アロンソ・ベルゲーテことアロンソ・ゴンサーレス・ベルゲーテAlonso González Berruguete1488年頃 - 1561年)は、スペイン画家彫刻家建築家。スペイン・ルネサンスで最も重要な彫刻家と見なされている。その情緒的な彫刻群は、宗教の法悦と苦悩を描写していることで知られている。

アロンソ・ベルゲーテ
Alonso Berruguete
ホセ・アルコベーロ作『ベルゲーテ像』(1892年)マドリード、スペイン国立考古学博物館
誕生日 1488年ころ
出生地 パレーデス・デ・ナバ(Paredes de Nava)
死没年 1488年
死没地 トレド
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生涯 編集

ベルゲーテが生まれたのは、パレーデス・デ・ナバ(現パレンシア県)の町で、画家であった父親のペドロ・ベルゲーテ(Pedro Berruguete)に絵を教わった。1504年に父親が死んだ後、ベルゲーテはイタリアに渡り、主にフィレンツェローマで絵の勉強を続け、巨匠ミケランジェロの下で彫刻も学んだ。ベルゲーテがイタリアで描いた絵はマニエリスムの影響が見られ、ヤコポ・ダ・ポントルモロッソ・フィオレンティーノといった同時代の画家たちとの絵と比較されている。

1517年、ベルゲーテはスペインに戻り、1518年カルロス1世によって、宮廷画家・彫刻家に任命された。その時からベルゲーテは彫刻に専念した。それ以外にもベルゲーテは、サラマンカコレヒオ・デ・ロス・イルランデセススペイン語版[1]祭壇画1529年 - 1533年)や、トレド大聖堂の聖歌隊席(1539年 - 1543年)、それにトレドの洗礼者ヨハネ病院(タベーラ病院)にある病院の設立者でトレド大司教フアン・デ・タベーラの墓碑(1552年 - 1561年)を手掛けた。

ギャラリー 編集

脚注 編集

  1. ^ Catholic Encyclopedia(Irish Colleges, on the Continent)

外部リンク 編集