キングファーガス

競走馬

キングファーガス (King Fergus) は、18世紀末に活躍した競走馬種牡馬である。馬名はダルリアダ王国のファーガス王より。種牡馬として成功し、エクリプス系を発展させた主要な系統となった。1797年イギリス首位種牡馬。

キングファーガス
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1775年
死没 1801年
エクリプス
クリーピングポリー
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 カーバー氏
馬主 デニス・オケリー→ジョン・クローク
競走成績
生涯成績 8勝
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経歴 編集

現役時代は1778-1781, 1784年の5年間走に8勝。大きなレースや強い馬に勝ったことはなく、目立った競走馬ではなかった。一方、種牡馬としては最初アイルランドで、その後イギリスで供用され、ハンブルトニアン (Hambletonian) などの有名な競走馬を送り出すなど成功した。1797年にはそのハンブルトニアンなどの活躍によりイギリスの首位種牡馬を獲得している。1777年から1796年までの20年間ヘロド (Herod) -ハイフライヤー (Highflyer) 親子が連続して首位種牡馬を獲得しており、それをストップさせる形となった。また、首位獲得はエクリプス系として初であった。1801年ヨークシャーバラブリッジ (en) で死亡。

直系子孫は現在でも残存しており、主要国でもときおり見かけることができる。後継種牡馬のうち当初優勢であったのはベニングバラ (Beningborough) のほうであったが、19世紀中に衰退し、現在残っているのはすべてハンブルトニアンの子孫である。ハンブルトニアンの子孫にはセントサイモン (St. Simon) 、リボー (Ribot) らがいる。

主要産駒 編集

血統表 編集

キングファーガス血統エクリプス系 (血統表の出典)

Eclipse
1764年 栗毛
父の父
Marske
1750年 黒鹿毛
Squirt
1732年 栗毛
Bartlet's Childers
Snake Mare
Blacklegs Mare Hutton's Blacklegs
Bay Bolton Mare
父の母
Spilletta
1749年 黒鹿毛
Regulus
1739年 鹿毛
Godolphin Arabian
Grey Robinson
Mother Western
1731
Easby Snake
Old Montagu Mare

Creeping Polly
1756年 栗毛
Othello
1743年 青毛
Panton's Crab
1722年 芦毛
Alcock Arabian
Sister to Soreheels
Miss Slamerkin
1729年 鹿毛
Young True Blue
Oxford's Dun Arabian Mare
母の母
Fanny
1751年
Tartar
1743年 栗毛
Partner
Meliora
Starling Mare Starling
Childers Mare F-No.6


参考文献 編集

外部リンク 編集