ジャン=ジャック・バーネル

ジャン=ジャック・バーネル(Jean-Jacques Burnel, 1952年2月21日 - )は、イギリスミュージシャン音楽プロデューサー。ロックバンド・ストラングラーズベーシストとして著名。

ジャン=ジャック・バーネル
Jean-Jacques Burnel
シカゴにて(2013年)
基本情報
出生名 Jean-Jacques Burnel
生誕 (1952-02-21) 1952年2月21日(72歳)
出身地 イングランドの旗 イングランドロンドン
ノッティング・ヒル
ジャンル パンク・ロック
ニュー・ウェイヴ
ポストパンク
フォーク
職業 ミュージシャンシンガーソングライター音楽プロデューサー
担当楽器 ベースギターボーカル
活動期間 1974年 -
共同作業者 ストラングラーズ
1983年9月撮影

来歴 編集

フランス人の両親の元で、ロンドンノッティング・ヒルに生まれる。12歳のときにサリー州ゴダルミングに引越す。高校卒業後、ブラッドフォード大学ハダースフィールド大学歴史学経済学を修了。1974年にストラングラーズに加入。バンド活動と平行して1979年1988年にソロアルバムを2枚、バンドメイトであるデイブ・グリーンフィールドとのコラボレーションアルバムを1983年に1枚発表している。また、音楽プロデューサーとして多数のミュージシャンのプロデュース業、ゲスト演奏も担当。

プレイスタイル 編集

バーネルの演奏スタイルは多くのベーシストに影響を与えた。大音量で腰の強いサウンドとメロディアスなベースラインで、曲によってはリードベースともいうべき役割を果たしており、本来のリズム楽器としてのベースの概念を覆した。彼は幼いころからクラシックギターを学んでおり、確かな演奏技術に裏打ちされていたからこそ可能な芸当であった。

その他 編集

  • 三島由紀夫の愛読者であり、空手七段の黒帯保有者。かつては極真会館の道場生であった。今日では士道館空手ロンドン支部長という一面も持つ。
  • 他にオートバイの趣味もあり、かつてトライアンフを多数所持していた。
  • 両親がフランス人ということでフランス語が堪能であり、英語・フランス語以外で歌詞を書くこともある。
  • 陽気で気さくであり聡明な人柄だが、時として毒舌が物議を醸すこともあった。いわく「アメリカ人の脳は小さい」「そんなにニコニコしてると目が見えなくなってしまうぜ」。
  • 80年代の中旬に、日本のロックバンドARBのメンバーである友人のキースの依頼で、同バンドのベーシストをつとめたことがある。
  • 近年では2004年に放送された日本のアニメ『巌窟王』で音楽を担当した。
  • ヒュー・コーンウェルが1990年に脱退し、2020年にデイヴ・グリーンフィールドや2022年にジェット・ブラックが死去したことにより、現在、結成以来唯一のメンバーとなった。

アルバム 編集

  • Euroman Cometh (1979) #40 (UK Albums Chart)
  • Fire and Water (Ecoutez Vos Murs) (with Dave Greenfield) (1983) #94 (UK Albums Chart)
  • Un Jour Parfait (1988)[10]
  • Gankutsuou: The Count of Monte Cristo – Original Soundtrack (with Kasamatsu Kouji) (2005)

関連項目 編集

  • 桂歌蔵 - 落語家になる前にイギリスへ渡り、ジャン=ジャック・バーネルの空手道場へ入門したことがある。

外部リンク 編集