ウメ川スウェーデン語: Umeälven)は、スウェーデン北部の河川ウーメ川とも表記される。

ウメオ市内を流れるウメ川
流路図

スカンディナヴィア山脈中に端を発し、南東に流れ、ホルムスンド英語版ボスニア湾に注ぐ。全長約460km、冬季には結氷する。流域内の主な町としては、ウメオがある。上流部にはエーヴェル・ウマン湖スウェーデン語版(Över-Uman)、ストゥールマン湖スウェーデン語版(Storuman)など複数のがあり、水力発電も行われている。主な支流としてウメオの15kmほどの地点で合流するヴィンデル川英語版や源流部に近いテルナ湖スウェーデン語版(Tärnasjön)[1]のあるテルナ川(Tärnaån)がある。

上流部の高山帯にはヒメカンバ低木林およびGymnadenia runei英語版群落があり、一帯の水域と湿地カリガネが生息している[1]。河口の三角州ノーザンパイクの産卵場であり、一帯にはタイセイヨウサケブラウントラウトヒドリガモオナガガモヒシクイ、カリガネなども生息している。河口の三角州はラムサール条約登録地である[2]

脚注 編集

  1. ^ a b Tärnasjön | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2017年1月9日). 2023年4月2日閲覧。
  2. ^ Umeälvens delta | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2017年3月27日). 2023年4月2日閲覧。