ダコタDakota )は、クライスラーダッジブランドで販売していた、ミッドサイズピックアップトラックである。ミッドサイズの中では大型のボディを持ち、唯一V8エンジンをラインナップに持つ。これはかつて、ダコタよりも小さなピックアップトラックのダッジ・ラム50があったためである。

ダッジ・ダコタ
3代目
概要
販売期間 1986年-2012年
ボディ
ボディタイプ 2/4ドアピックアップトラック
2ドアコンバーチブル
2ドアエクステンディドキャブ
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
系譜
後継 ジープ・グラディエーター (JT)
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初代(1986年-1996年) 編集

ダッジ・ダコタ(初代)
 
概要
製造国 アメリカ合衆国
販売期間 1986年 - 1996年
ボディ
ボディタイプ 2ドアピックアップトラック
2ドアコンバーチブル
2ドアエクステンディドキャブ
パワートレイン
エンジン

2.2 L K I4
2.5 L K I4


2.5 L AMC I4
3.9 L LA/Magnum V6
5.2 L LA/Magnum V8
変速機 3速AT/4速AT/5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,842-3,325 mm
全長 4,679-5,443 mm
全幅 1,730-1,763 mm
全高 1,631-1,740 mm
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三菱・フォルテのダッジブランド版であるダッジ・ラム50よりも一回り大きなサイズで、フォード・レンジャーシボレー・S-10などに対抗するピックアップトラックとして、1987年モデルで登場。ライバルよりもやや大型のエンジンをラインナップに持っていた。

2代目(1996年-2004年) 編集

ダッジ・ダコタ(2代目)
 
概要
販売期間 北米:1996年7月 - 2004年7月(生産終了)
ブラジル:1998年 - 2001年(生産終了)
デザイン デニス・マイルズ
ボディ
ボディタイプ 2/4ドアピックアップトラック
プラットフォーム クライスラー・DNプラットフォーム
車両寸法
ホイールベース 2,842-3,327 mm
全長 4,973-5,464 mm
全幅 1,816 mm
全高 1,643-1,748 mm
系譜
先代 ジープ・コマンチ
ダッジ・ラム50
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この代で、下位車種のダッジ・ラム50の後継車となった。上級車種のダッジ・ラムを小さくしたようなスタイルで登場。4ドアのクラブキャブやクワッドキャブも登場。2000年に、北米カー・オブ・ザ・イヤーのトラック部門を受賞。

3代目(2004年-2012年) 編集

ダッジ・ダコタ(3代目)
 
概要
販売期間 2004年8月 - 2012年
デザイン クリフ・ウィルキンス
ボディ
ボディタイプ 4ドアピックアップトラック
プラットフォーム クライスラー・DNプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 3.7L Magnum V型6気筒
4.7L Magnum V型8気筒
変速機 4速AT(42RLE)/5速AT(545RFE)/6速MT(ゲトラグ 238)
車両寸法
ホイールベース 3,335 mm
全長 5,558 mm
全幅 1,941 mm
全高 1,742 mm(クラブキャブ)
1,745 mm(クワッドキャブ)
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3代目ラムと同様、大型で攻撃的なフロントグリルを持つ。ボディもさらに大型化され、直4モデルが消滅した。この代からは三菱自動車工業レイダーとして、OEM供給されている。2008年モデルでフェイスリフト。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

関連項目 編集