ゲット・オン・ザ・バス

ゲット・オン・ザ・バス』(Get on the Bus)は、1996年アメリカ合衆国ドラマ映画スパイク・リー監督。

ゲット・オン・ザ・バス
Get on the Bus
監督 スパイク・リー
脚本 レジー・ロック・バイスウッド
製作 ビル・ボーデン
ルーベン・キャノン
バリー・ローゼンブッシュ
製作総指揮 スパイク・リー
音楽 テレンス・ブランチャード
デヴラ・D・ジェフリーズ
撮影 エリオット・デイヴィス
編集 レンダー・T・セールズ
配給 アメリカ合衆国の旗 コロムビア映画
日本の旗 アップリンク
公開 アメリカ合衆国の旗 1996年10月16日
日本の旗 1998年3月14日
上映時間 121分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ネイション・オブ・イスラムルイス・ファラカン英語版が主導した「百万人大行進」に参加するためにワシントンD.C.に向かうバスに乗り合わせた黒人(アフリカ系米国人)たちを描いた群像劇。

ストーリー 編集

1995年のロサンゼルス。2日後にワシントンで行われる「100万人の大行進」に参加するためのツアーバスが出発する。大行進は、黒人イスラム教指導者が全米の黒人に呼びかけたものだが、バスに乗った12人の黒人男性は階層、出自、考え方がそれぞれ異なり、次第に諍いや反目が生まれてくる。 問題児の息子を手錠でつないだエヴァン、駆け出し俳優で虚栄心に満ち絡みグセのあるフリップ、車中の混沌をカメラに収める映画学校の学生エグゼビア、元ギャングで今はイスラム教徒の非行少年指導官ジャマール、ギャングに殺された元警官の父親を持ち、母親は白人という現職警官のゲリー、不当解雇に遭い心臓に持病を抱えながら参加している老人ジェレマイア、別れ話でもつれるゲイのカップルなど。そんな乗客をうまくまとめるのはベテラン添乗員のジョージである。 道中、バスがエンストして替りのバスと新しい運転手のリックがやってくるが、彼はユダヤ人で、車内の差別・被差別の構図が一層複雑になって、険悪なムードに耐えられなくなったリックは途中でバスを降りてしまう。 メンバーが交代で運転に当たり、途中で車販売業の金持ち黒人を拾うが、共和党支持のエリートである彼は持論を展開し、反感を買ってバスから追い出されてしまう。 その後も車内は騒動を繰り返し、何とかワシントンに着くが、その車中でジェレマイアが心臓発作で倒れる。死ぬ覚悟で今回の行進に臨んでいた彼は、病院に搬送され間もなく息を引き取る。 彼の遺品である太鼓の中から一枚のメモが見つかる。それはジェレマイアがスピーチに用意していた祈りの言葉で、一行はリンカーン像の前でその言葉をしっかりと胸に刻んだ。

キャスト 編集

スタッフ 編集

出典 編集

外部リンク 編集