ドイツ・ツアー(Deutschland Tour ドイチュラント・トゥーア )は、自転車ロードレースのステージレース。

歴史 編集

 
Deutschland Tour 2006 - 6. Etappe

ドイツにおいては1911年には既に全国的な自転車レースが開かれており、その後も1931年まで幾度か催されはしたものの、運営する組織もレース状況も毎回全く異なるものであった。1931年になると最初のドイツ・ツアーが開催され、1937年から1939年第二次世界大戦が勃発するまでの間の大会はファンを惹きつけ、またよく運営されたものであったと一般に考えられている。

ドイツにおける自転車レースの歴史は、近隣諸国のベルギーフランスイタリアのように殊に目立った高潮を見た事はなく、その人気はドイツ人選手の成否如何に左右されてきた。西ドイツではいくつかのツアーが同時開催されたこともある。

しかしヤン・ウルリッヒツール・ド・フランスでの勝利の後に熱狂的に高まった自転車レースの人気によって、1999年以後はドイツ・ツアーも盛んに開催されるようになった。2005年にはUCIプロツアーに組み込まれ、期間も7日間から9日間に拡大された。

しかしながら、2008年にドイツのチームであるゲロルシュタイナーの2選手、シュテファン・シューマッハーベルンハルト・コールのツール・ド・フランスにおけるドーピング違反が発覚し、自転車ロードレースのドーピング問題に対して厳しいドイツの世論を反映してスポンサーが撤退。新たなスポンサーも見つからず、2009年以降は開催されていなかった。しかし2018年からASOの主催によりUCIヨーロッパツアー2.1の4日間のステージレースとして再開された[1]

2019年、2.HCに昇格。2020年からUCIプロシリーズ (2.Pro)。

歴代優勝者 編集

脚注 編集

  1. ^ D-Tour gibt Comeback im August 2018 über vier Tage - radsport-news.com 2016/7/19
  2. ^ ドーピングにより成績剥奪。詳しくは該当選手の項目を参照のこと。

外部リンク 編集