アンテフ1世(Intef I)は、テーベの支配者であり、エジプト第1中間期エジプト第11王朝の最初のファラオである。ホルス名セヘルタウイ(「2つの国を平定した者」)という[1]

アンテフ1世
Intef I
アンテフ1世のセレク
アンテフ1世のセレク
古代エジプト ファラオ
統治期間 紀元前22世紀,エジプト第11王朝
前王 メンチュヘテプ1世
次王 アンテフ2世
メンチュヘテプ1世
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アンテフ1世はメンチュヘテプ1世の息子であり、第10王朝のヘラクレオポリス・マグナの領主たちやアンクティフィ英語版ら、多くの州知事と権威を争った[2]。王位を継承すると、アンテフ1世は首都の周りの領域を治めたに過ぎなかったが、治世の晩年にはコプトス、デンデラやヒエラコンポリスの3つの州も支配した[1]

トリノ王名表ではメンチュヘテプ1世と合わせて記載されているため彼の治世の長さは分かっていないが、16年未満であることが分かっている。弟のアンテフ2世が後を継いだ。

出典 編集

  1. ^ a b Nicholas Grimal, A History of Ancient Egypt (Oxford: Blackwell Books, 1992), p. 143
  2. ^ Grimal, p.142
先代
メンチュヘテプ1世
エジプト第11王朝
紀元前2134年-紀元前2118年
次代
アンテフ2世