オートレースの競走一覧

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オートレースの競走一覧は日本におけるオートレース競走の一覧である。

概要 編集

1995年度よりグレード制が採用されており、以下に示す順で4段階にランク分けされる。なおGI・GIIの本来の数字表記はローマ数字である。

  • SG (スーパーグレード)
  • 特別GI(G1、2004年度新設。2010年度までGI格、2011年度から賞金増額に伴い格上げ[1]
  • GI(G1)
  • GII(G2)
  • 普通開催

上記の中でも年5回行われるSG(スーパーグレード)はその頂点にある。続いて、特別GI・GI・GIIと呼ばれるグレードレースが順番に存在する(かつてはGIIより格下のGIIIと呼ばれたグレードレースも存在したが、現在廃止されている)。さらに、グレードレース以外にも、普通開催と呼ばれる一般競走が行われる。

SG 編集

SG(スーパーグレード)は年に以下の5開催がある。この5開催はいずれも全国トップクラスの精鋭で構成され、ハイレベルなレースが楽しめるのが特徴である。優勝賞金は1420〜3000万円程。

廃止になったSG開催

特別GI(G1) 編集

全国ランキング上位96名を選抜して開催されるプレミアムカップが該当する。

特別GIとはボートレースでのプレミアムGIに相当するレースである。ボートレースのプレミアムGIと同じく、他のGIとは別の格付けとなるため賞金も610万円となっている。

また、優勝戦3着までの選手にはスーパースター王座決定戦のトライアル戦に出場する為のポイントが付与されるため、準SGとも称される。

原則年2回、各場の持ち回りで開催される。

GI(G1) 編集

GIは各場で年に2開催、もしくは3開催している。GI開催は他場のトップクラス選手も多く迎え入れるが、SG開催よりもやや開催地優先の選手配分がなされているのが特徴である。優勝賞金は310万円程度。

開催場 競走
川口オートレース場
伊勢崎オートレース場
  • 開場記念シルクカップ争奪戦
  • ムーンライトチャンピオンカップ争奪戦
浜松オートレース場
  • 開場記念ゴールデンレース
  • スピード王決定戦[注 1]
飯塚オートレース場
  • 開設記念レース
  • ダイヤモンドレース
山陽オートレース場
  • 開場記念令和グランドチャンピオンカップ(旧山陽グランプリ、旧平成チャンピオンカップ)
  • スピード王決定戦[注 2]

廃止になったGI開催 編集

  • 全国地区対抗戦
  • グランドチャンピオン決定戦
  • 春のスピード王決定戦
  • オート発祥記念船橋オート祭
  • 黒潮杯争奪戦

GII(G2) 編集

GII競走は特色のある企画レースが多いのが特徴。優勝賞金は170万円程。

開催場 競走
川口オートレース場
伊勢崎オートレース場
  • レジェンドカップ
  • 稲妻賞争奪戦
浜松オートレース場
  • ウィナーズカップ
  • 浜松記念 曳馬野賞[注 3]
飯塚オートレース場
山陽オートレース場
  • 若獅子杯争奪戦
  • 小林啓二杯
  • ミッドナイトチャンピオンカップ
持ち回り開催

廃止となったGII競走 編集

  • 期別対抗チャレンジカップ
  • ウインターカップ(旧報知新聞社杯争奪戦)
  • 関東地区選手権
  • まがたま杯争奪戦
  • サマーチャンピオン決定戦(旧市制○○周年記念レース)
  • トーマスメモリアルカップ
  • 春のスピード王決定戦
  • 秋のスピード王決定戦
  • ウエストチャンピオンシップ
  • 選抜地区対抗戦(旧スポニチ杯争奪戦)
  • 山陽王座決定戦
  • オールジャパンA級ファイター選手権
  • トライアングルフェスタ
  • グランドウイナーズフェスタ
  • オーバルマスターズチャンピオンシップ
  • はやて賞争奪戦
  • ジュニア選手権
  • サマーチャンピオンズカップ(旧ヤングダービー)
  • オート名匠戦
  • GIIグランプリ
  • スターライトチャンピオンカップ
  • さざんかカップ(旧さざんか杯争奪戦)
  • チャレンジカップ
  • ライジングカップ

GIII(G3) 編集

現在、GIIIは廃止。

  • 九州選手権
  • 関東ジュニア選手権

普通開催 編集

上記グレードレース(SG、GI、GII、GIII)に属さない一般競走である。本項では、その中でも著名なレースのみ記述する。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 山陽の同名開催とは無関係である。
  2. ^ 浜松の同名開催とは無関係である。
  3. ^ 2023年度新設[2]
  4. ^ 2022年度新設
  5. ^ 獲得賞金等がGII並の「GII格」の一般開催である。そのため、優勝者の公式プロフィールにはGII優勝としてはカウントされない。
  6. ^ 企画レースのため、優勝回数にはカウントされない。
  7. ^ オートレース発祥70周年記念の企画レース。
  8. ^ 7車立8R制。車券販売はインターネット投票と一部の場外車券売り場のみ。発走予定時間は17時50分頃(1R)から20時45分頃(8R)。2020年1月・2月に試行開催、同年9月より正式開催。2021年4月より、「アフター6ナイター」の開催時間1時間繰り上げに伴い「アフター5ナイター」に改称[3]。アフター6では特別観覧席を無料開放していたが、アフター5からは無観客開催となった。
  9. ^ 7車立8R制。無観客開催(レースの模様は、CS放送・インターネット配信)。車券販売はインターネット投票のみ(専用場外での発売あり)。発走予定時刻1R18時50分頃から最終8R21時50分頃。2020年10月から2021年2月末まで試行開催。2021年4月より正式開催。
  10. ^ オートレース発売が無い空白時間帯(他場で開催されるナイターグレードレース前)での開催。7車立9R制(試行開催の時には、7車立8R制でも開催された[4])。発走予定時刻は、9時30頃又は10時頃(1R)から14時頃(9R)。有観客開催で、本場・場外・ネット及び電話投票で車券販売を行う[5]。2021年5月から同年8月まで試行開催[4]。2022年度も継続して開催されている[5]

出典 編集

  1. ^ 5月の開催日程が決定しました”. AutoRace.JP. 公益財団法人JKA (2011年4月12日). 2022年10月28日閲覧。
  2. ^ 開催日程【2023年10月~2024年3月】が決定しました!”. Auto Race.JP. 公益財団法人JKA (2023年8月10日). 2023年8月11日閲覧。
  3. ^ 伊勢崎オートアフター5ナイターの開催について”. オートレース オフィシャルサイト (2021年3月2日). 2021年3月18日閲覧。
  4. ^ a b 浜松アーリーレースの試行開催について”. オートレース オフィシャルサイト. 公益財団法人JKA (2021年3月10日). 2021年5月28日閲覧。
  5. ^ a b 2022年度も浜松オートにて『浜松アーリーレース』を開催します”. 浜松オート オフィシャルサイト. 日本トーター株式会社 (2022年5月22日). 2022年8月10日閲覧。

関連項目 編集