クスンダ語(クスンダご、英語: Kusunda)はネパール中西部でわずかな話者によって話されている孤立した言語。最近になって詳細が明らかになってきた。2014年現在、話者数は3人である[1]

クスンダ語
話される国 ネパールの旗 ネパール
地域 ガンダキ県 タナフン郡ラプティ県 ダーン・デウクリ郡およびロルパ郡ルンビニ県 アルガカンチー郡
話者数 3人 (2014)[1]
言語系統
孤立した言語インド・太平洋大語族に分類されるという見方も存在)
  • クスンダ語
表記体系 なし
言語コード
ISO 639-1 -
ISO 639-2 -
ISO 639-3 kgg
消滅危険度評価
Critically endangered (Moseley 2010)
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かつてはチベット・ビルマ語派に属すと考えられていたが、2005年にデイヴィッド・E・ウォッターズ英語版よって孤立した言語であると発表された。インド・ヨーロッパ語族チベット・ビルマ語族がこの地に分布する前の古い言語と考えられている。

クスンダの子供はすでにクスンダ語を話さなくなり、ほぼ絶滅状態となっている。ブルシャスキー語との関係が研究されたりしているが、最近ではポール・ホワイトハウス(Paul Whitehouse)やメリット・ルーレンらがパプア諸語タスマニア語などとともに、インド・太平洋大語族に分類する見解を出している[2]

脚注 編集

  1. ^ a b Kusunda at Ethnologue (18th ed., 2015)
  2. ^ Whitehouse (2004)

参考文献 編集

外部リンク 編集