コエルルスCoelurus)は、中生代ジュラ紀後期の現アメリカ大陸などに生息していた肉食恐竜の一種。名前は「中空の尾」という意味。

コエルルス
Coelurus
コエルルス
コエルルス想像図
地質時代
ジュラ紀後期
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : 鳥吻類 Averostra
下目 : テタヌラ下目 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
階級なし : ティラノラプトラ Tyrannoraptora
: コエルルス科 Coeluridae
: コエルルス属 Coelurus
学名
Coelurus
Marsh1879

全長1.8メートル。小型獣脚類としては最初期に発見された種であり、小型獣脚類のグループの名称であるコエルロサウルス類の名づけ元でもある。化石としては発見例が少なく、あまりよくわかっていない。また誤認種も多い。

全体としてはオルニトレステスによく似ており、同属とされることもあったが、今日では近縁の別属とされる。

体型は小型で軽量である。手は比較的長く、小さいながらも鋭い歯をもっていた。小動物を主に食べていたと思われるが、時には大型肉食恐竜が倒した獲物の残りを食べることもあったと思われる。

分類体系 編集

関連項目 編集