ウルヴァリン (コミック作品)

ウルヴァリン』(Wolverine)は、X-メンのメンバーであるウルヴァリンを主題としたマーベルコミックスコミック・ブックであり、複数存在する。2013年4月時点で通算で323号、月刊号が11号出版されている。

ウルヴァリン
Wolverine
出版情報
出版社マーベルコミックス
掲載間隔月間
形態第1期
リミテッド・シリーズ英語版
第2, 3, 4, 5期
オンゴーイング・シリーズ英語版
掲載期間第1期
1982年9月 - 12月
第2期
1988年11月 - 2003年6月
第3期
2003年7月 - 2010年8月
第4期
2010年9月 - 2012年12月
第5期
2013年3月 - 継続中
話数第1期
1-4号
第2期
1-189号 + 6年刊号 + -1号
第3期
1-74号 + 2年刊号 + 2ジャイアントサイズ
第4期
1-20号 + 5.1号 + 300-317号(第2期以降と合わせたナンバリング)
第5期
1-継続中
主要キャラウルヴァリン
製作者
ライタークリス・クレアモント英語版
ペンシラーフランク・ミラー
インカージョー・ルビンスタイン英語版
レタラートム・オルゼチョフスキー英語版
着色グリニス・ウェイン英語版
編集者ルイーズ・サイモンソン英語版
コレクテッド・エディション
WolverineISBN 978-0-7851-3724-5

出版史 編集

第1期 編集

最初の『ウルヴァリン』誌はリミテッド・シリーズ英語版であり、脚本をクリス・クレアモント英語版が執筆し、フランク・ミラーペンシラートム・オルゼチョフスキー英語版がインカー、グリニス・ウェイン英語版がカラーリスト、ルイーズ・サイモンソン英語版がエディターを務めた。マーベルコミックスより1982年9月から12月までに全4号が出版された。物語はウルヴァリンが矢志田真理子英語版婚約に至るまでの出来事を描いている。

第2期 編集

1988年から2003年までにオンゴーイング・シリーズ英語版として全189号が出版された。脚本は引き続いてクリス・クレアモントが執筆し、ペンシラーはジョン・ビュッセマ英語版が務める。クレアモントはシリーズを「スーパー・ヒロイックというよりもむしろ、コナンテリーと海賊英語版を組み合わせたようなハイ・アドベンチャー」であると説明した[1]

シリーズの脚本にはクレアモントの他に、ピーター・デヴィッド、アーチー・グッドウィン、ジョー・ダフィ、ラリー・ハマ英語版、ウォーレン・エリス、トッド・デザゴ、エリック・ラーセン、スティーブ・スクロース、ロブ・リーフィルド、フランク・ティエリ、マット・ニクソン、ダニエル・ウェイなどが参加した。

第3期 編集

2003年より刊行された第3期シリーズは「Dark Reign」(2008年 - 2009年)のストーリー展開を受け、2009年の第75号より『Dark Wolverine』に改題され、ウルヴァリンの息子のダケンが主人公となった。第3期シリーズは第90号を以て終了した。ウルヴァリンの活躍は第3期第73号と同月に始まった『Wolverine: Weapon X』へと続いた。第3期第73号と第74号は2部構成であり、一方を『Wolverine: Weapon X』のジェイソン・アーロン、もう一方を『Wolverine: Origins』のダニエル・ウェイが脚本を執筆し、「ダーク・レイン」の完結へと続いた。

第4期 編集

第4期シリーズは2010年9月に新たに第1号から始まった。第20号の後、第2期以降のオンゴーイング・シリーズのナンバリングと繋げて第300号となった。この際、『Wolverine: Weapon X』の計16号が主要なウルヴァリン作品扱いとなり、『Dark Wolverine』第75-90号(計15号)は加算されない。したがって、第2期が1-189号、第3期が1-74号で通算190-263号、『Weapon X』が1-16号で通算264-279号、第4期が1-20号で通算280-299号となり、第4期第21号が通算300号である。

第4期シリーズはマーベル・NOW!英語版のために2012年12月に第317号で終了した[2]

第5期 編集

マーベル・NOW!英語版・リランチにより第4期シリーズは第317号を以て終了し、2013年3月に新たに第5期シリーズが始まった。クリエイティブ・チームにはポール・コーネル英語版アラン・デイヴィス英語版が参加している[3]

また2013年1月に新シリーズ『Savage Wolverine』が始まった。このタイトルではウルヴァリンと他のマーベルキャラクターがチームを組む[4]

コレクテッド・エディション 編集

タイトル 収録作品 出版日 ISBN
Wolverine Wolverine #1-4 1995年7月 978-0871352774
Wolverine by Claremont and Miller Wolverine #1-4; Uncanny X-Men #172-173 2009年3月
2007年1月
SC: 978-0785137245
HC: 978-0785123293
The Best of Wolverine, Vol. 1 Wolverine #1-4; Marvel Comics Presents #72-84; The Incredible Hulk #181; Uncanny X-Men #205; Captain America Annual #8 2004年10月 978-0785113706
Wolverine Omnibus, Vol. 1 Wolverine #1-4; Wolverine vol. 2, #1-10; Marvel Comics Presents #1-10, 72-84; The Incredible Hulk #180-182, 340; Marvel Treasury Edition #26; Best of Marvel Comics (HC); Kitty Pryde and Wolverine #1-6; Spider-Man vs. Wolverine #1; Marvel Age Annual #4; Punisher War Journal #6-7; Uncanny X-Men #172-173 2009年4月 978-0785134770
Wolverine Classic, Vol. 1 Wolverine vol. 2, #1-5 2005年4月 978-0785117971
Wolverine Classic, Vol. 2 Wolverine vol. 2, #6-10 2005年9月 978-0785118770
Wolverine Classic, Vol. 3 Wolverine vol. 2, #11-16 2006年5月 978-0785120537
Wolverine Classic, Vol. 4 Wolverine vol. 2, #17-23 2006年9月 978-0785120544
Essential Wolverine, Vol. 1 (b&w) Wolverine vol. 2, #1-23 2009年2月 978-0785135661
Wolverine Classic, Vol. 5 Wolverine vol. 2, #24-30 2007年9月 978-0785127390
Essential Wolverine, Vol. 2 (b&w) Wolverine vol. 2, #24-47 2002年3月 978-0785105503
Wolverine Legends, Vol. 6: Marc Silvestri Wolverine vol. 2, #31-34, 41-42, 48-50 2004年5月 978-0785109525
Essential Wolverine, Vol. 3 (b&w) Wolverine vol. 2, #48-69 2002年3月 978-0785105954
Essential Wolverine, Vol. 4 (b&w) Wolverine vol. 2, #70-90 2006年5月 978-0785120599
X-Men: Fatal Attractions Wolverine vol.2 #75; (Plus X-Factor #92; X-Force #25; Uncanny X-Men #304; X-Men #25; Excalibur #71) 2000年8月 0-7851-0748-7
Essential Wolverine, Vol. 5 (b&w) Wolverine vol. 2, #91-110, Annual '96; Uncanny X-Men #332 2008年12月 978-0785130772
Origin of Generation X: Tales of the Phalanx Covenant Wolverine vol. 2 #85; Cable (vol. 1) #16; (PlusUncanny X-Men #316-317; Generation X #1 and more) 2001年6月 0-7851-0216-7
X-Men: The Complete Onslaught Epic Vol. 2 Wolverine vol.2 #104; (PlusX-Factor #125-126; X-Man #17; X-Men #55; Uncanny X-Men #336; X-Force #58 and more) 2008年6月 0-7851-2824-7
X-Men: Zero Tolerance Wolverine, vol. 2 #115–118 (plus X-Men, vol. 2 #65–70,X-Force, vol. 1 #67–69 and more) 2001年3月 0-7851-0738-X
Wolverine: Not Dead Yet Wolverine vol. 2, #119-122 1998年12月
2009年5月
SC: 978-0785107040
HC: 978-0785137665
X-Men Vs. Apocalypse Vol. 1: The Twelve Wolverine vol. 2 #146-147 (plus Uncanny X-Men #376-377; Cable #75-76; X-Men #96-97) 2007年3月 0-7851-2263-X
X-Men: Powerless Wolverine vol.2 #149 (plus Uncanny X-Men #379-380; Cable #78; X-Force #101; X-Men #99) 2010年8月 0-7851-4677-6
Wolverine: Blood Debt Wolverine vol. 2, #150-153 2001年7月 978-0785107859
Wolverine: The Best There Is Wolverine vol. 2, #159-161, 167-169 2002年9月 978-0785110071
Wolverine: The Return of Weapon X Wolverine vol. 2, #159-176, Annual 2000-2001 2013年10月 0785185232
Wolverine/Deadpool: Weapon X Wolverine vol. 2, #162-166; Deadpool #57-60 2002年8月 978-0785109181
Wolverine Legends, Vol. 3: Law of the Jungle Wolverine vol. 2, #181-186 2003年3月 978-0785111351
Wolverine, Ultimate collection: Greg Rucka Wolverine vol. 3, #1-19 2012年1月 978-0785158455
Wolverine, Vol. 1: The Brotherhood Wolverine vol. 3, #1-6 2004年2月 978-0785111368
Wolverine, Vol. 2: Coyote Crossing Wolverine vol. 3, #7-11 2004年5月 978-0785111375
Wolverine, Vol. 3: Return of the Native Wolverine vol. 3, #12-19 2004年10月 978-0785113973
Wolverine: Enemy of the State, Vol. 1 Wolverine vol. 3, #20-25 2006年10月
2005年5月
SC: 978-0785114925
HC: 978-0785118152
Wolverine: Enemy of the State, Vol. 2 Wolverine vol. 3, #26-32 2006年6月
2005年12月
SC: 978-0785116271
HC: 978-0785119265
Wolverine: Enemy of the State Ultimate Collection Wolverine vol. 3, #20-32 2008年6月
2006年10月
SC: 978-0785133018
HC: 978-0785122067
Wolverine: Origins and Endings Wolverine vol. 3, #36-40 2006年12月
2006年5月
SC: 978-0785119791
HC: 978-0785119777
Wolverine: Blood and Sorrow Wolverine vol. 3, #41, 49; Giant-Size Wolverine #1; X-Men Unlimited #12 2007年7月 978-0785126072
Wolverine: Civil War Wolverine vol. 3, #42-48 2007年5月 978-0785119807
Wolverine: Evolution Wolverine vol. 3, #50-55 2008年3月
2007年11月
SC: 978-0785122562
HC: 978-0785122555
Wolverine: The Death of Wolverine Wolverine vol. 3, #56-61 2008年7月
April 2008年4月
SC: 978-0785126126
HC: 978-0785126119
Wolverine by Jason Aaron Omnibus, Vol. 1 Wolverine vol. 3, #56, 62-64; Wolverine: Weapon X #1-16; Wolverine: Manifest Destiny #1-4; Dark Reign: The List - Wolverine; backup stories from Wolverine vol. 2, #175; Wolverine vol. 3, #73-74; Dark X-Men: The Beginning #3 2011年10月 HC: 978-0785156390
Wolverine: Get Mystique Wolverine vol. 3, #62-65 2008年8月 978-0785129639
Wolverine: Old Man Logan Wolverine vol. 3, #66-72; Wolverine: Old Man Logan Giant-Size 2010年9月
2009年10月
SC: 978-0785131724
HC: 978-0785131595
Wolverine: Weapon X, Vol. 1: The Adamantium Men Wolverine vol. 3, #73-74; Wolverine: Weapon X #1-5 2010年4月
2009年11月
SC: 978-0785141112
HC: 978-0785140177
Dark Wolverine, Vol. 1: The Prince Wolverine vol. 3, #73-74 (back stories); Dark Wolverine #75-77 2010年3月
2009年11月
SC: 978-0785138662
HC: 978-0785139003
Dark Wolverine, Vol. 2: My Hero Dark Wolverine #78-81 2010年3月 SC: 978-0785138679
HC: 978-0785139775
Siege: X-Men Dark Wolverine #82-84; New Mutants vol. 2, #11; Siege: Storming Asgard - Heroes & Villains 2010年12月
2010年8月
SC: 978-0785148166
HC: 978-0785148159
Wolverine: Origins, Vol. 9: The Reckoning Dark Wolverine #85-87; Wolverine: Origins #46-50 2010年10月 HC: 978-0785139782
House of M: World of M, Featuring Wolverine Wolverine vol. 3, #33-35; Black Panther vol. 4, #7; Captain America vol. 5, #10; The Pulse #10 2006年3月 978-0785119227
X-Men vs. Apocalypse, Vol. 1: The Twelve Wolverine vol. 2, #146-147; Cable #73-76; Uncanny X-Men #376-377; X-Men #96-97 2008年3月 978-0785122630
X-Men vs. Apocalypse; Vol. 2: Ages of Apocalypse Wolverine vol. 2, #148; Cable #77; Uncanny X-Men #378, Annual '99; X-51 #8; X-Men #98; X-Men Unlimited #26; X-Men: The Search for Cyclops #1-4 2008年9月 978-0785122647
Wolverine Goes to Hell Wolverine vol. 4, #1-5 2011年2月 978-0785147848
Wolverine vs. the X-Men Wolverine vol. 4, #5.1, 6-9 2011年9月 HC: 978-0785147862
Wolverine: Wolverine's Revenge Wolverine vol. 4, #10-16 2011年11月 HC: 978-0785152798
Wolverine: Goodbye, Chinatown Wolverine vol. 4, #17-20 2012年4月 HC: 978-0785161417
Wolverine: Back in Japan Wolverine Vol. 2 #300-304 2013年1月 0785161449
Wolverine: Rot Wolverine Vol. 2 #305-309 2013年3月 0785161465
Wolverine: Sabretooth Reborn Wolverine Vol. 2 #310-313 2013年2月 978-0785163251
Wolverine: Covenant Wolverine Vol. 2 #314-317 2013年4月 978-0785164678
Wolverine Vol. 1: Hunting Season Wolverine Vol. 5 #1-6 2013年9月 978-0785183969

日本語版 編集

タイトル 収録作品 出版社 翻訳者 出版日 ISBN
ウルヴァリン Wolverine #1-4; Uncanny X-Men #172-173 ヴィレッジブックス 秋友克也 2013年8月 4864910804

登場人物 編集

ウルヴァリン(Wolverine

1980年代から登場するキャラクター 編集

雪緒(Yukio
1982年初登場のキャラクター。
ウルヴァリン (アニメ)』及び『ウルヴァリン:SAMURAI』では主要人物の一人として登場。長い赤髪をしている。
矢志田 信玄(Shingen Yashida
1982年初登場のキャラクター。
『ウルヴァリン (アニメ)』及び『ウルヴァリン: SAMURAI』では主要人物の一人として登場する。声優は柴田秀勝。木剣でも切れる力を持つ。
Ogun
Kitty Pryde and Wolverine』で初登場したキャラクター。ウルヴァリンの指導教官だった時期もある。
ブラッドスクリーム(Bloodscream
1989年初登場のキャラクター。吸血鬼。
Roughouse
1989年初登場のキャラクター。
シルバーフォックス(Silver Fox
1989年初登場のキャラクター。
ウルヴァリン:X-MEN ZERO』ではヒロインとして登場。

1990年代から登場するキャラクター 編集

Spore
1990年初登場のキャラクター。
アルバート(Albert
1991年初登場のキャラクター。ウルヴァリンのロボット工学による複製。
Elsie-Dee
1991年初登場のキャラクター。
Shiva
1992年初登場のキャラクター。
ケストレル(Kestrel
1992年初登場のキャラクター。
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』では「ジョン・ライス」という名前で登場。
キメラ(Chim
1996年初登場のキャラクタ

2000年代から登場するキャラクター 編集

ミスターエックス(Mister X
2001年初登場のキャラクター。
Brent Jackson
2001年初登場のキャラクター。
マルコム・コルコード(Malcolm Colcord
2001年初登場のキャラクター。
ドッグ・ローガン(Dog Logan
2001年初登場のキャラクター。トーマス・ローガンの息子。
トーマス・ローガン(Thomas Logan
2001年初登場のキャラクター。ドッグ・ローガンの父親。口汚い酒飲み。
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』では物語の始まりに登場する。演じるのはアーロン・ジェフリー
Native
2004年初登場のキャラクター。
ゴーゴン(Gorgon
本名:トミ・シシド
2004年初登場のキャラクター。ヒドラという組織のメンバーでもある。
日本人のミュータント。ゴーゴンの名前通り、見た相手を石化させる能力を持つ。ほか、刀を使う剣術も得意とし、マーベル世界において近接格闘に高い技量を持つエレクトラを苦も無く倒し、ウルヴァリンすら格闘戦では「勝てない」とした程の腕前。
その能力により、一時的にヒドラを乗っ取り、支配者となった。
ダークアベンジャーズ』にも登場しており、新しいダークアベンジャーズのメンバーの一人となった。
ロミュラス(Romulus
2007年初登場のキャラクター。
長年に渡ってウルヴァリンの人生を操作して、ウルヴァリンに苦悩を与え続けてきた人物。ウルヴァリンにプロフェッサーX暗殺を命じる強い暗示を与えたことにより、ウルヴァリンの記憶の著しい欠損を招く原因を作った。
猿から進化したホモサピエンスとは異なる、狼から進化したホモルパス=ルピン一族の王。
ウルヴァリンに酷似した風貌をしているが、より大柄で年老いており爪の生えた義手を用いている。
最後はウルヴァリンに殺された。
ダケン(Daken
本名:不詳(養親からはアキヒロと命名)
2007年初登場のキャラクター。
1940年代の日本で、当時の妻イツとの間に生まれたウルヴァリンの息子。ヒーロー・ヴィランのどちらにも所属しない独自性を持ち、両性愛者で薬物中毒という側面もある。
ウルヴァリンはウィンターソルジャーによってイツが殺された際に、胎内にいたダケンも殺されたものと勘違いしていたが、ダケンはヒーリングファクターを発動させ生存。その後救出され、仙台のアキヒラ、ナツミ夫婦の元で養子として育った。コードネームは幼少期に「駄犬」のように醜く汚いと蔑まされ、村中の人間にいじめられたことに由来する。過度のいじめにより、怒りが暴発した結果、自分をいじめた子供や彼を追放しようとした養父母までも惨殺するに至り、唯一救いの手を差し伸べたロミュラスの元で暗殺者として働くようになる。
ウルヴァリンと同じく、3本の爪(手の甲から2本、内側の手首から1本)とヒーリングファクターを持つミュータント。爪にはティンカラーによってヒーリングファクターを無効化するムラマサの破片が埋め込まれていたが、後にウルヴァリンによって剥奪された。
ロミュラスに洗脳され父が母イツを殺したと信じ込み、父を殺そうとしていたが、プロフェッサーXにより黒幕がロミュラスであることを知る。
ウルヴァリンとは真相を知ってからもその仲は円満とは言いがたい。
『ダークアベンジャーズ』にも登場し、表向きにはウルヴァリンを名乗っている。アスガルド襲撃後、ノーマン・オズボーンら主要なメンバーがアベンジャーズに敗れ捕らえられた中、脱出に成功する。

評価 編集

IGNでは第1期シリーズのコレクテッド・エディションが「Must Have」評価となった[5]

映像作品 編集

実写映画シリーズ 編集

X-メン (映画シリーズ)』からのスピンオフ作品でもあるため、同シリーズのキャラクターも登場。ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを演じる。

ウルヴァリン:X-MEN ZEROX-Men Origins: Wolverine
2009年の映画。スピンオフシリーズの第1作。シルバー・フォックス、ケストレル(この映画では名前は「ジョン・ライス」)、トーマス・ローガンが登場する
ウルヴァリン:SAMURAIThe Wolverine
2013年の映画。スピンオフシリーズの第2作。雪緒、矢志田 信玄が登場。第1期シリーズのストーリーが翻案されている[6]
LOGAN/ローガン (Logan)
2017年の映画。スピンオフシリーズの第3作。『Old Man Logan』を原作とし、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンはこれが最後となる[7][8]

アニメーション作品 編集

ウルヴァリン・アンド・ジ・X-メンWolverine and the X-Men
2008年のテレビアニメのシリーズ。
ハルク バーサスHulk Versus
2009年のアニメーション映画。
ウルヴァリン (アニメ)Wolverine
2011年1月から放送された日本のアニメ会社マッドハウスが制作した連続テレビアニメ作品。雪緒、矢志田 信玄が登場する。

関連項目 編集

参考文献 編集

  1. ^ “Marvel A to Z”. Marvel Age Annual (Marvel Comics) (4): pp. 28. (1988年) 
  2. ^ Marvel Comics Solicitations for December, 2012”. Comic Book Resources (2012年9月19日). 2012年11月20日閲覧。
  3. ^ Cornell and Davis Tackle "Wolverine" For Marvel NOW!”. comicbookresources.com (2012年11月20日). 2012年11月20日閲覧。
  4. ^ Wheeler, Andrew (2012年10月8日). “Marvel NOW! Q&A: Savage Wolverine”. Marvel.com. 2012年10月8日閲覧。
  5. ^ Wolverine TPB Review”. IGN (2006年5月19日). 2013年9月12日閲覧。
  6. ^ Marshall, Rick (2009年8月10日). “Hugh Jackman Offers 'Wolverine 2' Update: 'We're Starting To Work On It Now'”. MTV. オリジナルの2010年8月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100823105731/http://splashpage.mtv.com/2009/08/10/hugh-jackman-offers-wolverine-2-update-were-starting-to-work-on-it-now/ 2010年10月20日閲覧。 
  7. ^ ヒュー「ウルヴァリン」降板か、2017年公開目指す第3弾が最後の可能性。 | Narinari.com
  8. ^ Nugent, Jogn (2016年10月5日). “The next Wolverine solo movie is titled Logan”. Empire. http://www.empireonline.com/movies/wolverine/wolverine-solo-movie-logan/ 2016年10月5日閲覧。 

外部リンク 編集