わんぱくデニス』(原題:Dennis the Menace)は、1993年公開のアメリカ合衆国コメディ映画

わんぱくデニス
Dennis the Menace
監督 ニック・キャッスル
脚本 ジョン・ヒューズ
原作 ハンク・ケッチャム英語版
(キャラクター創作)
製作 ジョン・ヒューズ
リチャード・ベイン
製作総指揮 アーネスト・チェンバース
出演者 クリストファー・ロイド
ジョーン・プロウライト
リー・トンプソン
メイソン・ギャンブル
ポール・ウィンフィールド
ロバート・スタントン英語版
ウォルター・マッソー
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
撮影 トーマス・E・アッカーマン
編集 アラン・ハイム英語版
製作会社 ヒューズ・エンターテインメント
ハンク・ケッチャム・エンタープライズ
配給 アメリカ合衆国の旗日本の旗 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国の旗 1993年6月25日
日本の旗 1993年7月3日
上映時間 94分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $35,000,000
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $51,270,765[1]
世界の旗 $117,270,765[1]
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いたずら好きなデニス少年が巻き起こす騒動を描くハートウォーミング・コメディ。ハンク・ケッチャム英語版作の人気漫画『わんぱくデニス』の実写映画化。ジョン・ヒューズ脚本・製作。デニス役のメイソン・ギャンブルは2万人の中からオーディションで選ばれてデビュー[2]、第15回ティーン・チョイス・アワード主演男優賞(子役部門)を受賞した[3]

公開後に発売された日本語吹替版VHSでは主要キャストの日本語吹替声優にテレビアニメ『サザエさん』の声優陣を起用していることをセールスポイントにしていた[4]

あらすじ 編集

デニスはいたずら好きな5歳の男の子。彼はいつものように隣に住む老人ジョージにいたずらをしては困らせていた。

ある日、ジョージの妻マーサが、共働きであるデニスの両親ヘンリーとアリスから、デニスのベビーシッターを引き受け、デニスはウィルソン家で世話になることに。今まで散々いたずらの標的にされていたジョージにとっては、嫌でも毎日デニスと顔を合わせなければならないため、悪夢が始まる。

案の定、デニスはジョージの園芸の功績が認められて受賞したガーデン賞のパーティーをめちゃくちゃにした上、ジョージが楽しみにしていた40年に一度だけ花を咲かせるランが開花する瞬間に声をかけ、見逃させてしまう。ジョージはついに激怒し、デニスに二度と戻ってくるなと怒鳴る。

デニスは泣きながら自転車を漕いで家を飛び出すが、途中で遭遇した怪しげな男に連れ去られてしまう。実はその男は「飛び出しナイフのサム」と呼ばれる、この町一帯を荒らしまわっている強盗で、ジョージの家からも彼が大切にしていた金貨を盗んでいた。

しかし、人質の意味が分かっていないデニスは、喋りまくってサムを困らせる。挙げ句の果てに、サムはデニスに翻弄され、散々な目に遭う。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
デニス・ミッチェル メイソン・ギャンブル 貴家堂子
ジョージ・ウィルソン ウォルター・マッソー 永井一郎
マーサ・ウィルソン ジョーン・プロウライト 麻生美代子
飛び出しナイフのサム クリストファー・ロイド 若本規夫
アリス・ミッチェル リー・トンプソン 加藤みどり
ヘンリー・ミッチェル ロバート・スタントン英語版 増岡弘
マーガレット・ウェード エイミー・サカシッツ 川田妙子
ジョーイ ケレン・ハサウェイ 大谷育江
警察署長 ポール・ウィンフィールド
ポリー ナターシャ・リオン
ミッキー デヴィン・ラトレイ

脚注 編集

  1. ^ a b Dennis the Menace (1993) - Box Office Mojo
  2. ^ TV Guide September 17-23, 1994. pg. 23 
  3. ^ 15th Annual Youth In Film Awards”. YoungArtistAwards.org. 2011年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月31日閲覧。
  4. ^ ワーナーのカタログより。本作に参加したのはサザエ役の加藤、マスオ役の増岡、タラオ役の貴家、波平役の永井、舟役の麻生、穴子役の若本の6名。また、ノリスケ役の村越、伊佐坂先生役の峰も端役で参加している。貴家と高橋和枝(二代目のカツオ役)は、1959~63年製作された実写ドラマ版の吹き替えでデニス役を演じていた。

外部リンク 編集