クロサンドラ(学名:Crossandra infundibuliformis)は、キツネノマゴ科ヘリトリオシベ属の常緑小低木に分類される植物アフリカインドマダガスカルスリランカ原産。別名「サマーキャンドル」。

クロサンドラ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
: ハアザミ連 Acantheae
: ヘリトリオシベ属 Crossandra
: クロサンドラ C. infundibuliformis
学名
Crossandra infundibuliformis
(L.) Nees
和名
ヘリトリオシベ、ジョウゴバナ
英名
Crossandra (Firecraker flower)

特徴 編集

 
橙色のクロサンドラ。が確認できる。(7月24日

寒さに弱い熱帯性の花木で、コエビソウパキスタキスと同様に花のつく穂が(ほう)に覆われている。

花色は主に橙色黄色で、花径は3-5cm、草丈は15-80cm。葉は濃い緑色で強い光沢がある。高さ約1m位に成長する。

Crossandra(クロサンドラ)の語源は、おしべの形に由来し、ギリシャ語Krossos房飾り)とaner)による。日本へは1912年に渡来。実用種は、数種ある。

栽培 編集

は多湿に、乾燥気味に管理する。耐寒性はなく越冬は10℃以上とし、冬は乾燥気味にする。夏場は日焼け防止のために半日陰に置く。15度以上に管理すれば、冬でも花を付ける。

品種 編集

  • トロピックフレーム:橙色の花
  • トロピック イエロースプラッシュ:黄色の花
  • イエローバタフライ:黄色の花
  • プンゲンス:黄色の花
  • リフレブルー:翡翠色の花

この翡翠色の花をつける植物は、クロサンドラではなく,全く別属のエクボリウム・ビリデ(Ecbolium viride:キツネノマゴ科エクボリウム属)といい、アフリカ中部原産で、アラビヤやインドにも分布している。異学名はジャスティシア・ビリデ(Justicia viride)で、キツネノマゴやベロペロネ(コエビソウ)と同じ属に分類されていたことがある。園芸業者がエクボリウムでは売れないので、よく知られているクロサンドラという名で流通させたようである。

  • シャムロック:翡翠色の花
  • かがり火:大輪系、橙色の花
  • スーパーキャンドル:大輪系、橙色の花

など。

栽培 編集

関連項目 編集