ザ・トイズ (アメリカ合衆国のガール・グループ)

ザ・トイズ (The Toys) は、アメリカ合衆国ポップガール・グループニューヨーククイーンズ区ジャマイカ地区1961年に結成され、1968年に解散した[1]

ザ・トイズ
The Toys
1965年のグループ: ジューン・モンティエロ (左)、バーバラ・ハリス (中央)、バーバラ・パリット (右)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル R&Bポップス
活動期間 1961年 - 1968年
レーベル DynoVoice、Musicor
旧メンバー バーバラ・ハリス
バーバラ・パリット
ジューン・モンティエロ

経歴 編集

ザ・トイズは、芸能事務所を運営していたヴィンス・マーク (Vince Marc) によって発掘され、ソングライター・チームのサンディ・リンザー&デニー・ランドル (Sandy Linzer and Denny Randell) に紹介された[1]。リンザーとランドルは、Billboard Hot 100では最高2位を記録したヒット・シングル「ラヴァーズ・コンチェルト」を含め、ザ・トイズが録音した曲のほとんどを作詞作曲し、さらに彼女たちが1965年から1966年にかけて録音を残した、ボブ・クルー (Bob Crewe) のレコードレーベルであるダイノヴォイス・レコード (DynoVoice Records) の作品については、プロデュースも手がけた[1]。このシングル盤は、全世界で200万枚以上を売り上げ、1965年にアメリカレコード協会 (R.I.A.A.) からゴールドディスクに認定された[2]。ザ・トイズの最初の全米ツアーをジーン・ピットニーと一緒に回った[2]

1967年、ザ・トイズはレーベルとマネージャーを変えたが、その後はマイナーなシングル盤(ブライアン・ハイランド (Brian Hyland) の「涙のくちづけ (Sealed with a Kiss)」のカバー)を1枚発表しただけで、解散した[1]

ザ・トイズは、『Shindig!』『Hullabaloo』『American Bandstand』など、当時のロック音楽系のテレビ番組の多くに出演した[1]。彼女たちは、1967年の海辺を舞台にしたコメディ音楽映画『It's a Bikini World』にカメオ出演している[2][3]

メンバー 編集

メンバーは3人であった。

ディスコグラフィ 編集

アルバム 編集

シングル 編集

全米チャートの順位は、別記のない限り Billboard Hot 100 による。

  • ラバーズ・コンチェルト」 - "A Lover's Concerto" (1965年) ※全米2位、全英5位[4]
  • "Attack!" (1966年) ※全米18位、全英36位[4]
  • "Baby Toys" (1966年) ※全米76位
  • "Silver Spoon" (1966年) ※全米111位
  • "May My Heart Be Cast into Stone" (1966年) ※全米85位
  • "Sealed with a Kiss" (1968年) ※全米112位、U.S. R&B 43位

出典・脚注 編集

  1. ^ a b c d e Biography by Andrew Hamilton”. Allmusic.com. 2008年12月16日閲覧。
  2. ^ a b c Murrells, Joseph (1978). The Book of Golden Discs (2nd ed.). London: Barrie and Jenkins Ltd. p. 198. ISBN 0-214-20512-6 
  3. ^ It's a Bikini World - IMDb(英語)
  4. ^ a b Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. p. 563. ISBN 1-904994-10-5 

外部リンク 編集