トゥーストゥーピッドドッグス

トゥーストゥーピッドドッグス』 (原題:2 Stupid Dogs)は、1993年から1995年にかけて作られたアメリカのテレビアニメ番組。ハンナ・バーベラ・カートゥーン制作。

トゥーストゥーピッドドッグス
2 Stupid Dogs
アニメ
原作 ドノヴァン・クック
監督 ドノヴァン・クック
シリーズ構成 マーク・サラセニ
キャラクターデザイン ボブ・オノラート(スーパーバイザー)
音楽 ヴォーン・ジョンソン
アニメーション制作 ハンナ・バーベラ・カートゥーン
製作 ハンナ・バーベラ・カートゥーン
ターナー・エンタテインメント
放送局 アメリカ合衆国の旗TBS系列
日本の旗カートゥーン ネットワーク
放送期間 アメリカ合衆国の旗1993年9月5日 - 1995年5月15日
日本の旗1999年12月[1] - 2000年
話数 全26話
その他 米国における放送開始・終了は
初回放送時のもの。
日本においては13話まで放送。
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作者は、ドノヴァン・クック。日本では、カートゥーン ネットワークで放送されていた。タイトルを訳すと、「二匹のバカ犬」。一本6~7分程度の三本立てで、真ん中に超秘密探偵クルクルを入れるオムニバス形式。

内容 編集

二匹の野良犬、リトルドッグとビッグドッグは、見た目も性格も正反対。共通点は、二匹とも常にごはんを探しているという所。ごはんやホネを探してあちこちに現れるが、犬だからなのか、頭が悪いからなのか、やること言うことが突拍子もない。そんな二匹の日常を切り取ったような話。

登場人物 編集

  • リトルドッグ :青山穣/原語版:マーク・シフ
    外見は胴長短足のダックスフントに似ている(本当の犬種は不明)小さな犬。おしゃべりで落ち着きがなく、なにかと大げさに大騒ぎし、踊り、歌う。気が小さいが態度はデカい。早口言葉と早とちりが得意。好きな物は、ボール、ホネ、ごはん。苦手な物はネコ、文字の読み書き。
  • ビッグドッグ 声:田中総一郎/原語版:ブラッド・ギャレット
    外見は牧羊犬に似た(リトルドッグと同じく犬種は不明)大きな犬。昔は小さかったらしいが、リトルドッグと同じで子供。リトルドッグよりも口数が少なく落ち着いているように見えるが、実際はただその状況を把握していないだけ。いつもぼんやりしていて、食べ物のことを考えているか寝ているかしかしていない。胃袋が大きく、何でも食べる。
  • ハリウッド 声:石井隆夫/原語版:ブライアン・カミングス
    ある時は農家、またある時はカジノのオーナー、またまたある時はデパートの経営者と、登場するたびに違う役柄で二匹の行く所に出て来る、態度と図体が大きい短足のおじさん。二匹がいくら食べ物を要求しても、無視して全く違うトラブルに巻き込む。だが、二匹を陥れようとしているのではなく、ただの変人だと推測される。口癖は、「かわいいねホーント。だけど違ーう!」
  • ケニー・ファウラー 声:永迫舞 原語版:ジャレット・レノン
    いつもガキ大将のバズに「鈍臭い奴」と言われていじめられている少年。バズだけではなく、クラスメイト達からもいじめられているが、実際に鈍いので、同情を誘うようないじめられっ子ではない。性格は内気。成績も悪く先生に目をつけられていて、普通に歩いていても転び、靴紐も結べない。好きな女子がいるが、その女子もケニーのことは全く相手にしていないと思われる。

スタッフ 編集

メインスタッフ 編集

  • 原作 / 監督 - ドノヴァン・クック
  • ストーリーエディター - マーク・サラセニ
  • デザイン・スーパーバイザー - ボブ・オノラート
  • スーパーバイジング・アニメーションディレクター - ジョアンナ・ロメルサ
  • 美術監督 - クレイグ・マクラッケン
  • 背景スーパーバイザー - アル・グマー
  • 編集 - ティム・アイバーソン
  • 音楽 - ヴォーン・ジョンソン
  • プロデューサー - ドノヴァン・クック、ラリー・フーバー
  • エグゼクティブプロデューサー - バズ・ポタムキン
  • アニメーション制作 / 製作著作 - ハンナ・バーベラ・カートゥーン
  • 共同制作 - MR.ビッグ・カートゥーンズ、ワン・フィルム・プロダクション
  • 製作 - ハンナ・バーベラ・カートゥーン、ターナー・エンタテインメント

<日本語版制作スタッフ> 編集

  • プロデューサー - 伊藤文子(カートゥーン ネットワーク)
  • 翻訳 - 原口真由美
  • 演出 - 中野洋志
  • 調整 - 亀田亮治
  • 日本語版制作 - ACクリエイト株式会社

各話リスト 編集

  • 超秘密探偵クルクルは除く。
話数 サブタイトル 原題 脚本 絵コンテ 演出 アニメーションディレクター
#1 開けドア Door Jam ロバート・ガンナウェイ マイク・ミッチェル ドノヴァン・クック ヴィンス・ウォーラー
ホネはどこ? Where's The Bone? ゲンディ・タルタコフスキー -
#2 コーンフレーク Corn Flakes マーク・サラセニ ロブ・レンゼッティ ヴィンス・ウォーラー
いつでも一緒 Home is Where your Head is トニー・クレイグ -
#3 ラスベガス Vegas Buffet
恋のひととき Love in the Park ロバート・ガンナウェイ ヴィンス・ウォーラー
#4 宝物自慢 Show and Tell マーク・サラセニ コンラッド・ヴァーノン -
ドライブイン At the Drive In
#5 スペースドッグ Space Dogs ヘンリー・ギルロイ ロブ・レンゼッティ ロン・ヒュガート
パイはどこ? Pie in the Sky レーン・ライチャート ビリー・ボブ・タッカー ラス・ムーニー
#6 25セント A Quarter ロバート・ガンナウェイ トニー・クレイグ ヴィンス・ウォーラー
レッド Red リチャード・パーセル
レーン・ライチャート
アシュリー・ブラノン ゲンディ・タルタコフスキー
#7 ハリウッド先生 Substitute Teacher マーク・サラセニ ロブ・レンゼッティ -
こっちが近道 Seeing Eye Dogs ロバート・ガンナウェイ ロン・ゾーマン ボブ・ジャック
#8 おばけがでた Spooks-A-Poppin' リチャード・パーセル ビリー・ボブ・タッカー ロン・ヒュガート
シープドッグ Sheep Dogs シルヴィア・エドワーズ マウロ・カサレーゼ ボブ・ジャック
#9 ゆかいな家族 Family Values レーン・レイチャート トニー・クレイグ ロン・ヒュガート
レッドの逆襲 Red Strikes Back リチャード・パーセル ロン・ゾーマン ボブ・ジャック
#10 ゴミの日 Trash Day ロバート・ガンナウェイ ビリー・ボブ・タッカー ヴィンス・ウォーラー
ハリウッドの箱舟 Hollywood's Ark レーン・レイチャート -
#11 スタントドッグ Stunt Dogs ロバート・ガンナウェイ ロブ・レンゼッティ ゲンディ・タルタコフスキー
レッドの復讐 Return of Red リチャード・パーセル
レーン・レイチャート
ケリー・アームストロング ボブ・ジャック
#12 ふしぎな金曜日 Far-Out Friday マーク・サラセニ ビリー・ボブ・タッカー -
ぴったり当てまショー Let's Make a Right Price リチャード・パーセル ジョー・サッグス ヴィンス・ウォーラー
#13 ネコ! Cat! マーク・サラセニ ロブ・レンゼッティ -
恋のキューピッド Love Doctors ゲンディ・タルタコフスキー
#14 (不明) Jerk マーク・サラセニ
ロブ・レンゼッティ
エディ・フィッツジェラルド ゲンディ・タルタコフスキー -
#15 Las Pelotas! ドノヴァン・クック ドノヴァン・クック
#16 Post Office ロバート・ガンナウェイ トニー・クレイグ
#17 Day Dream ロブ・レンゼッティ
#18 Love マーク・サラセニ コンラッド・ヴァーノン ドノヴァン・クック
トッド・フレデリクセン
マイルス・トンプソン
#19 Inside Out ロバート・ガンナウェイ トニー・クレイグ トニー・クレイグ
#20 Spit Soup シルヴィア・エドワーズ
マーク・サラセニ
テッド・マトー
#21 Fun! ロブ・レンゼッティ
#22 The Rise and Fall of the Big Dog - テディ・ニュートン ドノヴァン・クック
#23 Cookies, Ookies, Blookies マーク・サラセニ
ロブ・レンゼッティ
アンドリュー・スタントン ドノヴァン・クック
トニー・クレイグ
#24 Cartoon Canines ロバート・ガンナウェイ マイルス・トンプソン トニー・クレイグ
#25 Bathroom Humor ジーク・カム トッド・フレデリクセン
#26 Hobo Hounds ロブ・レンゼッティ

日本で公開されたのは、現在上記の13話のみ。日本未公開のエピソードは全部で13話ある。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

  1. ^ KADOKAWA月刊ニュータイプ』2000年1月号p.181

外部リンク 編集