キャプテンEO

ディズニーパークのアトラクション

キャプテンEO (Captain EO、キャプテン イーオー) は、ディズニーパークにあったマイケル・ジャクソン主演の3D (4D) 立体映画アトラクション東京ディズニーランドの同アトラクションは2014年6月末で終演を迎えた。[1]

このアトラクションが存在したパーク 編集

概要 編集

マイケル・ジャクソンの人気が絶頂期を迎えていた1986年9月に、エプコットディズニーランドでオープンした。このアトラクションもマイケル同様に人気が高かったことから、東京ディズニーランドディズニーランド・パリでもオープンしたが、1990年代後半に4つのパーク全てでクローズした。

2009年6月にマイケル・ジャクソンが死去した事を受け、このアトラクションの復活が決まった。最初にディズニーランドで2010年2月23日にオープンし、続いてディズニーランド・パリで6月12日に、東京ディズニーランドで7月1日、エプコットで7月2日にそれぞれオープンした。ちなみに4つのパーク全てが「ミクロ・オーディエンス」(東京ディズニーランドは「ミクロアドベンチャー!」)を休演して、その施設を流用している。当初はどのパークも期間限定(東京ディズニーランドでは1年間)の復活を予定していたが、後に全てのパークでレギュラーアトラクションとして上映されることになった。これに伴い「ミクロ・オーディエンス」(ミクロアドベンチャー!)は正式にクローズした。

ストーリー
色彩を全く失った暗黒の星へとたどり着いたキャプテンEOと仲間たちが、歌やダンスなどで暗黒の女王に挑む。
スタッフ
キャスト
挿入歌

キャラクター 編集

キャプテンEO
落ちこぼれクルーというレッテルをはられた仲間達を率いるキャプテン。
ファズボール
翼をもったスペースモンキー。キャプテンEOの肩に乗っている。ベース担当。
フーター
象に似ているおっちょこちょいな生き物。食いしん坊で宇宙地図を食べてしまう。キーボード担当。
ザ・ギークス
体に二つの頭が付いている兄弟。左の頭がオディ、右がアイディという。宇宙船の操縦を担当している。ドラム担当。
メジャードモ&マイナードモ
二人組のロボット。人型のロボットがメジャードモ、小さくてキャタピラが付いているのがマイナードモ。メジャードモは左足がベース、それ以外はドラムに変身し、マイナードモはシンセサイザーに変身する。
暗黒の女王
上半身が無数のケーブルにつながれてる悪の女王。最後では、華麗な姿に変身する。

各施設紹介 編集

エプコット 編集

キャプテンEO
オープン日 1986年9月12日(再オープンは2010年7月2日)
クローズ日 1994年7月6日(再クローズは2015年12月6日)
スポンサー なし
所要時間 約17分
利用制限   なし
ファストパス   対象外
シングルライダー   対象外

世界のパークで最初にできたアトラクション。2010年7月2日に再オープンした[2]

ディズニーランド 編集

キャプテンEO
オープン日 1986年9月18日(再オープンは2010年2月23日)
クローズ日 1997年4月7日(再クローズは2014年6月22日)
スポンサー コダック
所要時間 約17分
定員 不明
利用制限   なし
ファストパス   対象外
シングルライダー   対象外

2009年12月18日に再オープンが発表された[3]。このアトラクションの跡地にあったミクロ・オーディエンスをクローズして世界のパークに先駆けて再オープンした。

東京ディズニーランド 編集

初演版 編集

キャプテンEO
オープン日 1987年3月20日
クローズ日 1996年9月1日
スポンサー ジェーシービー(JCB)
所要時間 約17分(メイキング・オブ「キャプテンEO」を含めると約23分)
定員 428人
利用制限   なし
ファストパス   対象外
シングルライダー   対象外
声の出演
  • 日本語版の冒頭部分のナレーター - 柴田秀勝
  • メイキング・オブ「キャプテンEO」のナレーター - 富田耕生
エピソード
1987年3月20日、シネマシアター内スクリーン周辺にレーザービームスモークなどを発する特殊効果を施し、グランドオープンした。なお、待合いロビーの内装は、キャストが立つステージの背面にCAPTAIN EOのロゴの取り付けと、壁の装飾が映画の登場キャラクターの立体ホログラムディスプレイと、劇中歌の歌詞が書かれたボードの設置以外は変更なし。キャストのコスチュームも「エターナルシー」時代からのをそのまま継続使用。
オープン当時、開園時間と同時にゲストがなだれ込む日も多かった。入場を待つ列は、夕方までプラザ(中央広場)まで延びることもあった。
上映中は、爆発音や目の前に迫るものが随所で突発的にあったため、子供だけでなく、女性客の悲鳴もあちこちであり、終映まで耐え切れず途中で退館するゲストもいた。
トゥモローランドのキャラクターグリーティングやイベントに於いて、グーフィーがキャプテンEOの衣装を纏ったことがあった。
公開と同時期にマイケル・ジャクソンBad World Tourで来日し夕方から一人でランドを丸ごと借り切った。

再演版 編集

キャプテンEO
オープン日 2010年7月1日
クローズ日 2014年6月30日
スポンサー ジェーシービー(JCB)
所要時間 約17分(メイキング・オブ「キャプテンEO」を含めると約23分)
定員 428人
利用制限   なし
ファストパス  
シングルライダー   対象外

2010年7月1日より再演開始。同じアトラクションが再演されるのは、東京ディズニーリゾートで初となる。跡地にあるミクロアドベンチャー!2010年5月10日にクローズしその施設を流用している。当初は1年間の期間限定再演を予定していたが、2011年5月6日にOLCからレギュラーアトラクション化する発表があった[4]。また、初演の時にはなかったディズニー・ファストパスが導入された。

映像の内容は初演と同じ(戦闘の場面などでライトが照らし出される)だが、初演にあった煙やレーザー光線などの演出は無くなっている。その代わりに、音楽などの場面に合わせて座席が振動したり、水がかかってくる演出が加わった。

オープン日は、最大で90分待ちとなった[5]

2015年夏に、リロ&スティッチを題材とした新アトラクション(スティッチ・エンカウンター)導入に伴い、2014年6月30日をもって終了した[6]

ディズニーランド・パリ 編集

キャプテンEO
オープン日 1992年4月12日(再オープンは2010年6月12日
クローズ日 1998年8月19日(再クローズは2015年4月12日)
スポンサー なし
利用制限   なし
ファストパス   対象外
シングルライダー   対象外

2010年6月12日に再オープンした[2]

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集