アンドレ・ゼレール(André Zeller, 1898年1月1日 - 1979年9月18日)は、フランス陸軍軍人陸軍参謀総長アルジェリア独立に反対した将軍達の反乱の首謀者の一人。ブザンソン生まれ。

アンドレ・ゼレール
André Zeller
生誕 1898年1月1日
フランスの旗 フランス共和国ドゥー県 ブザンソン
死没 (1979-09-18) 1979年9月18日(81歳没)
フランスの旗 フランスパリ
所属組織 フランスの旗フランス陸軍
軍歴 1915 - 1959
最終階級 陸軍大将
指揮 陸軍参謀総長
戦闘 第一次世界大戦
第二次世界大戦
アルジェリア戦争
除隊後 OAS
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生涯 編集

1915年第一次世界大戦中にフランス陸軍に志願する。その後は砲兵及び兵站将校として順調に出世する。第二次世界大戦は、当初ロンドンにいたが、対ドイツ戦時にベルギーに渡る。ブリュージュにて停戦を迎えて、後にフランスへ戻りヴィシー政権軍の輸送部隊司令官としてアルジェに着任。1943年チュニジアに、その後イタリア戦線に参加。1946年少将1950年中将となり師団長に就任。翌1951年にはレンヌに本部を置く第3軍司令官に就任する。

1955年に陸軍参謀総長に就任。1956年2月、アルジェリア戦争における補給品供給の遅延に対して抗議の為、辞任する。1958年アルジェ動乱の際に召還され、そのまま1959年に退役するまで陸軍の主要なポストを歴任する。

ド・ゴール民族自決政策を覆す為、将軍達の反乱に参加、反乱軍を組織化する。しかし、叛乱は失敗に終わり、逃亡するも後に逮捕される。高等軍事裁判所において、禁固15年の判決が下るも、1966年恩赦となる。1974年、名誉回復。1979年パリにて亡くなる。

脚注 編集