トゥ・メニー・ピープル

トゥ・メニー・ピープル」(英語: Too Many People)は、ポール・マッカートニーの楽曲(名義はポール&リンダ・マッカートニー)。1971年に発表された2枚目のソロアルバム『ラム』の1曲目で、アメリカ限定で発売されたシングル『アンクル・アルバート〜ハルセイ提督』ではカップリング曲として取り上げられた。

トゥ・メニー・ピープル
ポール&リンダ・マッカートニー楽曲
収録アルバムラム
リリース1971年5月28日 (1971-05-28)
録音1970年11月10日 CBS Studios NY、1971年1月 A&R Studios NY、3月-4月Sunset Sound Recorders Studio LA
ジャンルロック
時間4分10秒
作詞者ポール・マッカートニー
作曲者ポール・マッカートニー
その他収録アルバム
夢の翼〜ヒッツ&ヒストリー〜
ラム収録順
トゥ・メニー・ピープル
(1)
3本足
(2)

概要 編集

マッカートニーは、2012年の再発盤「ラム アーカイヴ・コレクション」内にて「「トゥ・メニー・ピープル」は、まさに電波に乗ったジョンへのメッセージだったんだ。彼は、みんなが何をすべきか、どう生きるべきかを少しばかり説いているような気がして、当時はそれが少し偽善的だと感じていたんだ。だから、「トゥ・メニー・ピープル」という曲の中で、「Too many people preaching practices(あまりに多くの人がやることを説く)」と書き始めたんだ。これは直接ジョンに向けた言葉だけど、当時の僕たちの関係について、そして僕が「説教される必要はない」と感じていたことについて書いたものなんだ」と語っている[1]

また、1984年の雑誌『PLAYBOY』によるインタビューでは、「ある曲の中で、「Too many people preaching practices(あまりに多くの人がやることを説く)」というフレーズを書いたんだ。つまり、ジョンとヨーコに対するちょっとした皮肉だったんだけどね。それ以外には、彼らについて書いたものはなかったんだ」と語っている[2]

アメリカのローリング・ストーン誌は、「マッカートニーのポスト・ビートルズ第3の名曲」と評価。Statesman Journalは、「明るくて苦い、慎重に構成された」「紛れもなくビートルズ」と述べ、本アルバムの中でも最高傑作と評した[3]

クレジット 編集

脚注 編集

  1. ^ ラム アーカイヴ・コレクション ブックレット
  2. ^ Too Many People”. The Paul Mccartney project. 2022年5月2日閲覧。
  3. ^ Gettinger, Steve (1971年6月19日). “Paul (and Linda) McCartney album has ups and downs”. Capital Journal: p. 7. https://www.newspapers.com/clip/54245722/the-capital-journal/ 2022年5月2日閲覧。 

関連項目 編集