場”. 日本アニメーション (2013年1月10日). 2019年9月9日閲覧。
  5. ^ 「LINEスタンプ」をきっかけに、TVアニメを視聴していなかった世代からもじわりと人気 「プチラスカル」のLINEコンテンツ続々リリース!”. 日本アニメーション (2015年6月20日). 2019年9月9日閲覧。
  6. ^ LINEスタンプ発の大人気キャラクター! “プチラスカル”の魅力”. ダ・ヴィンチニュース (2015年9月28日). 2019年9月9日閲覧。
  7. ^ <セイコー><あらいぐまラスカル>”. セイコー (2022年7月12日). 2022年8月24日閲覧。
  8. ^ 聖蹟桜ヶ丘に『あらいぐまラスカル』のデザインマンホールが登場!その設置場所は?”. 多摩ポン 東京都多摩市エリアの地域ブログ (2018年2月7日). 2019年9月9日閲覧。
  9. ^ ラスカルのマンホール蓋が多摩市聖蹟桜ヶ丘駅周辺に登場!|ニュース&イベント|あらいぐまラスカル公式サイト”. 日本アニメーション (2018年2月7日). 2019年9月9日閲覧。
  10. ^ a b 警視庁防犯大使 人気アニメ「ラスカル」に委嘱東京新聞』朝刊2023年5月30日(都心面)同日閲覧
  11. ^ スケボー西矢椛の「ラスカル」、あらいぐまだった 制作会社「驚き」”. 朝日新聞デジタル (2021年7月27日). 2021年7月28日閲覧。
  12. ^ @Rascal_tweetの2021年7月26日のツイート2021年7月28日閲覧。
  13. ^ 三橋加奈子の2014年4月23日のツイート2022年8月21日閲覧。
  14. ^ 「はるかなるわがラスカル」スターリング・ノース 亀山龍樹訳(角川文庫)26頁 1982年
  15. ^ 株式会社 三協新社<One Man's Music/作曲家・渡辺岳夫 受賞歴>”. 三協新社. 2019年9月9日閲覧。
  16. ^ 『劇場アニメ70年史』(徳間書店、1989年)69頁
  17. ^ あらいぐまラスカル×ほしの島のにゃんこ コラボイベント実施!|ニュース&イベント|あらいぐまラスカル公式サイト”. 日本アニメーション (2016年1月28日). 2019年9月9日閲覧。

関連項目

  • ぽかぽか森のラスカル - 2006年制作のアニメ作品。本作品を幼児向きにアレンジした、スピンアウト的作品となっている。
  • めいたんていラスカル
  • ウィスコンシン州
  • 十八銀行 - 長崎市に本店を持つ地方銀行。1996年から2020年の合併まで、ラスカルをイメージキャラクターとして採用していた。
  • 東和銀行 - 前橋市に本店を持つ第二地方銀行。ラスカルをイメージキャラクターとして採用している。
  • はるやま商事 - 「洗えるスーツ」のイメージキャラクターとして起用。
  • 三菱レイヨン - 1998年から2000年頃にかけて、浄水器クリンスイのマスコットキャラクターとしてラスカルが採用された。
  • セブン-イレブン - 2003年、2004年の2度に渡り、販売促進のためにラスカル絵皿などのプレゼントを実施。
  • 三井住友海上あいおい生命保険 - 2011年から桐谷美玲とともにイメージキャラクターを務めた。
  • 鎧伝サムライトルーパー - 2018年のエイプリルフールに合わせ、同作品とのコラボレーション企画である「洗伝(あらいでん)サムライラスカルーパー」を発表。TwitterなどのSNS上で好評を博したのを受け、同年10月に開催された同作品の放送30周年記念の企画展では、前述のコラボ企画のグッズも発売された。
  • ココスジャパン - 2019年夏より、ラスカルをキッズメニューのイメージキャラクターとして採用している。

外部リンク

フジテレビ 日曜19:30 - 20:00
カルピスこども劇場
前番組 番組名 次番組
母をたずねて三千里
(1976年1月4日 - 12月26日)
あらいぐまラスカル
(1977年1月2日 - 12月25日)
ペリーヌ物語
(1978年1月1日 - 12月31日)
※同番組よりカルピスファミリー劇場