ジョン・ウィリアム・ウォーナー英語: John William Warner1927年2月18日 - 2021年5月25日)は、アメリカ合衆国政治家海軍海兵隊軍人ニクソン政権で海軍長官を務めた後にバージニア州選出連邦上院議員を5期30年間務め、その在任中は議事運営委員長、軍事委員長を歴任し、上院共和党の重鎮として重きをなした[1]

ジョン・ウォーナー
John Warner
生年月日 (1927-02-18) 1927年2月18日
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
没年月日 (2021-05-25) 2021年5月25日(94歳没)
死没地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 バージニア州アレクサンドリア
出身校 ワシントン・アンド・リー大学
ジョージ・ワシントン大学法科大学院
現職 弁護士
所属政党 共和党
称号 大英帝国勲章
配偶者 (1) キャサリン・メロン(離婚)
(2) エリザベス・テイラー(離婚)
(3) ジャンヌ・ヴァンダー・マイデ
子女 バージニア・ウォーナー
ジョン・ウォーナー・ジュニア
メアリー・ウォーナー
宗教 米国聖公会
サイン

在任期間 1999年1月3日 - 2001年1月3日
2001年1月20日 - 2001年6月6日
2003年1月3日 - 2007年1月3日
大統領 ビル・クリントン
ジョージ・W・ブッシュ

アメリカ合衆国上院
議事規則議院運営委員会委員長
在任期間 1995年9月8日 - 1999年1月3日
大統領 ビル・クリントン

選挙区 バージニア州の旗 バージニア州
在任期間 1979年1月2日 - 2009年1月3日
大統領 ジミー・カーター
ロナルド・レーガン
ジョージ・H・W・ブッシュ
ビル・クリントン
ジョージ・W・ブッシュ

在任期間 1972年5月4日 - 1974年4月8日
大統領 リチャード・ニクソン
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概要 編集

2008年の改選では出馬せず、連邦上院議員を引退した[2]。なお後任であるマーク・ウォーナー上院議員(民主党、元バージニア州知事)とは姓が同じ「ウォーナー(“Warner”)」であるが、2人の間に血縁などの繋がりは無い。

経歴 編集

生い立ちと教育 編集

1927年2月18日にワシントンD.C.にて、ジョン・W・ウォーナーとマーサ・バド・ウォーナー夫妻の間に誕生した。セント・オールバンズ・スクール入学。1945年2月、ウッドロウ・ウィルソン・ハイ・スクール卒業。

1945年1月の18回目の誕生日の直前に彼は海軍に入隊した。翌年まで勤務して伍長の階級で退役した。その後ワシントン・アンド・リー大学に入学してベータ・シータ・パイのメンバーとなり、1949年に卒業した。そしてバージニア大学法科大学院に進学した。

朝鮮戦争が勃発すると1950年10月に海兵隊に入隊し、韓国第1海兵航空団の地上士官として勤務した。彼は戦後も海兵隊で勤務し、大尉まで昇進した。その後学業を再開し、ジョージ・ワシントン大学法科大学院で学び、1953年に法学位を取得する。その年彼は連邦控訴裁判所のE・バーレット・ペティマン裁判長の下で事務官として働く。1956年に連邦判事のアシスタントとなる。1960年に弁護士となり、カークランド・アンド・エリス法律事務所に加わった。

結婚生活 編集

1957年に美術収集家のポール・メロンとその最初の妻であるメアリー・コノヴァーの娘にしてアンドリュー・メロンの孫であるキャサリン・コノヴァー・メロンと結婚したが、2人は1973年に離婚した。その間には3人の子供のバージニア、ジョン・ジュニア、メアリーがいた。キャサリンは現在キャサリン・コノヴァーの名を使用している[3]

1976年12月4日に女優のエリザベス・テイラーと再婚したが、2人は1982年11月7日に離婚した。2017年時点でテイラーの元配偶者で生存しているのはウォーナーのみであった。

2003年12月15日に不動産業者及びホワイトハウス職員であるポール・ヴァンダー・マイデの未亡人であるジャンヌ・ヴァンダー・マイデと再婚した[4]

死去 編集

2021年5月25日にバージニア州アレクサンドリアにある自宅にて心不全のため94歳で死去した[5]

参照 編集

外部リンク 編集

  • United States Congress. "ウォーナー (id: W000154)". Biographical Directory of the United States Congress (英語).
  • New York Times — John W. Warner News collected news and commentary
  • John Warner's retirement speech
  • John Warner ends the suspense
  • A public servant returns to private life
  • Warner honors a homecoming soldier
  • John Warner's maverick moments
  • SourceWatch Congresspedia — John W. Warner profile
  • Warner Backs Resolution Opposing Troop Increase Jonathan Weisman, Washington Post, January 23, 2007
  • Secretaries of the Navy official list
官職
先代
チャールズ・F・ベアード
アメリカ合衆国海軍次官
1969年2月11日 - 1972年5月4日
次代
フランク・P・サンダーズ
先代
ジョン・チェイフィー
  アメリカ合衆国海軍長官
Served under: リチャード・ニクソン

1972年5月4日 - 1974年4月8日
次代
J・ウィリアム・ミデンドーフ
アメリカ合衆国上院
先代
ウィリアム・L・スコット
  バージニア州選出上院議員(第2部)
1979年1月2日 - 2009年1月3日
同職:ハリー・F・バード・ジュニア
ポール・S・トリブル・ジュニア
チャック・ロブ
ジョージ・F・アレン
ジム・ウェッブ
次代
マーク・ウォーナー
公職
先代
テッド・スティーヴンス
(R-アラスカ州)
  議事規則議院運営委員会委員長
1995年9月8日 - 1999年1月3日
次代
ミッチ・マコーネル
(R-ケンタッキー州)
先代
ストロム・サーモンド
(R-サウスカロライナ州)
  軍事委員会委員長
1999年1月3日 - 2001年1月3日
次代
カール・レヴィン
(D-ミシガン州)
先代
カール・レヴィン
(D-ミシガン州)
  軍事委員会委員長
2001年1月20日 - 2001年6月6日
次代
カール・レヴィン
(D-ミシガン州)
先代
カール・レヴィン
(D-ミシガン州)
  軍事委員会委員長
2003年1月3日 - 2007年1月3日
次代
カール・レヴィン
(D-ミシガン州)