くちづけはタンゴの後で

くちづけはタンゴの後で』(原題:Mrs. Winterbourne)は、1996年制作のアメリカ合衆国ロマンティック・コメディ映画

くちづけはタンゴの後で
Mrs. Winterbourne
監督 リチャード・ベンジャミン
脚本 フォフ・ハットン
リサ=マリア・ラダノー
原作 コーネル・ウールリッチ
「死者との結婚」より
製作 ロス・カンター
オーレン・クールズ
デイル・ポロック
製作総指揮 パトリック・パーマー
出演者 シャーリー・マクレーン
リッキー・レイク
ブレンダン・フレイザー
音楽 パトリック・ドイル
撮影 アレックス・ネポンニアシー
編集 ジャクリーン・キャンバス
配給 アメリカ合衆国の旗 トライスター ピクチャーズ
日本の旗 コロンビア=トライスター
公開 アメリカ合衆国の旗 1996年4月19日
日本の旗 1996年11月9日
上映時間 105分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $25,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗$10,082,005[2]
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コーネル・ウールリッチミステリー小説「死者との結婚」を原作にしているが、映画はハートフルなロマンティック・コメディに仕立てられている。

あらすじ 編集

田舎娘のコニー・ドイルは幸せを夢見てニューヨークに出て来たが、スティーヴという悪い男に騙され、妊娠させられた挙句に追い出されてしまう。身重のコニーは街をさまよううちにいつしか、ボストン行きの列車に乗り込む。

車中で彼女はヒューとパトリシアという新婚夫婦と知り合う。パトリシアも妊娠中で、コニーに親切にしてくれた。コニーが床に落ちたパトリシアの結婚指輪を手にした途端、突然列車が脱線事故を起こし、彼女は意識を失った。目が覚めるとコニーは病院におり、横には知らぬ間に生まれた赤ん坊がいた。しかし、彼女は周囲の人間から指輪のせいでパトリシアと誤認される。ヒューとパトリシアは事故で死んでしまっていた。

そんなコニー母子を、運転手兼執事のパコという男が迎えに来る。実はヒューは、ボストンの名家であるウィンターボーン家の御曹司だったのだ。コニーは彼の母親で女主人のグレースの元に連れて行かれる。亡き息子の忘れ形見と赤ん坊を抱きしめ、感動するグレースにコニーは真実を告げられない。そんなコニーを、ヒューの双子の弟ビルは疑いの眼差しで見ていた。

やがてグレースとコニーは、まるで本当の母娘のように強い絆を感じるようになり、グレースはコニーを遺産相続人に加えた。コニーの素性を調べ上げたビルはそれに反対し、コニーも固辞するが、グレースは聞く耳を持たない。

ある晩、コニーとビルはパコにけしかけられるまま、タンゴを踊る。そのうちにビルはコニーの素性がどうであろうともはや関係なく、彼女を愛するようになっていくのだが…。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
グレース・ウィンターボーン シャーリー・マクレーン 藤波京子
コニー・ドイル リッキー・レイク 岡本麻弥
ビル・ウィンターボーン/
ヒュー・ウィンターボーン
(二役)
ブレンダン・フレイザー 家中宏
パコ ミゲル・サンドバル 池田勝
スティーヴ ローレン・ディーン 中田和宏
神父 ピーター・ジャーティー 松岡文雄
アンブローズ デブラ・モンク 水原リン
クリスティーン ジェーン・クラコウスキー
パトリシア・ウィンターボーン スーザン・ハスケル

吹替その他、種田文子藤井佳代子麻生侑里石波義人水野龍司寺内よりえ伊藤和晃小野英昭幸田夏穂柳沢栄治

脚注 編集

外部リンク 編集