エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草、学名Leontopodium discolor )は、キク科ウスユキソウ属多年草高山植物。別名、レブンウスユキソウ(礼文薄雪草)[2][3]

エゾウスユキソウ
筑波実験植物園植栽 2015年5月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: ハハコグサ連 Gnaphalieae
: ウスユキソウ属 Leontopodium
: エゾウスユキソウ
L. discolor
学名
Leontopodium discolor Beauverd[1]
和名
エゾウスユキソウ(蝦夷薄雪草)[2][3]

特徴 編集

の高さは13-33cmになる。根出葉は長さ3.5-8cmになる倒披針形で、につくは10-20個が互生し、長さ3-5cm、幅3-8mmになる倒披針形で、先はとがり、基部はしだいに細くなるが鞘状にはならない[2][3][4]

花期は7-8月。頭花の縁に星状につく苞葉は径2.5-6cmになる。頭花は径6mmになり、5-22個が密生する。頭花には雄花と雌花が混在する。果実痩果で長さ1mmの長楕円形になり、4稜がある[2][3][4]

分布と生育環境 編集

北海道の礼文島藻琴山ニペソツ山釧路町昆布森に分布し、乾いた岩礫地や草地に生育する。サハリンにも分布する[3][4]

保全状況評価 編集

絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト

(2012年環境省レッドリスト)

脚注 編集

  1. ^ エゾウスユキソウ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ a b c d 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.74
  3. ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』p.23
  4. ^ a b c 『日本の野生植物 草本III 合弁花類』p.206

参考文献 編集