ギョレメ国立公園( - こくりつこうえん、トルコ語: Göreme Millî Parkı)はトルコカッパドキア地方ネヴシェヒル県にある国立公園である。奇岩群と古代ローマ時代にギリシア人キリスト教徒によって建設された地下都市がある。カッパドキア観光の中心地であり、1985年ユネスコ世界遺産(複合遺産)に「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺跡群」として指定された。

世界遺産 ギョレメ国立公園及びカッパドキアの岩石遺跡群
トルコ
ギョレメ国立公園
ギョレメ国立公園
英名 Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia
仏名 Parc national de Göreme et sites rupestres de Cappadoce
登録区分 複合遺産
登録基準 (1), (3), (5), (7)
登録年 1985年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
使用方法表示
ギョルメの岩窟教会

この地域への初期の移住は キリスト教が伝播した頃の古代ローマ後期にさかのぼる。史跡の中にはギョレメのオルタハネ、ドゥムス・カディル、ユフス・コックとベジルハネの教会、岩から彫られた家々と縦抗がある。

登録基準 編集

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。

外部リンク 編集