ザ・クッカー

リー・モーガンのアルバム

ザ・クッカー』(The Cooker)は、アメリカ合衆国ジャズトランペット奏者、リー・モーガン1957年に録音・1958年に発表したスタジオ・アルバム

ザ・クッカー
リー・モーガンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1957年9月29日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[2]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース アルフレッド・ライオン
専門評論家によるレビュー
リー・モーガン アルバム 年表
シティ・ライツ
(1957年)
ザ・クッカー
(1958年)
キャンディ
(1958年)
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解説 編集

チュニジアの夜」は、ディジー・ガレスピーが共同作曲者の一人であるスタンダード・ナンバーのカヴァーで[1]、モーガンは本作の録音以前にも、ガレスピー率いるビッグバンドの一員として、同曲のライブ録音を何度か残している[2]。モーガンの過去のアルバムでは、主にベニー・ゴルソンの作った曲が取り上げられてきたが、本作には「ヘヴィー・ディッパー」と「ニュー・マ」という、レコード上では初となるモーガンのオリジナル曲が収録された[3]

本作でピアノを弾いたボビー・ティモンズは、後にモーガンと共にアート・ブレイキー率いるザ・ジャズ・メッセンジャーズのメンバーとなる[1]

スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「モーガンは年齢を考えれば見事な演奏(この時点でディジー・ガレスピーやマイルス・デイヴィスに惜しくも及ばないという程度)により、本作を掘り出し物の作品としている」と評している[4]

収録曲 編集

  1. チュニジアの夜 - "A Night in Tunisia" (Dizzy Gillespie, Frank Paparelli) - 9:25
  2. ヘヴィー・ディッパー - "Heavy Dipper" (Lee Morgan) - 7:07
  3. ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス - "Just One of Those Things" (Cole Porter) - 7:18
  4. ラヴァー・マン - "Lover Man" (Jimmy Davis, Ram Ramirez, James Sherman) - 6:52
  5. ニュー・マ - "New-Ma" (L. Morgan) - 8:13

参加ミュージシャン 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c Waring, Charles (2018年9月29日). “'The Cooker': How Lee Morgan Became Blue Note's Hottest Teen Star”. uDiscoverMusic. 2021年2月7日閲覧。
  2. ^ a b Lee Morgan Discography”. Jazz Discography Project. 2021年2月7日閲覧。
  3. ^ Lee Morgan The Cooker (Blue Note 1957)”. Flophouse Magazine (2019年1月10日). 2021年2月7日閲覧。
  4. ^ Yanow, Scott. “The Cooker - Lee Morgan”. AllMusic. 2021年2月7日閲覧。