ウルヴァ島Ulvaスコットランド・ゲール語:Ulbha、古ノルド語:Ulv-oy/Ulfrsey、オオカミ)は、スコットランドインナー・ヘブリディーズ諸島の小島。マル島の西岸に近接する。人口は21人(2001年)。美しい自然が残る。現在の島の所有者は北イングランド貴族のハワード家から島を購入した5人の島民である[1]

ウルヴァ島

ウルヴァ島
所在地 イギリスの旗 イギリス
所在海域 大西洋
座標 北緯56度28.5分 西経6度12分 / 北緯56.4750度 西経6.200度 / 56.4750; -6.200
面積 19.90 km²
最高標高 313 m
プロジェクト 地形
テンプレートを表示
ウルヴァ島の位置

6億年前の火山活動でできた島で、内陸部分はムアである。

かつてはダルリアダ王国の辺境地帯で、ピクト人も暮らしていた。キリスト教化以後、アーガイル司教の管轄下となり、聖コルンバも島を訪れている。中世に氏族(クラン)のマッカーリー家所有となった。ジャコバイト反乱時代には、マッカーリー家はチャールズ・エドワード・ステュアート側について戦っている。

『オーストラリアの父』と讃えられるラックラン・マッコーリーはウルヴァ島の出身である。

1837年には16の村があったというウルヴァ島は、新たに島を購入したフランシス・クラークにより人口の2/3を追放されるという暴挙に見舞われた。クラークは、時には警告なしに家を焼き払うことまでした。クラークは周辺の小島ゴメトラと小コロンゼーも購入し、同じように島民を追放した。

1945年、イディス・コングルトンが島を購入。以後、彼女の子孫であるハワード家が所有していた。

2018年6月21日、島民5人が約450万ポンドを調達し、島を所有するハワード家から島を購入した。[1][2]

脚注 編集

外部リンク 編集