ダーチャ・マライーニ
イタリアの小説家（1936 -）
ダーチャ・マライーニ（Dacia Maraini, 1936年11月13日 - ）は、イタリアの小説家・劇作家・詩人。主にフェミニズムや反ファシズムに焦点をあてた作品で知られる。父はフォスコ・マライーニ。
| ダーチャ・マライーニ Dacia Maraini | |
|---|---|
 ダーチャ・マライーニ (2012年) | |
| 誕生 |
1936年11月13日（87歳） イタリア・フィエーゾレ |
| 職業 | 小説家・劇作家・詩人 |
| 言語 | イタリア語 |
| 国籍 |
イタリア |
| ジャンル | 小説・戯曲・詩 |
| 主題 | フェミニズム・反ファシズム |
| 主な受賞歴 |
カンピエッロ賞（1990年） ストレーガ賞 (1999年) |
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生い立ち 編集
フィレンツェ生まれ。父のアイヌ研究のため、1938年に来日する。幼少時にはイタリア語、英語、日本語を話した。1943年、両親や姉妹と共に名古屋市の外国人収容所へ移送される。1945年、日本の敗戦により解放され翌年イタリアに帰国し、シチリア島で暮らす。その後、フィレンツェの寄宿学校で学んだ。その後はローマに移り、1961年に作家としてデビューした。
受賞歴 編集
日本語訳された作品 編集
- 『不安の季節』（1970年、青木日出夫 訳、角川書店）
- 『バカンス』（1971年、大久保昭男 訳、角川書店）
- 『メアリー・ステュアート』（1990年、望月紀子 訳、劇書房）
- 『シチーリアの雅歌』（1993年、望月紀子 訳、晶文社）
- 『帰郷 シチーリアへ』（1995年、望月紀子 訳、晶文社）
- 『イゾリーナ 〜切り刻まれた少女〜』（1997年、望月紀子 訳、晶文社）
- 『声』（1996年、大久保昭男 訳、中央公論社）
- 『別れてきた恋人への手紙』（1998年、望月紀子 訳、晶文社）
- 『おなかの中の密航者』（1999年、草皆伸子 訳、立風書房）
- 『思い出はそれだけで愛おしい』（2001年、中山悦子 訳、中央公論新社）
- 『ひつじのドリー』（2016年、望月紀子 訳、未来社）
- 『ある女の子のための犬のお話』（2017年、望月紀子 訳、未来社）
参考文献 編集
- 「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち」 2014年 青月社
- 望月紀子著「ダーチャと日本の強制収容所」 2015年 未來社
