ダコサウルス (Dakosaurus) は、中生代ジュラ紀後期から白亜紀初期にかけて生息したワニ絶滅した爬虫綱 - ワニ目 - 中鰐亜目に属する。メトリオリンクスゲオサウルスなどに近縁な海ワニの仲間。学名は「猛烈に引き裂く爬虫類」を意味する。

ダコサウルス Dakosaurus
Dakosaurus andiniensis の生態復元
Dakosaurus andiniensis の生態復元
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
階級なし : 偽鰐類 Pseudosuchia
上目 : ワニ形上目 Crocodylomorpha
階級なし : 新鰐類 Crocodilia
亜目 : 中鰐亜目 Mesosuchia
: メトリオリンクス科 Metriorhynchidae
: ダコサウルス属 Dakosaurus
学名
Dakosaurus
Quenstedt, 1852
  • D. maximus模式種
  • D. andiniensis
  • D. lapparenti

特徴 編集

全長約4メートル。流線型の胴体と状の四肢、尾骨が下方に曲がって形成された尾鰭を持つ。頭部はメトリオリンクスなど主に魚食性のものとは異なり部が短くがっちりしており、状であるなど肉食恐竜を思わせるものであった[1]。そのためこのワニは、他の海生爬虫類を捕食していたと見られている。

発見 編集

当初は身体の一部しか発見されておらず、その形態などはあまり分かっていなかった。しかし1996年に発見された D. andiniensis 種によりその姿が明らかになった。この D. andiniensis は、学名が特定されるまでは発見者により「ゴジラ」というニックネームで呼ばれていた。[2][信頼性要検証]

脚注 編集

  1. ^ 金子隆一『知られざる日本の恐竜文化』祥伝社祥伝社新書〉、2007年、74頁。ISBN 978-4-396-11080-2 
  2. ^ ナショナル ジオグラフィック

関連項目 編集

外部リンク 編集