ツアー・ダウンアンダー

ツアー・ダウンアンダー英語: Tour Down Under)は、オーストラリア南オーストラリア州アデレード周辺地域を舞台に行われる自転車のステージレース。

ツアー・ダウンアンダー
概要
開催時期 1月下旬
開催地域 オーストラリアの旗 オーストラリア
英語名 Tour Down Under
分野 ロードレース
カテゴリー UCIワールドツアー
形態 ステージレース
責任者 スチュアート・オグレディ
歴史
初回開催年 1999年
開催回数 24回(2024年)
初代優勝者 オーストラリアの旗 スチュアート・オグレディ
最多優勝者 4回: オーストラリアの旗 サイモン・ジェラン
直近優勝者 イギリスの旗スティーブン・ウィリアムズ(2024年)
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2007年
2004年の優勝者パトリック・ヨンケル

毎年1月第3火曜日に開幕し、日曜日までの6日間に亘って行われる。ただし初日の2日前の日曜日に顔見せとしての「ダウンアンダー・クラシック」(UCIグレード認定無し)という、ダウンアンダーの総合成績には含まれないクリテリウムレースも行われるため、実質7日間のレースとなる。2008年の開催より、UCIプロツアーに組み込まれることになり、同年のUCIプロツアー開幕戦であると同時に、UCIプロツアー史上初めて、欧州以外で行われる同制度対象レースとなった。

1999年に第1回を開催。2005年にUCIオセアニアツアーに組み込まれることになったが、例年このレースを開催するためのセレモニーが盛大に行われることで有名。別名、「アクティブツアー」とも呼ばれている。また丁度開催時期はオーストラリアでは夏場にあたることから、最近では著名選手の出場が少なくないことも背景にあり、従前のUCIオセアニアツアーから格上げされる形でUCIプロツアーに組み込まれることになった。

当初はコースレイアウトはステージ途中には起伏があるものの、全ステージのゴール前3kmがフラットと言っていいほど起伏が少なく、ステージ上位3人にボーナスタイムもあるため、総合優勝者の中には純スプリンターも入るほどのスプリンター有利なレイアウトであった。その後は標高374mのウィランガ・ヒル(登坂距離3.6km、平均勾配7.1%)への頂上ゴールのステージが設けられるようになり、このステージが総合優勝を決めるステージとなる例が増えた。

レースディレクターは、1984年ロサンゼルス五輪4000m団体追い抜き金メダリストのマイケル・ターター

個人総合ジャージの色はオークル、ジャージスポンサーはサントス・リミテッド社である。

日本ではJ Sportsにて1ステージ30分のダイジェスト版が放映されていたが、2018年以降は生放送が行われている。

歴代優勝者 編集

優勝者 国籍 区間数
1999年 スチュアート・オグレディ   オーストラリア 6
2000年 ジル・マニャン   フランス 6
2001年 スチュアート・オグレディ   オーストラリア 6
2002年 マイケル・ロジャース   オーストラリア 6
2003年 ミケル・アスタルロサ   スペイン 6
2004年 パトリック・ヨンケル   オランダ 6
2005年 ルイス・レオン・サンチェス   スペイン 6
2006年 サイモン・ジェラン   オーストラリア 6
2007年 マルティン・エルミガー   スイス 6
2008年 アンドレ・グライペル   ドイツ 6
2009年 アラン・デイヴィス   オーストラリア 6
2010年 アンドレ・グライペル   ドイツ 6
2011年 キャメロン・マイヤー   オーストラリア 6
2012年 サイモン・ジェラン   オーストラリア 6
2013年 トム=イェルト・スラフテル   オランダ 6
2014年 サイモン・ジェラン   オーストラリア 6
2015年 ロハン・デニス   オーストラリア 6
2016年 サイモン・ジェラン   オーストラリア 6
2017年 リッチー・ポート   オーストラリア 6
2018年 ダリル・インピー   南アフリカ共和国 6
2019年 ダリル・インピー   南アフリカ共和国 6
2020年 リッチー・ポート   オーストラリア 6
2021年 新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)により未開催
2022年 新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)により未開催
2023年 ジェイ・ヴァイン   オーストラリア 6
2024年 スティーブン・ウィリアムズ   イギリス 6

関連項目 編集

外部リンク 編集