デイムラー・2½V8サルーン/V8 250

デイムラー・2½V8サルーンジャガーデイムラーを買収しデイムラーブランドで発売した最初の自動車[1]である。ジャガー・Mk2にデイムラーのエンジンを搭載していた。後にMk2が240/340にモデルチェンジされたのに伴いデイムラー・V8 250にモデルチェンジされた。

2½V8サルーン

2½V8サルーン 編集

Mk2は好評で、工場拡充の必要性からジャガーは1960年にBSAからデイムラーを買収し、1962年に[1]Mk2と全く同じボディにデイムラー伝統の2.5リットル[1]V型8気筒[1]OHV140hp/5,800rpmエンジンを搭載しフルーテッド・グリル[1]というデイムラー特有の波打ったグリルを装着し、内装などをより豪華に仕立てたモデルがデイムラーブランドで発売された。

当初トランスミッションATのみが用意され、MTは選べなかったが後にごく少数のみ生産された。

外観では、先に述べたフルーテッド・グリルの他ボンネットのクロームライン、「D」のボンネットマスコット、ホイールキャップのデザインなどがジャガー版と異なる。

V8 250 編集

1967年、ジャガー・Mk2ジャガー・240/340へのモデルチェンジに伴い、デイムラー版も「V8 250」にモデルチェンジした。変更点はジャガー240/340に準ずるが、エンジン等主要メカニズムに大きな変更はなかった。また内装は本革がおごられた。

出典 編集

  1. ^ a b c d e 『ワールド・カー・ガイド12ジャガー』pp.71-96「スモールジャガーとEタイプの発表」。

参考文献 編集

  • 『ワールド・カー・ガイド12ジャガー』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-105-6