ダリオ・コロニャ(Dario Alonzo Cologna、1986年3月11日 - )はスイスグラウビュンデン州Santa Maria Val Müstair出身のクロスカントリースキー選手。2008-2009シーズンにスイス人としては初めてクロスカントリースキー・ワールドカップ総合優勝を達成した。日本のメディアではダリオ・コローニャ、ダリオ・コログナ(ドイツ語読み)といった表記もみられる。

獲得メダル

Dario Cologna (2009)
スイスの旗 スイス
男子クロスカントリースキー
オリンピック
2010 バンクーバー 15kmフリー
2014 ソチ 15kmクラシカル
2014 ソチ 30kmスキーアスロン
2018 平昌 15kmフリー
ノルディックスキー世界選手権
2013 Val di Fiemme 30kmスキーアスロン
2013 Val di Fiemme 50kmフリー

プロフィール 編集

コロニャは5歳でアルペンスキーを始め、1999年にクロスカントリースキーを始めるまでは自転車やサッカーに親しんだ。

2004年のノルディックスキージュニア世界選手権に出場するも10km24位、翌年のジュニア世界選手権では10km+10kmパシュート29位、10km23位に終わった。2006年のジュニア世界選手権では10kmで銅メダルを獲得した。

2006-2007シーズンはOPAカップシリーズで総合2位、ワールドカップにもデビューし、シーズン最後のファルンの30kmでは25位となり初のポイント獲得となった。またマラソンカップSamden大会で優勝、U23選手権では15kmフリーと30kmパシュートで金メダルを獲得するなど国際大会での実績を積んだ。

2007-2008シーズンはロシア・Rybinskの30kmのレースでワールドカップでは自身初の一桁順位となる8位、シーズン終盤のイタリア・ボルミオでは3.3kmで4位となるなどし、総合37位となった。またU23選手権では30kmで連覇を果たした。

2008-2009シーズンは更に飛躍のシーズンとなった。年末年始のツール・ド・スキーで総合優勝、2009年ノルディックスキー世界選手権では15km6位、スプリントで4位入賞を果たし、シーズン最後のワールドカップ・ファイナルでは総合優勝した。シーズンを通したワールドカップ総合でもスイス人初の総合優勝と達成した。

2010年バンクーバーオリンピックでは15kmフリー走法で優勝、スイスのクロスカントリースキー史上初となる金メダルを獲得した。ワールドカップ総合ではノルウェーのペッテル・ノールトゥグに次ぐ2位だった。

2010-2011シーズンはツール・ド・スキー、ワールドカップ総合とも2年ぶりに制した。一方で2011年ノルディックスキー世界選手権は個人スプリントで9位となったほかは20位台と振るわなかった。

2011-2012シーズンはツール・ド・スキー連覇、ワールドカップ・ファイナル優勝するなど合計6勝をあげ、総合でも2年連続3回目の優勝を達成した。

2012-2013シーズンはワールドカップでは1勝のみで総合3位だったが2013年ノルディックスキー世界選手権では30kmスキーアスロンで金メダル、50kmで銀メダルを獲得した。

2010年4月にレーティッシュ鉄道車両(ABe8/12 3504)にその名が冠せられた[1]

2012年度スイス・オブ・ザ・イヤードイツ語版受賞[2]

出典 編集

  1. ^ Cologna und Janka zieren RhB «ALLEGRA»: Grosses Publikum beim Tauffest in Landquart”. bahnonline.ch. 2013年6月23日閲覧。
  2. ^ SwissAward”. Schweizer Radio und Fernsehen. 2013年6月23日閲覧。