エムデン (フリゲート・初代)

エムデンドイツ語: Emden, F 221)とは、西ドイツ海軍フリゲートであり、ケルン級フリゲートの2番艦である。

エムデン
F221 エムデン(1983年撮影)
基本情報
建造所 H.C.ストラッケン&ゾーン ハンブルク造船所
運用者  ドイツ海軍
 トルコ海軍
艦種 フリゲート
級名 ケルン級
艦歴
起工 1958年4月15日
進水 1959年3月21日
就役 1961年10月24日
退役 1983年6月30日
その後 トルコ海軍にて「ゲムリク」として再就役
1989年1月に退役
要目
排水量 2.969 t
全長 109.8m
最大幅 11.2m
吃水 3.54m
機関 ブラウン・ボベリガスタービン × 2基
MANV型16気筒 4ストロークディーゼル × 4基
推進 CODAG方式、2軸推進
出力 17,664kW(ガスタービンエンジン2基)
8,832kW(ディーゼルエンジン4基)
26,496kW(ガスタービン+ディーゼルの合計)
速力 34ノット(ガスタービン+ディーゼル)
28ノット(ガスタービンのみ)
23ノット(ディーゼルのみ)
乗員 210名 - 238名
兵装 Mle.53 100mm両用単装砲 × 2基
ブレダMod.58-II MDL 40mm連装機関砲 × 2基
ボフォースMod.58 40mm単装機関砲 × 2基
M/50 375mm対潜ロケット4連装発射機 × 2基
533mm魚雷発射管 × 4基
Mk44魚雷を発射する。)
レーダー 航法レーダー KH14/9
監視レーダー SGR105/04, SGR103/02
火器管制レーダー MV2/3Du, M4/1Du, M5/1Du, M9/3Du
ソナー CWE10 魚雷誘導ソナー
PAE1A 対潜ロケット照準ソナー
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艦名はニーダーザクセン州エムデン市に由来する。この名を冠するドイツ海軍艦艇としては4代目。

艦歴 編集

「エムデン」はH.C.ストラッケン&ゾーン ハンブルク造船所において1958年4月15日に起工、翌1959年3月21日に進水式が行われた。その後艤装と試験航海を経て、1961年10月24日に西ドイツ海軍に就役した。

西ドイツ海軍就役後、「エムデン」は他の姉妹艦と共にクックスハーフェンCuxhaven)を母港とする第2護衛艦戦隊(2. Geleitgeschwader)に配属された。後の1968年に、第2護衛艦戦隊は母港をヴィルヘルムスハーフェンに移転させている。

就役後は西ドイツ海軍の戦力の一端を担ってきたが、1979年に入ると新型のブレーメン級フリゲートの建造・就役が始まったため、「エムデン」は1983年6月30日に西ドイツ海軍から退役した。

退役後の「エムデン」は1983年9月17日にトルコ海軍に引き渡されて「D361 ゲムリク」の名で再就役したが、1989年にトルコ海軍から退役した。「D361 ゲムリク」の名は同年に西ドイツ海軍を退役した「F225 ブラウンシュヴァイク」が襲名したうえで再就役した。

関連項目 編集

外部リンク 編集