シーダイヤモンドMS Sea Diamond)は、海運企業「ルイス・ヘレニック・クルーズ・ライン」によって運航された、ギリシャ船籍の客船である。2007年に座礁事故を起こし沈没した。

シーダイヤモンド
手前の船がシーダイヤモンド
基本情報
船籍 ギリシャ
経歴
起工 1984年
進水 1985年10月29日
就航 1986年4月
最後 2007年4月6日に沈没
要目
総トン数 22,412トン
全長 142.90 m (468 ft 10 in)
24.70 m (81 ft)
喫水 5.75 m (19 ft)
機関方式 バルチラ - ヴァーサ 12V32 ディーゼルエンジン4基 17652 kW
旅客定員 1,500名
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概要 編集

シーダイヤモンドは、1986年にフィンランドで、フェリー「バルカ・プリンセス(MS Birka Princess)」として建造された。フィンランド-スウェーデン間の定期便、夏期のバルト海クルーズなどを2003年まで行い、2006年にルイス・クルーズ・ラインに売却される。その際に大改装を行いフェリーから客船となり、名前も「シーダイヤモンド」に改められた。

事故 編集

 
座礁したシーダイヤモンド

2007年7月6日、PM5:00頃、1600人の乗客を乗せたシーダイヤモンドは、サントリーニ島に接近していた。そして、岸から130mの場所で突然座礁する。

シーダイヤモンドは大きく右舷に傾斜し、乗客や乗員は付近のテンダーボートなどで避難した。その際に2人が行方不明となっている。シーダイヤモンドは離礁に成功したが、曳航される途中で沈没した(座礁から15時間後)。

関連項目 編集

外部リンク 編集