サバンナ (お笑いコンビ)

日本のお笑いコンビ (1993-)

サバンナは、吉本興業に所属する日本のお笑いコンビ1994年結成。2人とも京都府出身。

サバンナ
メンバー 高橋茂雄
八木真澄
結成年 1994年
事務所 吉本興業
活動時期 1994年 -
出身 事務所直入
出会い 立命館中学校
現在の活動状況 テレビ・ライブなど
芸種 コント
漫才
ネタ作成者 高橋茂雄
過去の代表番組 なるトモ!
オニ発注
おはよう朝日です
ヒルナンデス!など
同期 浜本広晃(テンダラー
有吉弘行
劇団ひとりなど
公式サイト 公式プロフィール
受賞歴
1997年 ABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞
2009年 BGO上方笑演芸大賞
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メンバー 編集

高橋 茂雄(たかはし しげお、1976年1月28日 - )(48歳)
ボケ(たまにツッコミ)・ネタ作り担当。相方・八木はかなりの天然ボケであるためトーク番組などネタ番組以外では基本的に後輩の立場だが、八木に対して頭を叩きながらツッコむことも頻繁にある。
京都府京都市出身。立命館中学校立命館高等学校立命館大学産業社会学部情報メディアコース卒業。身長176 cm、体重67 kg。血液型A型。
通称「茂雄」。
「犬井ヒロシ」のキャラでも知られる。
八木 真澄(やぎ ますみ、1974年8月4日 - )(49歳)
ツッコミ(たまにボケ)担当。大学の後輩だった相方・高橋にはよく頭を叩かれながらツッコまれる。そして視聴者にも八木がツッコミということはほとんど知られていない。
京都府綴喜郡井手町出身。立命館中学校立命館高等学校、立命館大学産業社会学部卒業。身長176 cm、体重73 kg。血液型O型。
通称「八木ちゃん」「真澄」「マース」。
「有酸素運動マン」「置き引き」のキャラでも知られる。
なかやまきんに君とのユニット『ザ☆健康ボーイズ』としても活動している。

経歴 編集

  • 立命館大学在学中、学祭へ来た千原ジュニア千原兄弟)が高橋の披露した漫才を見て褒めてくれたことをきっかけとして遊び心で現在のコンビを結成[1]。八木がコンビ名として「ジャマイカ」を提案してみると高橋からは反対され、地域名なら妥協してくれるだろうと「サバンナ」を代わりに考案してそのまま採用された。高橋が漫画家ハロルド作石の大ファンであるため、当時連載されていた『サバンナのハイエナ』にちなんでサバンナを考えたとも語っている。
  • 1994年4月結成。初舞台は1994年、心斎橋筋2丁目劇場のオーディションイベント「2丁目ワチャチャライブJr.」。吉本所属のコンビだが2人ともNSCには一切通わずデビューしたという、NSC設立後養成所経由でのデビューが多い芸人の中では珍しいパターン。芸歴としてはNSC大阪校12期(小籔千豊2丁拳銃COWCOWなど)より後輩だが、同13期(ブラックマヨネーズ野性爆弾次長課長など)よりも先輩という位置となっている。云わば12.5期という立ち位置になる(広義ではNSC大阪校12期と同期扱い)。
    • デビュー直後にファミレスでネタ合わせをしていたところ、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)が偶然通りがかった(当時の小杉はNSC在籍中でデビュー前)。前述の通りサバンナはNSCへ通っておらず、自分より先輩とは全く思わなかった小杉は「何や自分らお笑いやってるん? まあ頑張りや!」と偉そうに声を掛けつつ去っていった[2]
  • 2008年以降にブレイクしてからはコンビとしての活動を熟す一方で、機転の利いたツッコミや回転の速さが評価された高橋によるピンでの仕事が目立っていく。八木も持ち前の一発ギャグ筋肉キャラなどでピンでの仕事こそあるが、高橋ほど多くはない。
  • 2022年3月31日放送分を以て『ヒルナンデス!』(日本テレビ)卒業により、コンビにおける東京でのレギュラー番組は消滅した。その7か月後には『今ちゃんの「実は…」』(ABCテレビ)の放送終了に伴い、レギュラー番組が完全消滅した。以降、高橋に限ってはピンでのレギュラー番組がある。

エピソード 編集

  • 芸風は主にコントで、ネタに登場するキャラは100以上にもなる。漫才も時たま演じており、M-1グランプリでは準決勝まで進出経験を持つ。
  • 高橋扮する『エンタの神様』(日本テレビ)でエンディングを担当するキャラ・犬井ヒロシは、本来2002年頃に完成したサバンナの看板コント「ブルース」でのキャラだった。エンタの神様以外でも『よしもとサンサンTV』(サンテレビ)で「犬井ヒロシ」というメインのコーナーをもっていた。
  • 犬井ヒロシとして一気に知名度を獲得したため、当初は営業など高橋のみでのオファーが多かった。しかし営業はコンビでしか受けないと高橋が決めており、それには今でも感謝していると八木は述べている[3]。ただしその後、八木のギャグが全国区へ知られるようになってからは柄の悪い舞台を苦手とする高橋が営業に参加せず、八木単独(もしくは『ザ☆健康ボーイズ』として)で営業を受けるようになっているという[4]
  • 2人は柔道部の先輩後輩の関係で、八木が先輩・高橋が後輩である。八木が黒帯で主将を務めるほどの実力者だったが、高橋は全く目立たない部員だった。
  • 2009年春、2人とも活動拠点を東京へ移した[5]。当初は東京・大阪にそれぞれ家を借りていたが、1年後に高橋は大阪に借りていた家を後輩の西代洋(ミサイルマン)へと譲っている。一方で八木は大阪にも家を借り続け、妻はそこに住んでいる。
  • 正月特番『芸能人格付けチェック2012』(朝日放送テレビ)において、芸人による予選大会を勝ち抜いた特別枠としてノースリーブスと共に出演。結果自体は最下位の「映す価値なし」こそ逃れたものの、その次点に当たる「そっくりさん」と不本意な成績であった。ちなみに前回の『芸能人格付けチェック2011』には、芸人による予選大会にて出場している。
  • 2人の両方の名前が「プロ野球選手の名前」のため、野球好き芸人からネタにされることがある(例:高橋=高橋由伸+長嶋茂雄、八木=八木裕+桑田真澄)。
  • 昼の情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ)では放送開始当初から出演し続けている数少ないレギュラーメンバー[注 1]として、コンビでは唯一出演し続けていたが2022年3月31日放送を以って卒業した[6]

受賞歴 編集

出演 編集

メンバー単独での出演は八木真澄高橋茂雄の項を参照。

テレビ番組 編集

  • レギュラー番組はなし
出演機会が多い番組
過去の出演番組

テレビアニメ 編集

  • 名探偵コナン(日本テレビ系、2007年10月22日)- 八木:ウキキ 役、高橋:司会者 役

映画 編集

CM 編集

犬井ヒロシがステージで歌い、八木は客席の警備員として出演。
犬井ヒロシが教室で歌い、八木は教師として教壇にいる。
キモチスイッチCMバトル2007」東京都担当
  • NAVITIME
  • リクルートジョブズ From A navi(2012年8月 - )[7]

ラジオ番組 編集

ウェブテレビ 編集

  • 和田アキ子 史上初の誕生会生中継(2019年4月10日、AbemaTV[8]

DVD 編集

  • サバンナのハイエナ
  • うめだ花月2周年記念DVD 永久保存版
  • うめだ花月2周年記念DVD A級保存版
  • バトルオワライヤル
  • 緊急特別DVD 追悼ケンドーコバヤシさん
  • 宇宙ターザン

出版 編集

八木が手帳に書き溜めていた、想像上の怪獣のイラストをまとめた本。
  • 『ぼくの怪獣大百科【レッド】』(扶桑社、八木真澄、ISBN 978-4594049706
怪獣大百科の第2弾。怪獣一つ一つがカラーで紹介されている。着色は実母が担当。
  • 『世界一長続きするダイエット』(ヨシモトブックス、八木真澄、ISBN 978-4847019067

関連書籍 編集

単独ライブ 編集

  • 1995年
  • 1999年
    • 5月25日 - 「サバンナのハイエナ」TORII HALL/大阪)
  • 2000年
    • 3月30日 - 「サバンナのCONTE LIVE」(baseよしもと/大阪)
    • 11月28日 - 「デス」(baseよしもと/大阪)
    • 12月28日 - 「サバンナの満点ジャック」(baseよしもと/大阪)
  • 2001年
    • 6月28日 - 「デス」(baseよしもと/大阪)
    • 7月26日 - 「サバンナのスキッピーパンチ」(baseよしもと/大阪)
    • 10月30日 - 「デス」(baseよしもと/大阪)
    • 12月20日 - 「サバンナの満点ジャック」(baseよしもと/大阪)
  • 2002年
    • 3月22日 - 「サバンナのハイエナ」(baseよしもと/大阪)
    • 5月22日 - 「SオとMミ」(baseよしもと/大阪)
    • 6月27日 - 「バンナ&ローゼス」(baseよしもと/大阪)
    • 7月24日 - 「サバンナチェリ雄」(baseよしもと/大阪)
    • 9月19日 - 「サバンナシチュー」(baseよしもと/大阪)
    • 11月13日 - 「シゲオラモーンとマスミラモーン」(baseよしもと/大阪)
    • 12月12日 - 「サバンナの満点ジャック」(baseよしもと/大阪)
  • 2003年
    • 3月26日 - 「サバンナのハイエナ」なんばグランド花月/大阪)
    • 5月28日 - 「マスミボールとシゲオボール」(baseよしもと/大阪)
    • 9月21日 - 「サバンナの北の狼 南の虎」うめだ花月/大阪)
  • 2004年
    • 1月12日 - 「サバンナの太陽にもしものことがあったらど〜する?」(うめだ花月/大阪)
    • 2月14日 - 「サバンナの3か4回目」(うめだ花月/大阪)
    • 4月9日 - 「サバンナのタケノコダイナマイト」(うめだ花月/大阪)
    • 5月8日 - 「サバンナから君へ」(うめだ花月/大阪)
  • 2005年
    • 2月11日 - 「サバンナのノースシャワー」(うめだ花月/大阪)
    • 4月9日 - 「サバンナのNOKY(なかなかおーけーゆわへん)」(うめだ花月/大阪)
    • 5月31日 - 「サバンナのホー65」(うめだ花月/大阪)
    • 10月8日 - 「サバンナのハイエナ」大阪ビジネスパーク 円形ホール/大阪)
    • 11月14日 - 「サバンナのハイエナ 2005」(シアターVアカサカ/東京)
  • 2006年
    • 03月21日 - サバンナライブ〜プレーンなトレーナー〜(うめだ花月/大阪)
    • 11月02日 - サバンナのトークライブ(うめだ花月/大阪)
  • 2007年
    • 1月20日 - サバンナコントライブ〜travelingを聴きながら〜(うめだ花月/大阪)
    • 2月04日 - サバンナライブ〜今回は入院しない方向で〜ルミネtheよしもと/東京)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ サバンナ以外ではいとうあさこ横山裕(関ジャニ∞)、久本雅美らがいる。

出典 編集

  1. ^ チハラトーク祇園花月会場で高橋本人が発言。
  2. ^ 2011年4月16日『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』より。
  3. ^ 2012年6月17日『東西芸人いきなり!2人旅』より。
  4. ^ 2020年10月20日『あちこちオードリー』より。
  5. ^ 2009年5月21日放送『浜ちゃんが!』より。
  6. ^ サバンナ&友近『ヒルナンデス!』卒業 横山裕“発起人”でサプライズ演奏「笑顔で3人の花道を作りたい」Yahoo!ニュース.2022年3月31日閲覧
  7. ^ “有村架純、海の家で未知との遭遇!パン田一郎はシリー ズ史上最適バイトに遭遇?”. リクルートジョブズ. (2014年8月18日). http://www.recruitjobs.co.jp/info/pdf/pr201408181714.pdf 2014年8月25日閲覧。 
  8. ^ 和田アキ子 史上初の誕生会生中継(終了時間未定) | 無料のインターネットテレビは【AbemaTV(アベマTV)】”. AbemaTV (2019年4月10日). 2019年4月10日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集