エメカ・オカフォー

アメリカのバスケットボール選手 (1982 - )

エメカ・オカフォーEmeka Okafor,本名Chukwuemeka Noubuisi Okafor,1982年9月28日 - )はアメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のバスケットボール選手。NBAシャーロット・ボブキャッツなどに所属していた。ポジションはセンターパワーフォワード

エメカ・オカフォー
Emeka Okafor
フリーエージェント
ポジション C/PF
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1982-09-28) 1982年9月28日(41歳)
出身地 テキサス州の旗 テキサス州ヒューストン
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 114kg (251 lb)
ウィングスパン 222cm  (7 ft 4 in)[1]
キャリア情報
出身 コネチカット大学
ドラフト 2004年 2位
選手経歴
2004-2009
2009-2012
2012-2013
2017-2018
2018
2019-2020
シャーロット・ボブキャッツ
ニューオーリンズ・ホーネッツ
ワシントン・ウィザーズ
デラウェア・87ers (Gリーグ)
ニューオーリンズ・ペリカンズ
蔚山現代モービスフィバス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2004
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2004 アテネ バスケットボール

経歴 編集

コネチカット大学に進み3年間ベン・ゴードンらとプレイした。2004年NCAAトーナメントではチームを優勝へと導き、ファイナル4のオールトーナメントチームに選ばれた[2][3]。大学3年を終えた時点でアーリーエントリーを宣言。2004年のNBAドラフトドワイト・ハワードに次ぐ全体2位で(04-05シーズンからNBAに参入する)シャーロット・ボブキャッツから指名された[4]。また、ドラフト直後のアテネオリンピックアメリカ代表として出場し、銅メダルを獲得した。

1年目の2004-05シーズンのボブキャッツは大苦戦を強いられたが、オカフォーは孤軍奮闘の活躍。新人ながら中心選手として1試合平均15.1得点10.9リバウンドの好成績を残しベン・ゴードンらを抑えて、新人王に輝いた[5]。また11月11日から1月1日までの19試合でダブル・ダブルを記録した。そして2005年のオールスター投票でもイースタンカンファレンスのフォワードで7位の票を獲得、新人としては最多得票だった。

2年目となった2005-06シーズンはシーズン序盤に足首を故障し、26試合の出場に終わった。その後先発として定着しリバウンドとブロックでは毎シーズン上位にランクインしディフェンシブな活躍を見せている。2007-08シーズンは全82試合に先発出場したもののチームは低迷し、光の当たらないシーズンが続いた。

2008-09シーズン後、タイソン・チャンドラーとのトレードでニューオーリンズ・ホーネッツ (現:ニューオーリンズ・ペリカンズ)へ移籍した[6]

2012年6月20日、チームメイトのトレバー・アリーザと共にワシントン・ウィザーズへ移籍した[7]

2013年10月25日、マルチン・ゴルタットとのトレードでフェニックス・サンズに移籍。しかし、2013-14シーズン椎間板ヘルニアの為に1試合も出場できず、以降は無所属の状態が続いた。

2017年9月25日、フィラデルフィア・76ersとトレーニングキャンプに関する契約を結んだ[8]が、開幕前に解雇。解雇後に傘下のデラウェア・87ersに送られ、NBA復帰を目指すことになった[9]

2018年2月3日、ニューオーリンズ・ペリカンズ10日間契約を締結した[10]。2月12日に行われたデトロイト・ピストンズ戦で約5年ぶりにNBAの選手として先発出場した。この試合でオカフォーは8得点、7リバウンドを記録、試合はペリカンズが118-103で勝利した[11]。2月14日、ペリカンズと二度目の10日間契約を結んだ[12]。2月26日、チームと正式契約を結んだ[13]

プレースタイル 編集

オフェンス能力は平均的である一方、ディフェンスは評価が高く、チームの守護神としてペイントエリアを支えている。真面目な性格でリーダーシップにも長ける。

その他 編集

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2004–05 CHA 73 73 35.6 .447 .000 .609 10.9 .9 .8 1.7 1.7 15.1
2005–06 26 25 33.6 .415 --- .656 10.0 1.2 .8 1.9 2.0 13.2
2006–07 67 65 34.8 .532 --- .593 11.3 1.2 .9 2.6 1.7 14.4
2007–08 82 82 33.1 .535 --- .570 10.7 .9 .8 1.7 2.0 13.8
2008–09 82 81 32.8 .561 --- .593 10.1 .6 .6 1.7 1.8 13.2
2009–10 NOH 82 82 28.9 .530 --- .562 9.0 .7 .7 1.5 1.4 10.4
2010–11 72 72 31.8 .573 .000 .562 9.5 .6 .6 1.8 1.7 10.3
2011–12 27 27 28.9 .533 --- .514 7.9 .9 .6 1.0 1.4 9.9
2012–13 WAS 79 77 26.0 .477 --- .571 8.8 1.2 .6 1.0 1.4 9.7
2017–18 NOP 26 19 13.6 .505 --- .818 4.6 .3 .3 1.0 .5 4.4
通算:10年 616 603 30.9 .512 .000 .586 9.7 .8 .7 1.6 1.6 12.0

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2011 NOH 6 6 31.3 .645 --- .364 5.5 .0 1.0 1.0 2.0 7.3
2018 NOP 1 0 4.0 .000 --- .000 .0 .0 .0 .0 .0 .0
出場:2回 7 6 27.4 .625 --- .364 4.7 .0 .9 .9 1.7 6.3

脚注 編集

  1. ^ Emeka-Okafor”. draftexpress.com (2004年). 2017年10月23日閲覧。
  2. ^ HoopsHype Players – 50 Emeka Okafor”. HoopsHype.com. 2014年9月14日閲覧。
  3. ^ Huskies of Honor
  4. ^ Bobcats Select Emeka Okafor As First-Ever Rookie Draft Pick”. NBA.com (2004年6月24日). 2014年9月14日閲覧。
  5. ^ Okafor named Rookie of Year”. ESPN.com (2005年5月5日). 2014年9月14日閲覧。
  6. ^ Sources: Hornets, Cats agree on deal”. ESPN.com (2009年7月28日). 2014年9月14日閲覧。
  7. ^ Hornets trade Emeka Okafor and Trevor Ariza to Wizards for Rashard Lewis
  8. ^ 76ers agreed with Emeka Okafor and Kris Humphries, announce 20-man training camp roster
  9. ^ NBA G League tips off today: here are the team rosters
  10. ^ Pelicans sign Emeka Okafor to 10-day contract” (英語). NBA.com (2018年2月3日). 2018年2月4日閲覧。
  11. ^ Pelicans' Emeka Okafor: Scores eight points Monday” (英語). cbssports.com. CBS Sports (2018年2月12日). 2018年2月13日閲覧。
  12. ^ Pelicans Sign Emeka Okafor to Second 10-Day Contract” (英語). NBA.com (2018年2月14日). 2018年2月16日閲覧。
  13. ^ Pelicans Sign Emeka Okafor” (英語). NBA.com (2018年2月26日). 2018年2月27日閲覧。

外部リンク 編集