アゴラーダ

スペインの村

アゴラーダAgolada)は、スペインガリシア州ポンテベドラ県の自治体、コマルカ・デ・デサに属する。ガリシア統計局によると、2012年の人口は2,803人(2011年:2,926人、2010年:2,995人、2009年:3,094人、2004年:3,678人、2003年:3,875人)[1]。住民呼称はagolense。カスティーリャ語表記はGolada(ゴラーダ)。

Agolada

{{{市章説明}}}

 ガリシア州
 ポンテベドラ県
コマルカ デサ
司法管轄区 ラリン
面積 147.9 km²
教区数 24
居住地区数 139
人口 2,803 人 (2012年[1]
人口密度 18.95 人/km²
住民呼称 agolense
ガリシア語率 98.95% (2011年[2]
自治体首長
(2011年)
ラミーロ・バレーラ・ペオン(PPdeG
Agoladaの位置(スペイン内)
Agolada
Agolada
スペイン内アゴラーダの位置
Agoladaの位置(ポンテベドラ県内)
Agolada
Agolada
ポンテベドラ県内アゴラーダの位置

北緯42度45分44秒 西経8度01分11秒 / 北緯42.76222度 西経8.01972度 / 42.76222; -8.01972座標: 北緯42度45分44秒 西経8度01分11秒 / 北緯42.76222度 西経8.01972度 / 42.76222; -8.01972

ガリシア州内の位置

ガリシア語話者の自治体住民に占める割合は98.95%(2001年)。

地理 編集

アゴラーダはポンテベドラ県の北東部に位置し、コマルカ・ド・デサに属する。隣接する自治体は、西がビラ・デ・クルセスラリン、南がロデイロ、東がアンタス・デ・ウジャパラス・デ・レイ(両自治体ともルーゴ県)、北がサンティソア・コルーニャ県)である[3]

アゴラーダはほぼガリシア州の中央、アルネゴ川とファレーロ山地とウジャ川の間に位置している。 ファレーロ山地の峰のひとつファレーロ山は標高952.6mで、自治体内で最も高い地点となっている。ウジャ川は自治体の北の境界となっており、最も重要な河川であり、ブロコス教区でアルネゴ川と合流し、その後ポルトデモウロス湖にそそいでいる。

気候は、冬期の寒さ、夏期の暑さともあまり厳しくない内陸性海洋気候で、年間平均降水量は1,290mmほどである。

アゴラーダはラリン司法管轄区に属す[4]

人口 編集

住民は24の教区の139の地区(集落)に居住する[1]

アゴラーダの人口推移 1900-2010
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[5]、1996年 - [6]

歴史 編集

自治体内には、モンテ・ダス・マモアスやテソウロ・デ・アゴラーダ(Tesouro de Agolada、アゴラーダの宝)と呼ばれる初期青銅器時代の宝飾品など、巨石文化時代の多くの遺物が発見されている。また、カストロも2か所発見されている(カストロ・デ・ブシェル、カストロ・デ・マルセリン)。

6世紀以降14世紀まで、アゴラーダはデサ伯爵の所領であった。その後、レモス伯爵の所領となった。

経済 編集

アゴラーダの経済活動は、基本的に農業で、およそ60%の住民が農業に従事している。土地は肥沃で、個人の所有面積の平均はガリシア州の他の地域に比べ広い。その内訳は、くるみクリジャガイモ小麦のほかに、自家消費用としてトウモロコシ野菜ライ麦ブドウなどが栽培されている。

ここ10年は、などの畜産が増加している。また、製材所などの木材加工業もある

政治 編集

自治体首長は、ガリシア国民党(PPdeG)のラミーロ・バレーラ・ペオン(Ramiro Varela Peón[7]、自治体評議員はガリシア国民党:7、ガリシア社会党(PSdeG-PSOE):3、ガリシア民族主義ブロック(BNG):1、となっている(2011年5月22日の自治体選挙結果、得票順)[8]

1999年6月13日自治体選挙[8]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 1,680 68.02% 8
BNG 393 15.91% 2
DG[9] 211 8.54% 1
PSdeG-PSOE 180 7.29% 0

首長当選者:マヌエル・コスタ・カサーレス(PPdeG)

2003年5月25日自治体選挙[8]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 1,402 55.59% 7
IDA[10] 622 24.66% 3
BNG 361 14.31% 1
PSdeG-PSOE 126 5.00% 0

首長当選者:マヌエル・コスタ・カサーレス(PPdeG)

2007年5月27日自治体選挙[8]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 1,399 58.68% 7
PSdeG-PSOE 731 30.66% 3
BNG 242 10.15% 1

首長当選者:ラミーロ・バレーラ・ペオン(PPdeG)

2011年5月22日自治体選挙[8]
政党 得票数 得票率 獲得議席
PPdeG 1,244 57.83% 7
PSdeG-PSOE 676 31.43% 3
BNG 215 10.00% 1

首長当選者:ラミーロ・バレーラ・ペオン(PPdeG)

教区 編集

アゴラーダは24の教区に分けられている。

  • アグラ(サン・ミゲル)
  • アルトーニョ(サンタージャ)
  • ア・バイーニャ(サン・ペドロ)
  • バサドレ(サンタ・マリーア)
  • ベレード(サンタ・マリーア)
  • ボラシェイロス(サン・クリストーボ)
  • ブランテガ(サン・ロウレンソ)
  • ブロコス(サン・ミゲル)
  • カルモエーガ(サン・ペドロ)
  • エイディアン(サンティアーゴ)
  • エスペランテ(サン・シブラーオ)
  • フェレイローア(サン・ペドロ)
  • グルゲイロ(サン・ミゲル)
  • メルリン(サン・ペドロ)
  • オレア(サント・アンドレ)
  • ラミル(サン・マルティーニョ)
  • サン・パイオ・デ・バイス(サン・パイオ)
  • サンタ・コンバ(サン・ショアン)
  • セスト(サン・シブラーオ)
  • オ・セーショ(サンティアーゴ)
  • アス・トラバンカス(サン・マメーデ)
  • バル・デ・サンゴルサ(サンタ・マリーア)
  • ベントーサ(サン・シュリアン)
  • ビラリーニョ(サンタ・マリーア)

参考文献・脚注 編集

  1. ^ a b c IGE(ガリシア統計局)” (ガリシア語). ガリシア自治州政府. 2013年4月19日閲覧。
  2. ^ Neira, Carlos (ガリシア語), Evolución no uso do galego por concellos, Praza Pública., http://praza.gal/recurso/1263/evolucion-no-uso-do-galego-por-concellos/ 
  3. ^ Dicionario Xeográfico Ilustrado de Galicia vol.1、p.99-100、Xeogal Publicacións、2009、ISBN 978-84-613-5809-0
  4. ^ Lalín, partido judicial nº8 de Pontevedra” (スペイン語). Consejo General de los Procuradores de España. 2012年1月13日閲覧。
  5. ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
  6. ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.
  7. ^ Alcaldes Elecciones 2011” (スペイン語). Gobierno de España, Ministerio de Política Territorial y Administración Pública. 2012年1月13日閲覧。
  8. ^ a b c d e Consulta de Resultados Electorales” (スペイン語). Gobierno de España, Ministerio de Interior, Subsecretaría Dirección General de Política Interior. 2012年1月13日閲覧。
  9. ^ DGはDemocracia Galega(民主主義ガリシア)、中道民族主義政党。
  10. ^ IDAはIndependientes de Agolada(アゴラーダの無所属者たち)、ローカル政党。

外部リンク 編集