アディエル・パルマ

キューバの野球選手 (1970-)

アディエル・パルマ・ロペス(Adiel Palma López , 1970年8月20日 - )は、キューバシエンフエゴス州シエンフエゴス出身の元野球選手投手)。左投げ左打ち。

アディエル・パルマ
Adiel Palma
基本情報
国籍  キューバ
出身地 シエンフエゴス州シエンフエゴス
生年月日 (1970-08-20) 1970年8月20日(53歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム キューバの旗 キューバ
五輪 2004年2008年
WBC 2006年
オリンピック
男子 野球
2004 野球
2008 野球
ワールド・ベースボール・クラシック
2006 野球

経歴 編集

1987-1988シーズンから2007-2008シーズンまでキューバ国内リーグ "セリエ・ナシオナル・デ・ベイスボル" のカマロネーロス・デ・シエンフエゴスに所属していた。 30歳を超えるあたりまではキューバ国内においても通算防御率4点台前半、勝率も4割台前半の平均的な投手であったが、2002-2003シーズンに突如、独特の揺れながら落ちるフォークボールを携えて快投を重ね、最多奪三振(179)・最多勝(14)の二冠に輝いた。

キューバ代表には、2003年のアテネオリンピック予選に選出。左打者の多いカナダ相手に二度登板。当時メジャー昇格寸前の若き大砲ジャスティン・モルノーが主軸に座っていたが、全く相手にせずに手玉に取った。その後も国際試合で特に左打者への強さを発揮し、アテネオリンピックで3勝・防御率1.40でキューバ投手陣の柱として金メダル獲得に多大な貢献をした。

2005-2006シーズンはフォームが固まらず制球を乱し、防御率5点台という絶不調であったが、近年の実績により第1回WBCに選出された。シーズンの不調そのままに中米国相手には不本意な投球であったが、決勝戦の対日本相手には相性の良さからか自信を取り戻し、しっかり腕を振れるようになって良い投球をした。その後は復調し、2007年パンアメリカン競技大会野球キューバ代表に選出され、先発の軸としてキューバの優勝に貢献した。2008年の北京オリンピックでは6イニングを投げ、3被本塁打を許した。北京オリンピック後に現役を引退。

詳細情報 編集

年度別投手成績 (2000-01年以降) 編集





















































W
H
I
P
2000-2001 CFG 16 11 2 -- -- 2 7 1 -- .222 317 70.0 92 6 22 1 5 54 5 0 58 51 6.56 1.63
2001-2002 22 22 6 -- -- 8 13 0 -- .381 640 141.0 186 14 47 2 6 95 6 0 92 85 5.43 1.65
2002-2003 21 19 9 -- -- 14 4 0 -- .778 651 158.2 126 11 49 2 10 179 11 0 49 39 2.21 1.10
2003-2004 15 15 0 -- -- 4 7 0 -- .364 392 94.2 86 3 35 8 3 96 2 0 36 28 2.66 1.28
2004-2005 19 18 8 -- -- 7 7 0 -- .500 614 147.1 141 7 41 2 6 143 10 0 51 41 2.50 1.24
2005-2006 21 17 4 -- -- 5 9 1 -- .357 562 123.2 142 11 58 5 5 109 6 0 75 69 5.02 1.62
2006-2007 18 18 1 -- -- 9 5 0 -- .643 461 109.0 104 3 36 1 4 95 3 0 39 35 2.89 1.28
2007-2008 15 12 1 -- -- 3 8 1 -- .273 385 89.1 86 8 36 2 2 73 4 0 36 32 3.22 1.37
通算:8年 147 132 31 -- -- 52 60 3 -- .464 4022 933.2 963 63 324 23 41 844 47 0 436 380 3.66 1.38
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • キューバで通常用いられる個人通算成績は、プレーオフや選抜リーグなども合算するため、この表の合計とは一致しない

代表歴 編集