デンチャイ駅

タイの鉄道駅

デンチャイ駅(デンチャイえき、タイ語:สถานีรถไฟเด่นชัย)は、タイ王国北部プレー県デンチャイ郡にある、タイ国有鉄道北本線である。

デンチャイ駅
เด่นชัย
Den Chai
メーファック (5.72 km)
(4.49 km) パクパン
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
プレー県デンチャイ郡
北緯17度58分49秒 東経100度2分47秒 / 北緯17.98028度 東経100.04639度 / 17.98028; 100.04639
駅番号 1164
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 北本線
キロ程 533.94 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 ดช.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1912年11月1日
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概要 編集

デンチャイ駅はタイ王国北部プレー県人口約4万人が暮らすデンチャイ郡にある。プレー県の県庁所在地であるムアンプレー郡には、鉄道駅が無く当駅よりバス乗換が一般的である[1]。当駅は首都バンコクから533.94km地点にあり、特急列車利用で7時間30程度である。

1日当たり18列車(9往復)の発着があり(内2往復は当駅が始発、終着)、内訳は特急4往復、急行1往復、快速3往復、普通1往復である。一等駅であり、全列車が停車する駅でもある。また当駅を含むロッブリー駅より終点チェンマイ駅までは単線区間である。なお、バンコク側については複線化が予定されている[2]

当駅を起点としてチエンラーイ県に至る新線計画がある[3]。2025年開業予定[4]

歴史 編集

タイ官営鉄道最初の開業区間であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が、1897年3月26日にスタートした[5]。その後東北線(クルンテープ駅-ナコーンラーチャシーマー駅)が完成後北本線の工事が始まり北に向かい少しずつ延伸し1912年11月1日にようやく当駅の次のパクパン駅まで到達した。

駅構造 編集

単式及び島式1面の複合型ホーム3面3線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。当駅南方に貨物取扱施設がある。

脚注 編集

  1. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.195
  2. ^ ประวิตร ไฟเขียว EIA รถไฟทางคู่ปากน้ำโพ-เด่นชัย 6.28 หมื่นล้าน” (タイ語). プラチャーチャート・トゥラギット (2022年5月11日). 2022年5月12日閲覧。
  3. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.341
  4. ^ 小堀晋一 (2021年11月1日). “タイ鉄道新時代へ【第92回(第4部8回)】 悲願の新線デンチャイ~チェンコーン線その2”. 2022年5月12日閲覧。
  5. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25

参考文献 編集

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目 編集