クズウコン科(クズウコンか、マランタ、Marantaceae)は単子葉植物に属す科。オーストラリアを除く世界の熱帯亜熱帯に30属400種ほどを産する。日本には本来自生しないが、亜熱帯地域に野生化したものがある。

クズウコン科クロンキスト体系
Maranta leuconeura
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ショウガ目 Zingiberales
: クズウコン科 Marantaceae
学名
Marantaceae
R.Br. (1814)

常緑性多年草で形態はカンナ科ショウガ科に類似する。地下茎から地上に短い茎を出し基部にをつける。は総状花序につく。葉は中心脈から両側に葉脈を分岐し、幅広い。経済的にはそれほど重要でないが、クズウコン澱粉の材料として熱帯各地で栽培され、また観葉植物として栽培されるものもある。

夜に葉が閉じることから祈り草(prayer-plant)と呼ばれる。

脚注 編集